【連載】ガジェットTIPS
「タンサン」でお馴染みの単3電池、英語では何と呼ぶ?
充電式バッテリーを内蔵するデジタルガジェットが増える一方、乾電池方式の機器も根強く存在します。入れ替えればすぐにフル充電で使えるため、いわゆる “充電待ち” がありません。海外へ出掛けたときも、同じ形状であれば利用できます。
その乾電池、日本では「単1(タンイチ)」や「単3(タンサン)」などと呼びますが、漢字を使用していることからもわかるとおり日本独自の呼び名。当然、シングル・ワンとかシングル・スリーなどと直訳しても通じるわけがありません。
海外で乾電池について言及するときは、国際標準規格に基づく呼称を使うことになります。具体的には、国際電気標準会議(IEC)および日本工業規格(JIS)で定められたものと、アメリカ規格協会(ANSI)で定められたものの2系統を利用します。
サイズでいえば、単1電池はIEC/JISが「20」でANSIが「D」、単3電池はIEC/JISが「6」でANSIが「AA」。IEC/JISではマンガン電池が丸形を意味する「R」、アルカリ電池がアルカリマンガン電池であることを意味する「L」をくわえた「LR」で始まるという命名規則があるため、マンガン単1であれば「R20」、アルカリ単3であれば「LR6」となります。
海外へ出掛けたときに乾電池を交換することになり、その設置場所に「LR03」と書いてあったら...アルカリ単4電池を選べばいいとわかります。見た目の大きさでなく、命名規則で判断するほうが確実ですよ。
おもな乾電池の呼び名
その乾電池、日本では「単1(タンイチ)」や「単3(タンサン)」などと呼びますが、漢字を使用していることからもわかるとおり日本独自の呼び名。当然、シングル・ワンとかシングル・スリーなどと直訳しても通じるわけがありません。
海外で乾電池について言及するときは、国際標準規格に基づく呼称を使うことになります。具体的には、国際電気標準会議(IEC)および日本工業規格(JIS)で定められたものと、アメリカ規格協会(ANSI)で定められたものの2系統を利用します。
サイズでいえば、単1電池はIEC/JISが「20」でANSIが「D」、単3電池はIEC/JISが「6」でANSIが「AA」。IEC/JISではマンガン電池が丸形を意味する「R」、アルカリ電池がアルカリマンガン電池であることを意味する「L」をくわえた「LR」で始まるという命名規則があるため、マンガン単1であれば「R20」、アルカリ単3であれば「LR6」となります。
海外へ出掛けたときに乾電池を交換することになり、その設置場所に「LR03」と書いてあったら...アルカリ単4電池を選べばいいとわかります。見た目の大きさでなく、命名規則で判断するほうが確実ですよ。
マンガン | アルカリ | |||
IEC/JIS | ANSI | IEC/JIS | ANSI | |
単1 | R20 | D | LR20 | D |
単2 | R14 | C | LR14 | C |
単3 | R6 | AA | LR6 | AA |
単4 | R03 | AAA | LR03 | AAA |