【第107回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
アイアンマンじゃないロバート・ダウニー・Jr.! 名演光る親子の確執と和解の物語
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2014年製作の『ジャッジ 裁かれる判事』をご紹介します!
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『ジャッジ 裁かれる判事』(2014年・アメリカ)
(配信:U-NEXT)
『アイアンマン』『アベンジャーズ』シリーズなどで知られるロバート・ダウニー・Jr.が、『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』など数々の名作に出演してきた名優ロバート・デュヴァルと共演を果たした法廷サスペンスドラマ。金と勝利のためなら手段を選ばない敏腕弁護士ハンク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、判事である父ジョセフ(ロバート・デュヴァル)と絶縁状態であったが、母の死をきっかけに再会。葬儀の翌日、ジョセフがひき逃げの容疑者として逮捕されたことで、父の弁護人を務めることに。裁判が進む中、衝突を繰り返しながらも徐々に心を通わせていく親子であったが…。
トニー・スターク、シャーロック・ホームズ、ドクター・ドリトルなど、特徴的で色濃いキャラクターを多数演じてきたロバート・ダウニー・Jr.であるが、本作で目にできる彼は私たちと変わらぬ“普通”の人間であり、誰もが持つ親子の繋がりに苦悩し葛藤する。親子関係は人それぞれに異なるものだが、親の方が先に老い、先に逝く。
その事実だけは万人共通のものであり、映し出されていく親子の姿を通して、自らの親子関係について思いを馳せる時間を得られることだろう。本当に父親が人を殺したのか。親子の関係に雪解けは訪れるのか。サスペンスとドラマの要素が見事に両立された良作です。
(C) 2014 Village Roadshow Films (BVI) Limited. (C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『ジャッジ 裁かれる判事』(2014年・アメリカ)
(配信:U-NEXT)
『アイアンマン』『アベンジャーズ』シリーズなどで知られるロバート・ダウニー・Jr.が、『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』など数々の名作に出演してきた名優ロバート・デュヴァルと共演を果たした法廷サスペンスドラマ。金と勝利のためなら手段を選ばない敏腕弁護士ハンク(ロバート・ダウニー・Jr.)は、判事である父ジョセフ(ロバート・デュヴァル)と絶縁状態であったが、母の死をきっかけに再会。葬儀の翌日、ジョセフがひき逃げの容疑者として逮捕されたことで、父の弁護人を務めることに。裁判が進む中、衝突を繰り返しながらも徐々に心を通わせていく親子であったが…。
トニー・スターク、シャーロック・ホームズ、ドクター・ドリトルなど、特徴的で色濃いキャラクターを多数演じてきたロバート・ダウニー・Jr.であるが、本作で目にできる彼は私たちと変わらぬ“普通”の人間であり、誰もが持つ親子の繋がりに苦悩し葛藤する。親子関係は人それぞれに異なるものだが、親の方が先に老い、先に逝く。
その事実だけは万人共通のものであり、映し出されていく親子の姿を通して、自らの親子関係について思いを馳せる時間を得られることだろう。本当に父親が人を殺したのか。親子の関係に雪解けは訪れるのか。サスペンスとドラマの要素が見事に両立された良作です。
(C) 2014 Village Roadshow Films (BVI) Limited. (C) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
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ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |