【第87回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
その結末をあなたは読めるか?失踪した妻と疑われた夫によるサイコロジカル・サスペンス
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2014年公開の『ゴーン・ガール』をご紹介します!
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『ゴーン・ガール』(2014年・アメリカ)
(配信:Disney+ /Amazon Prime Video /Netflix /Hulu)
全米600万部のベストセラーとなったギリアン・フリン原作の同名小説を、『セブン』『ファイト・クラブ』『ソーシャル・ネットワーク』などで知られる名匠デヴィッド・フィンチャー監督が映画化。結婚5周年の記念日を迎えた夫婦、ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。だが、エイミーが突然姿を消し、部屋には大量の血痕が残されていた。失踪したエイミーの行方を探すニックであったが、警察はアリバイが不十分なニックを疑い出し…。
日本において3組に1組が離婚するとも言われるこの時代。言わずもがな、結婚=ゴールなどということは決してなく、結婚後には夫婦としての関係性を構築・維持していく難しさに直面するもの。徐々に解き明かされていく2人の夫婦生活の実態に思い当たる節や共感できる要素を見出す人も多いと思うが、物語はその領域では終わらない。エイミーの身に一体何が起きたのか。
それが明らかになるのと同時に物語は二転三転していき、予期せね展開のオンパレードによってあなたの心は翻弄される。一筋縄ではいかない恋愛や結婚の難しさを軸とした衝撃のサスペンス。その結末をあなたは見破ることができるだろうか。
(C) 2023 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『ゴーン・ガール』(2014年・アメリカ)
(配信:Disney+ /Amazon Prime Video /Netflix /Hulu)
全米600万部のベストセラーとなったギリアン・フリン原作の同名小説を、『セブン』『ファイト・クラブ』『ソーシャル・ネットワーク』などで知られる名匠デヴィッド・フィンチャー監督が映画化。結婚5周年の記念日を迎えた夫婦、ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)。だが、エイミーが突然姿を消し、部屋には大量の血痕が残されていた。失踪したエイミーの行方を探すニックであったが、警察はアリバイが不十分なニックを疑い出し…。
日本において3組に1組が離婚するとも言われるこの時代。言わずもがな、結婚=ゴールなどということは決してなく、結婚後には夫婦としての関係性を構築・維持していく難しさに直面するもの。徐々に解き明かされていく2人の夫婦生活の実態に思い当たる節や共感できる要素を見出す人も多いと思うが、物語はその領域では終わらない。エイミーの身に一体何が起きたのか。
それが明らかになるのと同時に物語は二転三転していき、予期せね展開のオンパレードによってあなたの心は翻弄される。一筋縄ではいかない恋愛や結婚の難しさを軸とした衝撃のサスペンス。その結末をあなたは見破ることができるだろうか。
(C) 2023 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
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ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |