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ビデオ会議で使える完全ワイヤレスの選び方を伝授!

ガジェット選びで差をつけろ! しゃかいじん1ねんせいのための完全ワイヤレス講座

公開日 2022/04/29 07:00 かんしゅう:高橋敦/おはなし:ファイルウェブ編集部
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マイク性能を見極める時は「マイクの搭載数」に注目!

タカハシ:ビジネス使いを考えたとき、特に活躍するのがビデオ会議の時。そこで1番大事になってくるのが「マイク性能」だね。

マツナガ:僕も就活の面接だったり、入社後の新人研修で何度もビデオ会議やりましたが……マイクってそんなに大事ですか?

タカハシ:もちろん! マイクの性能が良ければ、それだけ相手にクリアで聴きやすい声を届けることができるから、相手にも良い印象を持ってもらいやすくなる。でもマイクの音質は自分で聴いて確かめることが難しい。だからこそパッケージやWebサイト、店頭でスペックを見たとき、おおよそ判断できるようになっておくことが重要だ。


マツナガ:言われてみればそうですけど……でも店頭のPOPとか通販ページとか見てても、どこがポイントか全然わからないよ〜〜(泣)

タカハシ:特に注目したいポイントのひとつが「通話用マイクの搭載数」。複数のマイクを搭載していると、さまざまな角度から音を拾って分析することで、自分の声と周囲の雑音を分離して、声だけをしっかり拾ってくれる「ビームフォーミング」や、周りの騒音を目立たなくさせる「通話ノイズキャンセリング」などができるんだ。

マツナガ:なるほど! カフェみたいな外の環境では雑音がつきものですし、家にいる時もエアコンがうるさかったりしちゃいますけど、そんな中でも話し声だけをクリアに届けてくれるわけですね!


タカハシ:その通り! 特にここ1、2年くらいはリモート需要が増えたことで、メーカーもビデオ会議用の独自機能を開発・搭載しているパターンも多いから、そこもチェックすることをおすすめするよ。

「ノイズキャンセリング」と「外音取り込み」をスマートに使いこなせ!

タカハシ:もうひとつ、ビデオ会議で役に立つのが「ノイズキャンセリング」だ。

マツナガ:最近は安いイヤホンでも搭載していたりしますよね。確かに音楽聴く時はとても便利ですけど、ビデオ会議にも使えるものですか?

タカハシ:まず、近所で工事中みたいな周りがうるさい環境だと、当たり前だけど相手の声が聞き取りにくくなるよね。するとコミュニケーションがスムーズじゃなくなる上、周りにつられて自分の声も大きくなって、知らないうちに悪い印象を与えているかもしれない。だから、どんな環境でもスマートに通話するためにはノイキャンがとても便利だよ。


マツナガ:言われてみれば確かにそうですね……。と言うことは、周囲の音も聞こえるようにする「外音取り込み」はいらないですね?

タカハシ:そんなことはないよ! 例えば静かな自宅にいる時も、会議中に宅配便が来る予定がある場合は外音取り込みがあるとチャイムを聞き漏らさずに済むよね。他にも会社で会議に参加する場合も外音取り込みをオンにしておけば、仕事仲間から話しかけられた時にちゃんと反応できるし、イヤホンを外さないで会話ができるよね。

マツナガ:つまりうるさい場所ではノイキャン、静かな場所では外音取り込みを使い分けるようにすれば、どんな場所にいる時でもスマートに対応できるわけですね!

タカハシ:完全ワイヤレスを選ぶときには、使う自分が快適かだけじゃなくて、画面の向こう側にいる相手も快適かどうかも考える。こういうちょっとした気配りが実はとても大事なんだ。

マツナガ:(これが……デキるビジネスマンの思考法……。勉強になることばかりだ……!)


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