拡張できる独自機能も便利
これが欲しかった!初日に品切れ、Amazon “コンセントに挿すだけ”「Echo Flex」が便利
Amazonからプラグイン式のスマートスピーカー「Echo Flex」が発売された。これまでの同社スマートスピーカー “Echoシリーズ” とは違って、コンセントに挿すだけで使えるという手軽さが魅力のモデルだ。
さらに価格は、これまでのエントリーモデルだった「Echo Dot」から約半額の2,980円(税込)。設置しやすく価格が安いとなれば、初めて購入する方や買い足したいという方にピッタリだろう。
このようなコンセプトを待ち望んだユーザーが多いからか、発売日当日の11月14日に完売した(今は在庫が復活したようだ)。その使い勝手をレポートしたい。
■スマートスピーカーとして十分な性能。設置性も高く魅力的
Echo Flexは手に乗るほどのコンパクトサイズ。プラグは上部に備えられており、壁コンセントの片側に接続した際、反対の差込口を塞がないのが嬉しい。なおAmazonでは玄関や廊下など、これまで設置の難しかった場所にも使えるとアピールしている。
まずコンセントに接続すると、「Alexaアプリ」を立ち上げて指示に従うよう促されるので、指示通りにWi-Fiなどの設定をするだけでセットアップは終了する。設定項目も少ないため、順調に進めば2 - 3分で使い始められる。
基本的な機能はこれまでのEchoシリーズと同様に、「アレクサ、◯◯して」といったように話しかけるだけ。天気を聞いたりニュースを読み上げたり、音楽を再生したりなどに対応する。
なお価格の制約からか、音声認識用マイクの数が2基に削減されている。「Echo Dot」の4基、「Echo」の7基と比べると少ないが、数メートル離れたところからでも十分に認識してくれた。
また本体サイズが小さいため、スピーカーサイズも0.6インチと小さくなっている(Echo Dotは1.6インチ、Echoは3.0+0.8インチ)。このためか、サウンドは低音が控えめな印象だ。BGMを流すくらいは十分だが、音楽を楽しむ場合は上位モデルを選ぶか、搭載する3.5mm端子やBluetoothから出力し、外部のスピーカーで再生したほうが良いだろう。
一方でスピーカーと声の相性はよく、クリアで聞き取りやすいため、ラジオなどを流すのにちょうどよい。この点はEcho Dotよりも上なのではないかと感じられた。
■USB接続で機能を拡張、ナイトライトにも変身できる
もう一つの特徴として本気は、本体の下部にUSB Type-Aポート(7.5W)を搭載している。もちろんUSBケーブルを接続することで、スマートフォンなどの充電もできるようになっている。
しかし、それだけではない。サードパーティからここに接続できるアクセサリーが販売されており、機能を拡張できるのだ。今回は発売と同時にリリースされた、THIRD REALITYの「スマートナイトライト」「モーションセンサー」も用意したので、これらの組み合わせも試してみたい。
まずスマートナイトライトだが、これはEcho Flexをナイトライトに変身させることができるアイテム。音声操作によってライトの色を変更できるほか、明るさの調整にも対応する。なお、Amazonでは1,780円(税込)で販売されている。
デフォルトの白色は色温度低めの暖かい色で、ナイトライトとして使いやすそうだ。そのほか、赤/黄/青/緑なども用意。加えてサーモンやトルコ色といった珍しい色も含め、全16色に対応している。
明るさは、最大の状態で1メートルほど照らせるといったところ。Amazonでは部屋の照明として使うことは推奨していないが、まさに説明通りの明るさといった印象を受ける。明るさの調整は細かく設定可能で、1から100までの100段階で指定できる。
見た目はEcho Flexとライトが一体化されてはいるが、他のスマートスピーカー対応ライトと同じように “単体のライト” として認識される。そのため “玄関” など名前をつけて「アレクサ、玄関のライトの色を赤にして」などと、別の場所からコントロールできる。便利ではあるが、初めての方は慣れるまで戸惑いそうだ(なおデフォルトでは “一番目ライト” として登録される)。
もう一つの「モーションセンサー」は、正面の人の動きを感知できるというアイテムで、価格はスマートナイトライトと同じく1,780円(税込)。これを使うと、たとえばセンサーを感知して部屋の照明をオンにする、一定時間感知しないと照明を消す、といったことが可能になる。
これらの設定はAlexaアプリから行い、「アクション」として時間や条件などを細かく設定可能。先述したように家電のコントロールはもちろん、ニュースの読み上げ、天気、音楽再生も選べるし、一度に同時実行することもできる。
音楽は秒数も指定できるので、通り過ぎたり近づいたりした際のチャイムとして動作させることもできた。Amazon Musicにはファミリーマートの入店音も販売されているようなので、これを設定して “自宅ファミマ気分” を体験するのもアリかもしれない。
なお残念だと思ったのがセンサーのラグで、離れたあともしばらくは “動作を検出” と表示されていた。これは複数人が通った際の誤作動を防ぐ目的もあるだろうが、素早い連続操作などが行えない。とはいえ、使い方次第で幅広いことが出来るため、注目したいアイテムだと感じた。
◇
Echo Flexはプラグイン式や拡張機能など、同モデルにしかない特徴を備えている。価格はシリーズ最安値ではあるが、コストダウンで基本機能が大きく削除されている印象もなく、不便なく音声アシスタントを利用できる。
普段から家でスマートスピーカーを愛用する記者も、日頃からケーブルの存在は気になっており、Echo Flexはまさに「これが欲しかった!」というモデルだった。スマートスピーカーに興味のある方には “はじめての一台” に、すでに他のEchoユーザーであっても “追加の一台” として、Echo Flexの人気は続きそうだ。
さらに価格は、これまでのエントリーモデルだった「Echo Dot」から約半額の2,980円(税込)。設置しやすく価格が安いとなれば、初めて購入する方や買い足したいという方にピッタリだろう。
このようなコンセプトを待ち望んだユーザーが多いからか、発売日当日の11月14日に完売した(今は在庫が復活したようだ)。その使い勝手をレポートしたい。
■スマートスピーカーとして十分な性能。設置性も高く魅力的
Echo Flexは手に乗るほどのコンパクトサイズ。プラグは上部に備えられており、壁コンセントの片側に接続した際、反対の差込口を塞がないのが嬉しい。なおAmazonでは玄関や廊下など、これまで設置の難しかった場所にも使えるとアピールしている。
まずコンセントに接続すると、「Alexaアプリ」を立ち上げて指示に従うよう促されるので、指示通りにWi-Fiなどの設定をするだけでセットアップは終了する。設定項目も少ないため、順調に進めば2 - 3分で使い始められる。
基本的な機能はこれまでのEchoシリーズと同様に、「アレクサ、◯◯して」といったように話しかけるだけ。天気を聞いたりニュースを読み上げたり、音楽を再生したりなどに対応する。
なお価格の制約からか、音声認識用マイクの数が2基に削減されている。「Echo Dot」の4基、「Echo」の7基と比べると少ないが、数メートル離れたところからでも十分に認識してくれた。
また本体サイズが小さいため、スピーカーサイズも0.6インチと小さくなっている(Echo Dotは1.6インチ、Echoは3.0+0.8インチ)。このためか、サウンドは低音が控えめな印象だ。BGMを流すくらいは十分だが、音楽を楽しむ場合は上位モデルを選ぶか、搭載する3.5mm端子やBluetoothから出力し、外部のスピーカーで再生したほうが良いだろう。
一方でスピーカーと声の相性はよく、クリアで聞き取りやすいため、ラジオなどを流すのにちょうどよい。この点はEcho Dotよりも上なのではないかと感じられた。
■USB接続で機能を拡張、ナイトライトにも変身できる
もう一つの特徴として本気は、本体の下部にUSB Type-Aポート(7.5W)を搭載している。もちろんUSBケーブルを接続することで、スマートフォンなどの充電もできるようになっている。
しかし、それだけではない。サードパーティからここに接続できるアクセサリーが販売されており、機能を拡張できるのだ。今回は発売と同時にリリースされた、THIRD REALITYの「スマートナイトライト」「モーションセンサー」も用意したので、これらの組み合わせも試してみたい。
まずスマートナイトライトだが、これはEcho Flexをナイトライトに変身させることができるアイテム。音声操作によってライトの色を変更できるほか、明るさの調整にも対応する。なお、Amazonでは1,780円(税込)で販売されている。
デフォルトの白色は色温度低めの暖かい色で、ナイトライトとして使いやすそうだ。そのほか、赤/黄/青/緑なども用意。加えてサーモンやトルコ色といった珍しい色も含め、全16色に対応している。
明るさは、最大の状態で1メートルほど照らせるといったところ。Amazonでは部屋の照明として使うことは推奨していないが、まさに説明通りの明るさといった印象を受ける。明るさの調整は細かく設定可能で、1から100までの100段階で指定できる。
見た目はEcho Flexとライトが一体化されてはいるが、他のスマートスピーカー対応ライトと同じように “単体のライト” として認識される。そのため “玄関” など名前をつけて「アレクサ、玄関のライトの色を赤にして」などと、別の場所からコントロールできる。便利ではあるが、初めての方は慣れるまで戸惑いそうだ(なおデフォルトでは “一番目ライト” として登録される)。
もう一つの「モーションセンサー」は、正面の人の動きを感知できるというアイテムで、価格はスマートナイトライトと同じく1,780円(税込)。これを使うと、たとえばセンサーを感知して部屋の照明をオンにする、一定時間感知しないと照明を消す、といったことが可能になる。
これらの設定はAlexaアプリから行い、「アクション」として時間や条件などを細かく設定可能。先述したように家電のコントロールはもちろん、ニュースの読み上げ、天気、音楽再生も選べるし、一度に同時実行することもできる。
音楽は秒数も指定できるので、通り過ぎたり近づいたりした際のチャイムとして動作させることもできた。Amazon Musicにはファミリーマートの入店音も販売されているようなので、これを設定して “自宅ファミマ気分” を体験するのもアリかもしれない。
なお残念だと思ったのがセンサーのラグで、離れたあともしばらくは “動作を検出” と表示されていた。これは複数人が通った際の誤作動を防ぐ目的もあるだろうが、素早い連続操作などが行えない。とはいえ、使い方次第で幅広いことが出来るため、注目したいアイテムだと感じた。
Echo Flexはプラグイン式や拡張機能など、同モデルにしかない特徴を備えている。価格はシリーズ最安値ではあるが、コストダウンで基本機能が大きく削除されている印象もなく、不便なく音声アシスタントを利用できる。
普段から家でスマートスピーカーを愛用する記者も、日頃からケーブルの存在は気になっており、Echo Flexはまさに「これが欲しかった!」というモデルだった。スマートスピーカーに興味のある方には “はじめての一台” に、すでに他のEchoユーザーであっても “追加の一台” として、Echo Flexの人気は続きそうだ。