【連載】ガジェットTIPS
マンションのブロードバンド回線、高速化できる?
デジタルガジェットの通信インフラといえばWi-Fiですが、自宅のWi-Fi環境は光ファイバーなどのブロードバンド回線の利用が前提になります。ブロードバンド回線の速度や安定性に難があると、当然ながらWi-Fiにも悪影響がおよびます。
ありがちなのが「宅内配線はVDSL」という問題。マンションでは、光ファイバー回線を引き込んだにしても、共用スペースから各戸への配線に電話回線を流用するVDSL方式を採用していると、理論上の最大速度とされる100Mbpsより速度が上がりません。配線はマンションの共有部分を使うため、各戸独自に光ファイバー回線へ交換するわけにもいかず、管理組合やオーナー(賃貸の場合)の判断と配線入れ替え工事が必要になります。
残念ながら、VDSLのままでは劇的な通信速度改善は望めませんが、ノイズに弱い(多数の家電が動作する居住空間はノイズが多く微弱なVDSLの信号は影響を受けてしまう)というVDSLの弱点を理解すれば、いくつかの改善策が見えてきます。
たとえば、VDSLモデムとローゼット(電話線挿込口)をつなぐケーブル。電話機に付属するような平たいタイプはノイズの影響を受けやすく、速度低下につながります。これをシールド付ツイストペアケーブルへ交換すれば、若干とはいえVDSLの速度改善を期待できます。
このローゼットをVDSLモデムをつなぐケーブルは、ノイズの影響を小さくするためにできるだけ短くしましょう。つまり、VDSLモデムはできるだけローゼット付近に設置するほうが有利です。一方、VDSLモデムとルータをつなぐケーブル(LANケーブル)は長くしても通信速度に大きな影響がないため、ルータ/Wi-FiルータはふだんPCやスマートフォンを利用する場所に近づけて設置するといいでしょう。
ありがちなのが「宅内配線はVDSL」という問題。マンションでは、光ファイバー回線を引き込んだにしても、共用スペースから各戸への配線に電話回線を流用するVDSL方式を採用していると、理論上の最大速度とされる100Mbpsより速度が上がりません。配線はマンションの共有部分を使うため、各戸独自に光ファイバー回線へ交換するわけにもいかず、管理組合やオーナー(賃貸の場合)の判断と配線入れ替え工事が必要になります。
残念ながら、VDSLのままでは劇的な通信速度改善は望めませんが、ノイズに弱い(多数の家電が動作する居住空間はノイズが多く微弱なVDSLの信号は影響を受けてしまう)というVDSLの弱点を理解すれば、いくつかの改善策が見えてきます。
たとえば、VDSLモデムとローゼット(電話線挿込口)をつなぐケーブル。電話機に付属するような平たいタイプはノイズの影響を受けやすく、速度低下につながります。これをシールド付ツイストペアケーブルへ交換すれば、若干とはいえVDSLの速度改善を期待できます。
このローゼットをVDSLモデムをつなぐケーブルは、ノイズの影響を小さくするためにできるだけ短くしましょう。つまり、VDSLモデムはできるだけローゼット付近に設置するほうが有利です。一方、VDSLモデムとルータをつなぐケーブル(LANケーブル)は長くしても通信速度に大きな影響がないため、ルータ/Wi-FiルータはふだんPCやスマートフォンを利用する場所に近づけて設置するといいでしょう。