• ブランド
    特設サイト
公開日 2006/08/25 16:55

高性能をそのままに − ボーズからコンパクトなノイズキャンセリング・ヘッドホン「QC3」が登場

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

ノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort3」
ボーズ(株)は、ノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort」シリーズの新製品として、優れた消音性能と音楽再生能力をそのままに、さらなるコンパクト化を実現した「QuietComfort3」を発表した。

本製品の発売日は10月2日。同社のオンライン直販サイト、および全国のボーズ直営店でのみ取り扱われ、9月1日からは先行予約受付が開始される。価格は税込で47,250円。

同社のノイズキャンセリング・ヘッドホン「QuietComfort2」は、2003年の発売以来、同社独自のアクティブ方式によるノイズキャンセリング技術を搭載した高音質ヘッドホンとして注目を浴びてきた。今回の新製品QuietComfort3は、コンパクトなオンイヤータイプのモデルとして、QuietComfort2と2モデルでラインナップ展開が図られる。

QuietComfortシリーズが採用するノイズキャンセリング方式は、イヤーカップ内に侵入してくる騒音を、内蔵された高性能マイクでモニターし、騒音と逆位相の音波を内蔵スピーカーから送り出すことで消音効果をもたらすというものだ。本プロセスを高速で繰り返すことにより、ノイズを大幅に低減する高度な信号処理技術を採用している。QuietComfort3では、従来は低音域のみに行っていたアクティブ・ノイズキャンセリングを、中高域まで帯域を広げることによって、オンイヤータイプの形状でも優れた消音性能を発揮させている。


消音効果/オーディオ性能/快適な装着感を高次元で融合させたことがQC2では評価された

アクティブとパッシブそれぞれの消音効果について、QC2/QC3では機器の特徴に応じてバランスが取られた

ボーズのノイズキャンセリング技術の研究に関する歴史は古く、プロ用機器にも多くの功績を残している
ちなみに同社のノイズキャンセリング技術の歴史は古く、1978年に研究に着手して以来、航空機のパイロット用ヘッドセットをはじめとするプロフェッショナル機器から一般コンシューマー用ヘッドホンへ、今日まで幅広く展開してきた。ノイズキャンセリング技術を搭載したパイロット用ヘッドセット「Aviation Headset X」は昨年夏に日本国内でも販売を開始し、注目を浴びる製品だ。

QuietComfort3には、前モデルの優れた性能を受け継ぎながら小型化を実現するため、様々な新しい試みが盛り込まれている。イヤーカップの小型化を実現するため、使用部品は一から見直し開発された。極限まで軽量化されたイヤーカップには、取付角度や調整角度にも人間工学に基づく緻密な計算と、独自のノウハウが活かされている。これにより、長時間の装着にも快適な着け心地が実現された。


製品部品は機器の小型化のため、一から見直して開発された

快適・高音質なオンイヤータイプのヘッドホンを実現するため、イヤーカップにも工夫を凝らした
快適な装着感を実現した点も本製品の大きな魅力のひとつだ。通常のオンイヤータイプのヘッドホンであれば、ヘッドバンドをバネにして装着するため、耳にかけた際にクランプ圧がかかり快適な装着感を損なっていた。本製品では独自に形状記憶フォームを使ったイヤークッションを開発し、耳に密着しながらも快適な装着感を実現している。また、イヤーパッドで耳を覆うことで得られるパッシブ・ノイズキャンセリングも、独自のイヤークッションで耳との密着性が高まることにより、オンイヤータイプの形状でも高い効果が発揮されるよう工夫されている。

イヤーカップ側面には独自の「Triportテクノロジー」によるポートが設けられ、内部の空気質量を緻密にコントロールすることにより、聴覚に最適なバランスでの音楽再生を実現している。NASAのスペースシャトルにも搭載され、高い評価を受けたボーズの小型高性能スピーカー技術も活かされ、高音質な音楽性能を実現する。


電源には本体装着タイプの充電池が採用された

世界各国で使える充電器を同梱

専用ケースが付属する
バッテリーは約20時間の連続使用が可能なリチウムイオン充電池を新たに採用する。本体のコンパクト化に結びつけるため、電池は本体に直接セットするカスタムデザインを採用した。専用充電池は4,725円(税込)で単品販売も行われる。その他、付属の専用ケースにはユニバーサルエリア対応の充電器と延長ケーブルのほか、航空機内で本機が楽しめるよう変換プラグも同梱する。


ボーズ(株)代表取締役社長 佐倉住嘉氏
本日同社が行った発表会会場にはボーズ(株)代表取締役社長の佐倉住嘉氏も駆けつけた。佐倉氏は、同社の長きに渡るノイズキャンセリング技術の歴史を冒険家マルコ・ポーロが約25年の月日を費やした「東方見聞録」の旅に例えながら、そのスケールの大きさをアピールした。そして「長年の研究成果を常時最新の技術でリファインし続け、いよいよ完成した最新製品の魅力が多くの方々にご評価いただけるよう期待したい」と抱負を語った。

【問い合わせ先】
ボーズ・エクスポート・インク東京事務所
TEL/0120-002-009

(Phile-web編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ブランドBOSE
  • 型番QuietComfort3
  • 発売日2006年10月2日
  • 価格¥47,250(税込)
【SPEC】●形式:アクティブ型ノイズキャンセリングヘッドホン ●ドライバーユニット:φ35mm ●感度SPL:95dB/1V rms(Lo)、110dB/1V rms(Hi) ●入力インピーダンス:35Ω(Lo)、1,780Ω(Hi) ●最大環境雑音:110dB(118dBピーク) ●ケーブル長:133cm/10g(着脱可能) ●ストラップバンド:59〜110cm調整範囲 ●本体質量:150g(バッテリー込み ケーブル除く)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX