【第88回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
ボスを倒すまで終わりません!トム・クルーズ主演の死に戻りアクション超大作
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2014年公開の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』をご紹介します!
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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年・アメリカ)
(配信:U-NEXT /Amazon Prime Video)
桜坂洋原作のSFライトノベルを、トム・クルーズ主演でハリウッド実写化。宇宙からの侵略者「ギタイ」によって滅亡の危機に瀕している人類。軍の広報担当であったものの、突如最前線に送り込まれることになった戦闘スキルゼロのケイジ(トム・クルーズ)は、開戦5分で為す術なく戦死。だが、目が覚めると出撃前日に戻っていた…。
あらゆるメディアにおいて扱われ、近年では幅広い世代に認知され人気も博すタイムループもの。RPGなどによくあるレベルや装備を引き継いで初めからプレイする“強くてニューゲーム”的要素や、ラノベ原作アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」における死後に記憶を引き継いだまま同じ箇所からやり直す“死に戻り”を彷彿とさせる本作。その特異な設定やハリウッド規格のド派手なアクションシーンが見応えたっぷりなのだが、実写且つ生身の人間が演じているからこそひしひと伝わってくるものがある。
それは、何度も何度もトライアンドエラーを繰り返すことの大切さ。非現実の世界であろうと私たちが生きる現実であろうと、その重みは変わらない。挑戦することでしか掴み取れないものが必ずあるのだと、死ぬ度に成長を繰り返すケイジの姿が指し示す。気合いを入れたい時に観るのもおすすめです!
(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014年・アメリカ)
(配信:U-NEXT /Amazon Prime Video)
桜坂洋原作のSFライトノベルを、トム・クルーズ主演でハリウッド実写化。宇宙からの侵略者「ギタイ」によって滅亡の危機に瀕している人類。軍の広報担当であったものの、突如最前線に送り込まれることになった戦闘スキルゼロのケイジ(トム・クルーズ)は、開戦5分で為す術なく戦死。だが、目が覚めると出撃前日に戻っていた…。
あらゆるメディアにおいて扱われ、近年では幅広い世代に認知され人気も博すタイムループもの。RPGなどによくあるレベルや装備を引き継いで初めからプレイする“強くてニューゲーム”的要素や、ラノベ原作アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」における死後に記憶を引き継いだまま同じ箇所からやり直す“死に戻り”を彷彿とさせる本作。その特異な設定やハリウッド規格のド派手なアクションシーンが見応えたっぷりなのだが、実写且つ生身の人間が演じているからこそひしひと伝わってくるものがある。
それは、何度も何度もトライアンドエラーを繰り返すことの大切さ。非現実の世界であろうと私たちが生きる現実であろうと、その重みは変わらない。挑戦することでしか掴み取れないものが必ずあるのだと、死ぬ度に成長を繰り返すケイジの姿が指し示す。気合いを入れたい時に観るのもおすすめです!
(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
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ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |