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【連載】ガジェットTIPS

節電タップのランプが切れた。かんたんに修理できる?

公開日 2022/03/31 06:40 海上忍
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電源タップの中には、コンセントごとにスイッチが付いた製品が存在します。待機電力のカットや節電に効果を期待できるほか、接続した電化製品の電源を手もとでオンオフできるというメリットもあります。どの家庭にも1つや2つあるのではないでしょうか?

ランプ付き電源タップのイメージ

そのスイッチ付き電源タップ、使い続けるうちにパイロットランプが点灯しなくなった経験はありませんか?スイッチの動作に支障はないけれど、使用中かどうかを離れた場所から判断できなくなってしまいます。電源タップとしての機能自体には問題がないので、ランプだけ修理できればと考えるのも当然ですね。

結論からいうと、電源タップのスイッチを修理するのはかなり困難です。最大の理由は、パイロットランプの照明部分(ネオン球)を少数手に入れるのが難しいこと。電子部品として入手することは不可能ではありませんが、利用している電源タップの仕様にピタリ合うものをかんたんに発見できるとは思えません。

首尾よく部品を入手できたとしても、電源タップでは100Vの電流を扱うだけに慎重を期すべきです。引き込みコンセントの修理とは異なり、電気工事士の資格は必要ないものの、ケーブル処理などで高度な知識と経験が求められます。

電源タップのスイッチが点かなくなったときは、電源タップは消耗品と割り切り買い替えるか、スイッチ自体は機能するのだからランプの点灯を諦めるかの二択となります。そもそも電源タップの寿命は3年から5年、トラッキング火災の危険もあるだけに、ランプが点かなくなったことは買い替えの合図と考えてもよさそうです。

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