【連載】ガジェットTIPS
「USB Type-C なら速い」は間違い! サクッと解説
スマートフォンやデジタルオーディオプレイヤー(DAP)など、上下の向きを気にせず抜き差しできる「Type-C」端子を採用した製品が急増しています。同じタイミングでUSB 3.x(USB 3.0以降の規格)に準拠した製品も増えているためか、Type-C端子すなわちUSB 3.x準拠製品と認識されることもあるようですが、これは誤りです。
というのも、Type-C端子はあくまでコネクタ形状/ピン配置の規格であり、USB機器としての性能を決定するわけではないためです。同様にType-C端子を備えたUSBケーブルであっても、あるケーブルはUSB 2.0、またあるケーブルはUSB 3.1ということがありえます。外観に違いはありませんから、購入時のパッケージなどで見分けるしかありません。
USB 3.1の時代にUSB 2.0仕様の製品が存在する理由ですが、特にオーディオ機器の場合、DSD 11.2MHzやPCM 384kHzといったハイレゾ音源であっても、USB 2.0のデータ転送速度でステレオ/2ch再生にじゅうぶん対応可能ということが挙げられます。
さらにいえば、USB 2.0ではデータ転送用と電源用で計4本(micro USBは識別用を加え計5本)の芯線で足りますが、USB 3.xでは9本の芯線が必要です。外部ノイズの影響を考えても、オーディオ用途では積極的にUSB 3.x対応する理由がありません。実際、Type-C端子を備えるDAPが内部的にはUSB 2.0ということがよくあります。
というのも、Type-C端子はあくまでコネクタ形状/ピン配置の規格であり、USB機器としての性能を決定するわけではないためです。同様にType-C端子を備えたUSBケーブルであっても、あるケーブルはUSB 2.0、またあるケーブルはUSB 3.1ということがありえます。外観に違いはありませんから、購入時のパッケージなどで見分けるしかありません。
USB 3.1の時代にUSB 2.0仕様の製品が存在する理由ですが、特にオーディオ機器の場合、DSD 11.2MHzやPCM 384kHzといったハイレゾ音源であっても、USB 2.0のデータ転送速度でステレオ/2ch再生にじゅうぶん対応可能ということが挙げられます。
さらにいえば、USB 2.0ではデータ転送用と電源用で計4本(micro USBは識別用を加え計5本)の芯線で足りますが、USB 3.xでは9本の芯線が必要です。外部ノイズの影響を考えても、オーディオ用途では積極的にUSB 3.x対応する理由がありません。実際、Type-C端子を備えるDAPが内部的にはUSB 2.0ということがよくあります。