【第83回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
その強さ、もはやホラー。「舐めてた相手が実は…」映画の金字塔『イコライザー』第2弾
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2018年公開の『イコライザー2』をご紹介します!
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『イコライザー2』(2018年・アメリカ)
(配信:Netflix)
1980年代に放送されたドラマ「ザ・シークレット・ハンター」をデンゼル・ワシントン主演で映画化した人気シリーズの第2弾。表向きはタクシードライバーとして働くマッコール(デンゼル・ワシントン)だが、その正体は人知れず悪を裁く元CIAのトップエージェント。ある日、元上官が何者かに殺害され、独自に調査を開始するマッコールであったが……。
前作ラストを経て、“イコライザー”としての活動に精を出すマッコール。あらゆる場所へ赴き、あらゆる人と出会うタクシードライバーとして街に溶け込み、世にはびこる悪、救いを求める者たちの声を察知し、弱きを助け、強きを挫く。そんな彼の日常を目の当たりにする序盤だけでも、そのプロフェッショナル度合い、他者を導くやさしさ、哀愁めいたものが垣間見え、彼の人間性に心惹かれることだろう。もちろん、前作同様その場にある物を駆使して敵を秒殺していく様も健在だ。
そして、今回の戦いを通して掘り下げられていくのは彼の過去。正確には、彼が過去に関わってきた人物や土地が登場するだけで決して深掘りされるわけではないのだが、前作以上にマッコールという人間を知ることができるはず。10/6には最終作『イコライザー THE FINAL』が公開するため、この機会に『イコライザー』デビュー(orおさらい)するのは如何でしょう。
(C)2018 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『イコライザー2』(2018年・アメリカ)
(配信:Netflix)
1980年代に放送されたドラマ「ザ・シークレット・ハンター」をデンゼル・ワシントン主演で映画化した人気シリーズの第2弾。表向きはタクシードライバーとして働くマッコール(デンゼル・ワシントン)だが、その正体は人知れず悪を裁く元CIAのトップエージェント。ある日、元上官が何者かに殺害され、独自に調査を開始するマッコールであったが……。
前作ラストを経て、“イコライザー”としての活動に精を出すマッコール。あらゆる場所へ赴き、あらゆる人と出会うタクシードライバーとして街に溶け込み、世にはびこる悪、救いを求める者たちの声を察知し、弱きを助け、強きを挫く。そんな彼の日常を目の当たりにする序盤だけでも、そのプロフェッショナル度合い、他者を導くやさしさ、哀愁めいたものが垣間見え、彼の人間性に心惹かれることだろう。もちろん、前作同様その場にある物を駆使して敵を秒殺していく様も健在だ。
そして、今回の戦いを通して掘り下げられていくのは彼の過去。正確には、彼が過去に関わってきた人物や土地が登場するだけで決して深掘りされるわけではないのだが、前作以上にマッコールという人間を知ることができるはず。10/6には最終作『イコライザー THE FINAL』が公開するため、この機会に『イコライザー』デビュー(orおさらい)するのは如何でしょう。
(C)2018 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |