【連載】ガジェットTIPS
これからの標準になる? 「USB4」をサクッと解説
3月に「USB4」が発表されました。USB 2準拠の製品はいまなお販売され続け、USB 3への移行すら道半ばという状況ではありますが、次世代規格が早くも登場した格好です。その仕様の特徴を簡潔にいえば、「より速く、よりシンプルに」といったところでしょうか。
USB4では、Thunderbolt 3の技術をベースに採用することで、最大で40Gbpsという高速なデータ転送を可能にしました。現行の最新規格(USB 3.2)の最高速度は20Gbpsですから、2倍高速になるというわけです。USB 2.0(480Mbps)に比べると80倍以上のスピードですから、ファイル転送の高速化や映像など大容量データの伝送性能アップが期待できます。ただし、USB 3.2準拠の市販品は2019年3月時点で存在せず、年内の発売に間に合うかどうかという状況です。USB4はその先ですから、あくまで規格上の数値ということになります。
「よりシンプルに」という部分では、従来のUSB規格との互換性が挙げられます。USB4ではUSB 2.0とUSB 3.2、およびThunderbolt 3との後方互換性が確保されるうえ、上下左右が対称で差し込む方向を気にせずにすむType-C端子が採用されるため、現在利用しているUSB機器およびディスプレイの多くをそのまま利用できます。1本のケーブルで音声データや映像など異なる複数の信号(プロトコル)を伝送できる点も、シンプルさを進めたものといえるでしょう。
今回発表されたUSB4の規格仕様は、50以上の有力企業による検証を経て策定されたものですが、正式なスペックは今年半ば以降に決まる予定ですから、実際の製品が登場するのは来年以降になること確実です。一般向け製品については、次の規格が登場するまで待とう、などと買い控えを考える必要はないでしょう。
USB4では、Thunderbolt 3の技術をベースに採用することで、最大で40Gbpsという高速なデータ転送を可能にしました。現行の最新規格(USB 3.2)の最高速度は20Gbpsですから、2倍高速になるというわけです。USB 2.0(480Mbps)に比べると80倍以上のスピードですから、ファイル転送の高速化や映像など大容量データの伝送性能アップが期待できます。ただし、USB 3.2準拠の市販品は2019年3月時点で存在せず、年内の発売に間に合うかどうかという状況です。USB4はその先ですから、あくまで規格上の数値ということになります。
「よりシンプルに」という部分では、従来のUSB規格との互換性が挙げられます。USB4ではUSB 2.0とUSB 3.2、およびThunderbolt 3との後方互換性が確保されるうえ、上下左右が対称で差し込む方向を気にせずにすむType-C端子が採用されるため、現在利用しているUSB機器およびディスプレイの多くをそのまま利用できます。1本のケーブルで音声データや映像など異なる複数の信号(プロトコル)を伝送できる点も、シンプルさを進めたものといえるでしょう。
今回発表されたUSB4の規格仕様は、50以上の有力企業による検証を経て策定されたものですが、正式なスペックは今年半ば以降に決まる予定ですから、実際の製品が登場するのは来年以降になること確実です。一般向け製品については、次の規格が登場するまで待とう、などと買い控えを考える必要はないでしょう。