オーディオアクセサリー銘機賞受賞記念の特価販売も実施中
音質向上を実感!愛用パーツから電源の強化も叶う、サブゼロ処理研究所「深冷処理サービス」を井上千岳氏が検証
サブゼロ処理研究所が手掛ける、深冷処理サービス「HST(ハイパー・サブゼロ・トリートメント)」。愛用するオーディオ関連パーツやCD、LPなどを同社に送ることで、「BASIC」「EXC」の2グレードから処理が受けられる画期的なサービスだ。
本記事では、このHST処理サービスの魅力を井上千岳氏がレポート。特に電源の強化をポイントにご紹介しよう。
サブゼロ、すなわちクライオジェニックス技術は多くの企業が手がけているが、サブゼロ研究所が行うのは、大阪府堺市の八田工業と共同開発した独自の深冷処理である。冷却は液体窒素ではなく、−100度から−150度のガスで行い、24時間を1クールとして冷却から常温への復帰・乾燥が施される。
通常のBASICは1クール、EXC(エクセレント)は2クールで、さらに上位グレードとなるSEでは、内部応力を除去する特殊処理を加える。なお、このSE処理は同社が販売する製品にのみ適用されるグレードであり、HST処理サービスで選択はできないため、留意いただきたい。
ところで、サブゼロ、つまりクライオ処理はCDソフトから始まった。さらにケーブルの処理も加わり、クライオと言えば「まずはこれ」と認識されているようだ。同研究所のオンラインストアではこれをHST処理サービスの [STEP! 1] と位置付けている。
HSTというのは、ハイパー・サブゼロ・トリートメントのことで、上述したように一般的なクライオ処理と差別化した、同研究所の行う最新の深冷処理を指している。
ソースやケーブルなどの処理を [STEP! 1] とすれば、[STEP! 2] は自作派のためのパーツ類だ。電源プラグや壁コンセント、切り売り電源ケーブルなどだが、他にタッパーウェアというのが面白い。
RCAプラグやYラグ、ヒューズ、リード線、USBメモリーなどを200mlのタッパーウェアに入れてまとめて処理してもらえるというもの。意外なものに意外な効果のあることがわかって非常に興味深い。現在は、同研究所の発足15周年を記念した特別価格で提供されているので、ぜひCTLオンラインショップを覗いてみてほしい。
さて、以上は製品や製品周りの処理である。ここでいまサブゼロ研究所が力を入れているのが [STEP! 3] の「電源を整流する」というものだ。これは言わばインフラに当たるもので、製品周辺とはまた違ったダイナミックな効果が想定されている。
具体的には分岐ブレーカーや屋内配線用ケーブル、電源タップ、そして分電盤までが対象とされている。こうなると電源の大元ということだから、オーディオ・システム全体に効果が及ぶわけである。これまでひとつずつの製品でそれぞれ確かめてきた改善効果が、それらを全て合わせたスケールで一気に発揮させることになるので、どれだけ違いが出るのかやってみないと見当がつかない。
ただ、ブレーカーや分電盤などの交換が音質にも大きな影響を与えることは別のところでも言われていることだから、ここにクライオ処理を行うことは悪いわけがない。
もちろん実際には、専門の電気工事士による施工が必須となるから簡単なものではないが、仮に分電盤からブレーカー、配線、コンセントまで全て処理できたとしたら、システムのインフラが根本から変わることになる。電源ケーブルなどで経験したことが、徹底した形で実現するのに違いない。同研究所の力がこもるのも当然と言える。
なお、[STEP! 1] から [STEP! 3] の処理は、基本的にはBASIC(24時間タイプ)で行われる。ただ希望があれば48時間タイプのEXCも受注することが可能だそうである。
それではここで少しおさらいを含めて、サブゼロ処理、つまりHSTによってどのように音が変わるのか、それを振り返ってみることにしたい。
例えば最もわかりやすいのが電源ケーブルである。これはじっくり試聴したことがあるのだが、ごく一般的な電源ケーブルを使って、それぞれの処理を施した状態で聴いてみた。
元の状態は、低域が沈み切らずぼやけて、高域は張りがない。要するにつまらない音である。これにまず、BASICで処理をすると、いきなり鮮明になったのがわかる。低域がよく伸びてにじみが消え、輪郭がはっきりする。質感が明瞭で上の方まですっと伸びている感触である。
さらにもう1クールかけてEXC処理にすると、今度は細部が緻密になってくる。細かい音が精密に出てくるようになり、レスポンスが全帯域で均一化されている。いわゆる「フラット」という感覚に近づくわけだが、それだけでなくノイズや汚れが徐々に消えて静かになっているのも確かだ。
そして最後に特殊処理を加えたSE。これでレスポンスは下から上まで真っすぐに伸び、細かな音がはっきりと聴こえ、位相も正確に揃ってくる。要するにフラットなだけでなく「正しい音」に変わるのである。
こうした変化が、HSTではどんな場面でも起きてくるのだから、これまで以上にサブゼロ研究所から目が離せない。
さて、現在サブゼロ研究所(CTL)では、昨年秋の「オーディオアクセサリー銘機賞」受賞を記念して、キャンペーンを開催中。同社初のHST-SE処理を施した壁コンセント製品「HST-Concent(SE)-A」を、27%オフの特別価格で限定100個販売している。CTLオンラインストアで販売するほか、ファイルウェブ・ドットショップでも取り扱い中だ。ぜひ注目してほしい。
オーディオアクセサリー誌188号の特集「電源改善プロジェクト」でも詳しく紹介しているが、この壁コンセントには、同研究所の最上級のプロセスとなるSE処理が施されている。以前、この製品でBASICからSEまで、未処理も含めて比較したことがあるが、その違いは歴然で、情報の量と緻密さがまるで別物になる。細部まで精密で、また明瞭なのである。
だから単なるプライスダウンではなく、大変得るところの大きいキャンペーンだということを強調しておきたい。
●取り扱い:サブゼロ処理研究所
〒561-0884大阪府豊中市岡町北2丁目18番26号-2F
TEL:06-7161-4451/FAX:06-7163-788511:40 2022/11/03
【サブゼロ処理研究所HST処理サービス】
●基本はBASIC処理での受け付け ※EXC処理(48時間の工程)は要相談
●施工施設:八田工業(株)
●同社のオンラインストアにて受付中(送料は別途負担)
本記事は『季刊オーディオアクセサリー誌188号』からの転載です。
本記事では、このHST処理サービスの魅力を井上千岳氏がレポート。特に電源の強化をポイントにご紹介しよう。
八田工業と共同開発の独自処理。CDソフトから自作派パーツに加え、“電源の大元” も
サブゼロ、すなわちクライオジェニックス技術は多くの企業が手がけているが、サブゼロ研究所が行うのは、大阪府堺市の八田工業と共同開発した独自の深冷処理である。冷却は液体窒素ではなく、−100度から−150度のガスで行い、24時間を1クールとして冷却から常温への復帰・乾燥が施される。
通常のBASICは1クール、EXC(エクセレント)は2クールで、さらに上位グレードとなるSEでは、内部応力を除去する特殊処理を加える。なお、このSE処理は同社が販売する製品にのみ適用されるグレードであり、HST処理サービスで選択はできないため、留意いただきたい。
ところで、サブゼロ、つまりクライオ処理はCDソフトから始まった。さらにケーブルの処理も加わり、クライオと言えば「まずはこれ」と認識されているようだ。同研究所のオンラインストアではこれをHST処理サービスの [STEP! 1] と位置付けている。
HSTというのは、ハイパー・サブゼロ・トリートメントのことで、上述したように一般的なクライオ処理と差別化した、同研究所の行う最新の深冷処理を指している。
ソースやケーブルなどの処理を [STEP! 1] とすれば、[STEP! 2] は自作派のためのパーツ類だ。電源プラグや壁コンセント、切り売り電源ケーブルなどだが、他にタッパーウェアというのが面白い。
RCAプラグやYラグ、ヒューズ、リード線、USBメモリーなどを200mlのタッパーウェアに入れてまとめて処理してもらえるというもの。意外なものに意外な効果のあることがわかって非常に興味深い。現在は、同研究所の発足15周年を記念した特別価格で提供されているので、ぜひCTLオンラインショップを覗いてみてほしい。
さて、以上は製品や製品周りの処理である。ここでいまサブゼロ研究所が力を入れているのが [STEP! 3] の「電源を整流する」というものだ。これは言わばインフラに当たるもので、製品周辺とはまた違ったダイナミックな効果が想定されている。
具体的には分岐ブレーカーや屋内配線用ケーブル、電源タップ、そして分電盤までが対象とされている。こうなると電源の大元ということだから、オーディオ・システム全体に効果が及ぶわけである。これまでひとつずつの製品でそれぞれ確かめてきた改善効果が、それらを全て合わせたスケールで一気に発揮させることになるので、どれだけ違いが出るのかやってみないと見当がつかない。
ただ、ブレーカーや分電盤などの交換が音質にも大きな影響を与えることは別のところでも言われていることだから、ここにクライオ処理を行うことは悪いわけがない。
もちろん実際には、専門の電気工事士による施工が必須となるから簡単なものではないが、仮に分電盤からブレーカー、配線、コンセントまで全て処理できたとしたら、システムのインフラが根本から変わることになる。電源ケーブルなどで経験したことが、徹底した形で実現するのに違いない。同研究所の力がこもるのも当然と言える。
なお、[STEP! 1] から [STEP! 3] の処理は、基本的にはBASIC(24時間タイプ)で行われる。ただ希望があれば48時間タイプのEXCも受注することが可能だそうである。
BASICでも十分な効果。鮮明で伸びのある音質を生む
それではここで少しおさらいを含めて、サブゼロ処理、つまりHSTによってどのように音が変わるのか、それを振り返ってみることにしたい。
例えば最もわかりやすいのが電源ケーブルである。これはじっくり試聴したことがあるのだが、ごく一般的な電源ケーブルを使って、それぞれの処理を施した状態で聴いてみた。
元の状態は、低域が沈み切らずぼやけて、高域は張りがない。要するにつまらない音である。これにまず、BASICで処理をすると、いきなり鮮明になったのがわかる。低域がよく伸びてにじみが消え、輪郭がはっきりする。質感が明瞭で上の方まですっと伸びている感触である。
さらにもう1クールかけてEXC処理にすると、今度は細部が緻密になってくる。細かい音が精密に出てくるようになり、レスポンスが全帯域で均一化されている。いわゆる「フラット」という感覚に近づくわけだが、それだけでなくノイズや汚れが徐々に消えて静かになっているのも確かだ。
そして最後に特殊処理を加えたSE。これでレスポンスは下から上まで真っすぐに伸び、細かな音がはっきりと聴こえ、位相も正確に揃ってくる。要するにフラットなだけでなく「正しい音」に変わるのである。
こうした変化が、HSTではどんな場面でも起きてくるのだから、これまで以上にサブゼロ研究所から目が離せない。
最上位SEの効果を体験できる「壁コンセント」販売中。特別価格は今だけ!
さて、現在サブゼロ研究所(CTL)では、昨年秋の「オーディオアクセサリー銘機賞」受賞を記念して、キャンペーンを開催中。同社初のHST-SE処理を施した壁コンセント製品「HST-Concent(SE)-A」を、27%オフの特別価格で限定100個販売している。CTLオンラインストアで販売するほか、ファイルウェブ・ドットショップでも取り扱い中だ。ぜひ注目してほしい。
オーディオアクセサリー誌188号の特集「電源改善プロジェクト」でも詳しく紹介しているが、この壁コンセントには、同研究所の最上級のプロセスとなるSE処理が施されている。以前、この製品でBASICからSEまで、未処理も含めて比較したことがあるが、その違いは歴然で、情報の量と緻密さがまるで別物になる。細部まで精密で、また明瞭なのである。
だから単なるプライスダウンではなく、大変得るところの大きいキャンペーンだということを強調しておきたい。
●取り扱い:サブゼロ処理研究所
〒561-0884大阪府豊中市岡町北2丁目18番26号-2F
TEL:06-7161-4451/FAX:06-7163-788511:40 2022/11/03
【サブゼロ処理研究所HST処理サービス】
●基本はBASIC処理での受け付け ※EXC処理(48時間の工程)は要相談
●施工施設:八田工業(株)
●同社のオンラインストアにて受付中(送料は別途負担)
本記事は『季刊オーディオアクセサリー誌188号』からの転載です。