【連載】ガジェットTIPS
ゲーミングイヤホンに「低遅延」が大切な理由
スマートフォンを利用した娯楽といえば「ゲーム」ですが、ハードウェアの性能向上もあって内容は急速にレベルアップしています。その遊びかたも、1人で黙々と向き合うものもあれば、チームを組んで取り組むものもあり多種多様、百花繚乱という状況です。
そしてスマートフォンには「ワイヤレス」というトレンドも。イヤホンジャックを廃止した端末が増加したうえに左右分離の完全ワイヤレスイヤホンが大人気、その組み合わせでゲームを楽しもうというのですが、そこには大きな問題が。音声の「遅延」です。
Bluetoothイヤホンの場合、特に対策がなされていない製品は200ミリ秒(1ミリ秒は1000分の1秒)前後の遅延が発生します。一方、低遅延をうたう製品の遅延は40〜60ミリ秒程度に抑えられています。
一般的に、映像と音声のズレが120ミリ秒を超えるあたりから人間は違和感を覚えるそうですが、ゲームにおける遅延は少々事情が異なります。キャラクターの動きと効果音のズレにくわえ、「判定」というゲームの根幹部分に影響が生じるからです。
たとえば、FPS(First Person Shooter)やTPS(Third Person Shooter)と呼ばれるガンシューティング型アクションゲーム。ほかのプレイヤーと対戦するときには、ほんの一瞬の差が勝敗を分けますが、片方のプレイヤーに音声の遅延があったとしたら...音に気付くことが数十ミリ秒遅れたことにより、同時に引き金を引いたつもりでも判定負けしてしまう可能性があるのです。
ゲームにおける遅延は音声だけでなく、ネットワークやディスプレイにも発生しますが、スマートフォンの場合はワイヤレスイヤホンがボトルネックになりがち。勝敗にこだわるのなら、低遅延の製品を選びましょう。
そしてスマートフォンには「ワイヤレス」というトレンドも。イヤホンジャックを廃止した端末が増加したうえに左右分離の完全ワイヤレスイヤホンが大人気、その組み合わせでゲームを楽しもうというのですが、そこには大きな問題が。音声の「遅延」です。
Bluetoothイヤホンの場合、特に対策がなされていない製品は200ミリ秒(1ミリ秒は1000分の1秒)前後の遅延が発生します。一方、低遅延をうたう製品の遅延は40〜60ミリ秒程度に抑えられています。
一般的に、映像と音声のズレが120ミリ秒を超えるあたりから人間は違和感を覚えるそうですが、ゲームにおける遅延は少々事情が異なります。キャラクターの動きと効果音のズレにくわえ、「判定」というゲームの根幹部分に影響が生じるからです。
たとえば、FPS(First Person Shooter)やTPS(Third Person Shooter)と呼ばれるガンシューティング型アクションゲーム。ほかのプレイヤーと対戦するときには、ほんの一瞬の差が勝敗を分けますが、片方のプレイヤーに音声の遅延があったとしたら...音に気付くことが数十ミリ秒遅れたことにより、同時に引き金を引いたつもりでも判定負けしてしまう可能性があるのです。
ゲームにおける遅延は音声だけでなく、ネットワークやディスプレイにも発生しますが、スマートフォンの場合はワイヤレスイヤホンがボトルネックになりがち。勝敗にこだわるのなら、低遅延の製品を選びましょう。