公開日 2012/11/28 12:00
人気ショップ店員が語る「SE215 Special Edition」 − フジヤエービック編
【特別企画】
発表直後から予約注文多数
− “ズシン”とくるメリハリのある低域が魅力
SHUREからハイエンドイヤホンの新しいラインナップとして発表されたスペシャルモデル「SE215 Special Edition(以下、SE215 SPE)」が話題を集めている。注目の新製品がベールを脱いで以後、ショップにはどんな反響が集まっているのだろうか。今回は東京・中野のオーディオビジュアル専門店「フジヤエービック」にてヘッドホン担当を務める根本圭さんに、実機を試聴したファーストインプレッションも含めてお話をうかがった。
(株)フジヤエービック
ヘッドホン担当
根本 圭 さん
http://fujiya-avic.co.jp/
−− SHURE「SE215 Special Edition」の発表以後、お店に寄せられる反響はいかがですか。
根本さん:SHURE「SEシリーズ」の入門機ということもあり、どちらかと言えばハイクラスのモデルを好まれる当店のお客様には、そこまで注目されないのではと当初は予測していました。ところが発表後に蓋を開けてみたところ、ものすごい勢いでご予約の申し込みをいただいています。ヘッドホン担当者としては見る目がなかったと反省しています(笑)。11月初旬の時点で当店の予測をはるかに超える数のご予約があったため、慌てて追加注文を出しました。
−− 注文や問い合わせのご連絡を受けて、ファンの方々は新製品のどんなところに注目していると感じていますか。
根本さん:通常、イヤホンは実際に試聴してから購入を検討したいというお客様がほとんどです。ところが本機の場合は10月末に当店が開催した「秋のヘッドホン祭2012」(関連ニュース)にも出展がなく、現時点でまだ店頭に試聴用サンプルがないため、誰もまだ音を聴いたことがないモデルなのにも関わらず、「発売されたら必ず買います」と予約を入れて下さるお客様が多くいらっしゃいます。お客様がSHUREブランドに寄せる信頼感がとても高いことを、改めて実感しています。
見た目のキャッチーさにも注目が集まっていると思います。Twitterなどでも“初音ミクカラー”として話題に上った「トランスルーセントブルー」という、今までのSEシリーズになかった色は、私自身とても新鮮に感じました。青系のカラバリは男性に人気というイメージがありますが、この透明なブルーは女性のお客様にも親しみやすく、ジュエリー感覚で着こなしを楽しんでもらえそうですね。
−− ケーブルの長さがレギュラーモデルの162cmから、スペシャルモデルでは116cmに変わったことについてはいかがでしょうか。
根本さん:私も実際にサンプルを使ってみましたが、上着のポケットやバッグに入れてポータブルリスニングを楽しむ際にも、ケーブルがだぶつかずジャストフィットする長さです。この長さの違いによって生まれる使い勝手の変化はかなり大きいと思います。このあたりからも、日本のユーザーに合わせた仕様変更にSHUREがきちんと取り組んでいることがわかって、ひいてはブランドへの信頼感向上につながっていると思います。
SHURE「SEシリーズ」の大きな魅力の一つはケーブルの交換が楽しめることです。イヤホンを買った後も、お客様が色々なケーブルを交換しながら、好みのサウンドが探求できるところも人気のポイントです。実際に当店でもSEシリーズ対応の交換用ケーブルがとても良く売れています。さらにSE215に採用されている「MMCX方式」の端子は互換性が高い標準規格ですので、多くのケーブルブランドが交換用ケーブルを提供しやすい環境にあります。またケーブルを自作して楽しまれる方にとっては、自分でつくったケーブルをつないでしまうという楽しみ方もできます。
−− 音を聴かれてみた印象はいかがですか。
根本さん:「SE215」のレギュラーモデルと聴き比べてみましたが、やはり低域が大きく変わっていることを実感しました。「SE215」はフラットなバランスながらも少し低域に量感を持たせた、やや柔らかく大人しめなサウンドという印象がありました。一方で「SE215 SPE」を聴いた印象は、低域の量感が増えたというよりも、“質感”が高まったというイメージでした。低域はボワつくことなく、“ズシン”とメリハリのあるサウンドです。中低域がかなり引き締まった感じで、音像全体がしっかりとしています。ジャンル的にはロックやテクノ系など、低域をキレよく、ズバッとキメて欲しい音楽を聴く際に最適なイヤホンではないでしょうか。
−− ショップとして今後「SE215 SPE」にどんな期待をかけていますか。
根本さん:「SEシリーズ」のバリエーションが広がったことで、今までのSHUREのイメージが変わっていくのではないでしょうか。より幅広い層のお客様がSHUREの製品に興味を持たれて、サウンドを楽しんで欲しいと思います。また、発売前からかなり人気の高いモデルですので、ショップとしてはたくさん売れて欲しいと期待しています(笑)。
− “ズシン”とくるメリハリのある低域が魅力
SHUREからハイエンドイヤホンの新しいラインナップとして発表されたスペシャルモデル「SE215 Special Edition(以下、SE215 SPE)」が話題を集めている。注目の新製品がベールを脱いで以後、ショップにはどんな反響が集まっているのだろうか。今回は東京・中野のオーディオビジュアル専門店「フジヤエービック」にてヘッドホン担当を務める根本圭さんに、実機を試聴したファーストインプレッションも含めてお話をうかがった。
ヘッドホン担当
根本 圭 さん
http://fujiya-avic.co.jp/
−− SHURE「SE215 Special Edition」の発表以後、お店に寄せられる反響はいかがですか。
根本さん:SHURE「SEシリーズ」の入門機ということもあり、どちらかと言えばハイクラスのモデルを好まれる当店のお客様には、そこまで注目されないのではと当初は予測していました。ところが発表後に蓋を開けてみたところ、ものすごい勢いでご予約の申し込みをいただいています。ヘッドホン担当者としては見る目がなかったと反省しています(笑)。11月初旬の時点で当店の予測をはるかに超える数のご予約があったため、慌てて追加注文を出しました。
−− 注文や問い合わせのご連絡を受けて、ファンの方々は新製品のどんなところに注目していると感じていますか。
根本さん:通常、イヤホンは実際に試聴してから購入を検討したいというお客様がほとんどです。ところが本機の場合は10月末に当店が開催した「秋のヘッドホン祭2012」(関連ニュース)にも出展がなく、現時点でまだ店頭に試聴用サンプルがないため、誰もまだ音を聴いたことがないモデルなのにも関わらず、「発売されたら必ず買います」と予約を入れて下さるお客様が多くいらっしゃいます。お客様がSHUREブランドに寄せる信頼感がとても高いことを、改めて実感しています。
見た目のキャッチーさにも注目が集まっていると思います。Twitterなどでも“初音ミクカラー”として話題に上った「トランスルーセントブルー」という、今までのSEシリーズになかった色は、私自身とても新鮮に感じました。青系のカラバリは男性に人気というイメージがありますが、この透明なブルーは女性のお客様にも親しみやすく、ジュエリー感覚で着こなしを楽しんでもらえそうですね。
−− ケーブルの長さがレギュラーモデルの162cmから、スペシャルモデルでは116cmに変わったことについてはいかがでしょうか。
根本さん:私も実際にサンプルを使ってみましたが、上着のポケットやバッグに入れてポータブルリスニングを楽しむ際にも、ケーブルがだぶつかずジャストフィットする長さです。この長さの違いによって生まれる使い勝手の変化はかなり大きいと思います。このあたりからも、日本のユーザーに合わせた仕様変更にSHUREがきちんと取り組んでいることがわかって、ひいてはブランドへの信頼感向上につながっていると思います。
SHURE「SEシリーズ」の大きな魅力の一つはケーブルの交換が楽しめることです。イヤホンを買った後も、お客様が色々なケーブルを交換しながら、好みのサウンドが探求できるところも人気のポイントです。実際に当店でもSEシリーズ対応の交換用ケーブルがとても良く売れています。さらにSE215に採用されている「MMCX方式」の端子は互換性が高い標準規格ですので、多くのケーブルブランドが交換用ケーブルを提供しやすい環境にあります。またケーブルを自作して楽しまれる方にとっては、自分でつくったケーブルをつないでしまうという楽しみ方もできます。
−− 音を聴かれてみた印象はいかがですか。
根本さん:「SE215」のレギュラーモデルと聴き比べてみましたが、やはり低域が大きく変わっていることを実感しました。「SE215」はフラットなバランスながらも少し低域に量感を持たせた、やや柔らかく大人しめなサウンドという印象がありました。一方で「SE215 SPE」を聴いた印象は、低域の量感が増えたというよりも、“質感”が高まったというイメージでした。低域はボワつくことなく、“ズシン”とメリハリのあるサウンドです。中低域がかなり引き締まった感じで、音像全体がしっかりとしています。ジャンル的にはロックやテクノ系など、低域をキレよく、ズバッとキメて欲しい音楽を聴く際に最適なイヤホンではないでしょうか。
−− ショップとして今後「SE215 SPE」にどんな期待をかけていますか。
根本さん:「SEシリーズ」のバリエーションが広がったことで、今までのSHUREのイメージが変わっていくのではないでしょうか。より幅広い層のお客様がSHUREの製品に興味を持たれて、サウンドを楽しんで欲しいと思います。また、発売前からかなり人気の高いモデルですので、ショップとしてはたくさん売れて欲しいと期待しています(笑)。
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