【第127回】ミヤザキタケルの気軽にホームシネマ
トム・ハンクス×スピルバーグ!空港に閉じ込められた男をめぐる感動のヒューマンドラマ
サブスクで映画を観ることが当たり前となりつつある昨今、その豊富な作品数故に、一体何を観たら良いのか分からない。そんな風に感じたことが、あなたにもありませんか。本コラムでは、映画アドバイザーとして活躍するミヤザキタケルが水先案内人となり、選りすぐりの一本をあなたにお届け。今回は2004年公開の『ターミナル』をご紹介します!
◇
『ターミナル』(2004年・アメリカ)
(配信: Netflix / Hulu / U-NEXT)
空港で18年間暮らした男の実話に着想を得たスティーヴン・スピルバーグ監督作。ある目的のためにニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港へ降り立ったビクター(トム・ハンクス)であったが、祖国でクーデターが起こりパスポートが無効になってしまう。亡命・難民申請することもできず、帰国することも入国することも許されず、ろくに言葉も通じない状況の中、ビクターは空港のターミナル内で生活することを余儀なくされてしまうのだが……。
『プライベート・ライアン』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ブリッジ・オブ・スパイ』など、幾度もタッグを組んできたスティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクス。本作では、突如難民になってしまった男が空港で生活を送る姿を、時におかしく、時に切なく、時に微笑ましく描いていく。
限られた空港のターミナル内で衣食住はどうするのか、生活費はどう稼ぐのか、人間関係をどう構築していくのか……。そんな日常では想像し難い人の営みを目の当たりにできる面白さ。そして、明確な強い意思や目的があればこそ、どんな困難をも乗り越えていく人間の逞しさに胸打たれる。一体何が男の心を突き動かすのか。是非ご自分の目と心でお確かめください!ちなみに、ビクターの祖国であるクラコウジア共和国とは架空の国であり、彼が発するクラコウジア語はトム・ハンクスのアドリブだそうです。
TM & (C) 2004 DreamWorks LLC. All Rights Reserved. TM & (C) 2014 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
『ターミナル』(2004年・アメリカ)
(配信: Netflix / Hulu / U-NEXT)
空港で18年間暮らした男の実話に着想を得たスティーヴン・スピルバーグ監督作。ある目的のためにニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港へ降り立ったビクター(トム・ハンクス)であったが、祖国でクーデターが起こりパスポートが無効になってしまう。亡命・難民申請することもできず、帰国することも入国することも許されず、ろくに言葉も通じない状況の中、ビクターは空港のターミナル内で生活することを余儀なくされてしまうのだが……。
『プライベート・ライアン』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『ブリッジ・オブ・スパイ』など、幾度もタッグを組んできたスティーヴン・スピルバーグとトム・ハンクス。本作では、突如難民になってしまった男が空港で生活を送る姿を、時におかしく、時に切なく、時に微笑ましく描いていく。
限られた空港のターミナル内で衣食住はどうするのか、生活費はどう稼ぐのか、人間関係をどう構築していくのか……。そんな日常では想像し難い人の営みを目の当たりにできる面白さ。そして、明確な強い意思や目的があればこそ、どんな困難をも乗り越えていく人間の逞しさに胸打たれる。一体何が男の心を突き動かすのか。是非ご自分の目と心でお確かめください!ちなみに、ビクターの祖国であるクラコウジア共和国とは架空の国であり、彼が発するクラコウジア語はトム・ハンクスのアドリブだそうです。
TM & (C) 2004 DreamWorks LLC. All Rights Reserved. TM & (C) 2014 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.
※本稿記載の配信サービスは執筆時点のものになります。
ミヤザキタケル 1986年生まれ、長野県出身。2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW・宝島社sweet・DOKUSOマガジンでの連載のほか、ラジオ・配信番組・雑誌などで映画を紹介。イベント登壇、MC、映画祭審査員、BRUTUS「30人のシネマコンシェルジュ」など幅広く活動中。 |