公開日 2010/10/08 19:49
【ハイエンドショウ】「ヴィエナアコースティック」のラインナップをおさらい/フルディスクリート構成のDAC「DAC-FA0」登場
MONITOR AUDIOのアクティブスピーカー来年登場?
ハイエンドショウトウキョウ Dルームには、(株)アルファメガ、(有)オーディオデザイン、(株)ハイ・ファイ・ジャパン、YSC Audioの4社がブースを構えている。
■(株)アルファメガ
(株)アルファメガは、同社が今年3月から取り扱いを開始したVienna acousticsの製品を中心に展示を行っている。
Vienna acousticsは以前CECが輸入代理を行っていたが、今年3月よりオーディオデザイン社に移管。「ウィーンアコースティック」として知られていたブランド名も、本社からの要請を受け、ワールドワイドで親しまれている「ヴィエナアコースティック」として訴求を始めているという。
今回のブースで注目なのは、ハイエンドシリーズ“KLIMT”の「THE MUSIC」と「THE KISS」。どちらも上部エンクロージャーが可動式になっているのが特徴だ。これは、「動かすことでユニットを試聴者の耳に近づける」(同社説明員)ためで、より最適な音を届けられるようにという工夫なのだという。
また、6月から発売している限定モデル「HAYDN GRAND SE」も訴求。こちらは全世界500セット、日本向けには50セット限定で販売されているモデル。作曲家ヨーゼフ・ハイドン没後200周年を記念して企画・生産されたモデルで、通常モデル「HAYDN GRAND」をベースに15.2cmスパイダーコーンウーファーや新開発のクロスオーバーネットワークを搭載するなど各部がブラッシュアップされているのが特徴だ。
そして、同社がこれから導入を検討しているアメリカのケーブルブランド「Kubala・Sosna」のケーブルも参考展示されている。こちらは「余計な色づけをせず、存在を感じさせないケーブル」を目指して製造が行われており、電源ケーブルからインターコネクトケーブルまで幅広くラインナップするとのこと。本国では全部で6シリーズが用意されているが、現在日本への導入が検討されているのは、上位モデルから2番目の位置付けとなる「Emotion」、4番目となる「Fascination」、5番目となる「Anticipation」の3ラインナップ。予価は、インターコネクトケーブルの場合上から1m40〜45万円、14万円、6万円となる見込みだという。
同社説明員によると、今年秋以降の発売を予定しているとのことだ。
■(有)オーディオデザイン
(有)オーディオデザインは、同社のオーディオPC「PCA-1」と、11月から発売されるDAコンバーター「DAC-FA0」を出展している。
「PCA-1」は今年8月から発売中のオーディオ用PC。本体価格は252,000円(税込)。OSはWIndows 7 Home Premiumで、CPUはCore i3 530(2.93GHz)、メモリは2GB。記憶媒体には40GBのSSDと、640GBのHDDを用意している。
光デジタル出力端子を備え、96/24信号の出力に対応。オプションで同軸デジタル端子の搭載も可能だ。オプション価格は10,500円(税込)。
オーディオ再生ソフトをプリインストールしているほか、外付けデジタルボリュームも用意している。また操作に便利なリモコンも、21,000円(税込)で追加することができる。
新製品となるDAコンバーター「DAC-FA0」は、11月発売で252,000円(税込)。バッファアンプを3基搭載したフルディスクリート構成で、デジタルフィルターを使用せず、6次-32dB/octのフルアナログフィルターを採用している。また、ΔΣ型ではなくラダー抵抗型のDACチップ「PCM1704」(バーブラウン製)を搭載。さらに、ジッターの影響を低減するサンプルレートコンバーターとリクロック機構も備えている。その他、新開発の2ウェイアースなどにより高周波対策も施されている。
入力は光デジタル2、同軸デジタル2(1系統は光/同軸兼用)で、32〜96kHz/16〜24bitの信号入力に対応する。出力はRCAアンバランス1系統となる。
10月中旬より同社サイトにて紹介ページが公開されるほか、10月30日の「秋のヘッドフォン祭り」に出展予定。11月より同社直販サイトにて販売がスタートする見込みだ。
■(株)ハイ・ファイ・ジャパン
(株)ハイ・ファイ・ジャパンは、同社が取り扱うAccustic ArtsのCDプレーヤー「PLAYER ES」とプリメインアンプ「POWER ES」に、MONITOR AUDIOの「PL-200」を組み合わせてデモを行っている。
「PLAYER ES」はUSBを搭載し、CD/CD-R/CD-RWの再生のほか、USB経由で入力されたWAV/MP3/FLACのデータ再生に対応するのが特徴。S/P-DIF(同軸)経由は96kHz/24bit、USB経由は48kHz/24bitのデジタル入力に対応する。また最高192kHz/24bit までのアップサンプリングに対応するDAコンバーターを内蔵する。
その他、MONITOR AUDIOのコンパクトなスピーカー「Apex 10」も展示されている。同社説明員は本機を「小さくて高音質なモデル。ネットワークオーディオなどでの使用も最適」とアピールする。なお、来年中を目処にアクティブスピーカーも発売予定だという。詳細はまだ明らかにされていないが、「価格としては5万円以下くらいになるだろう」とのことだ。
■YSC Audio
YSC Audioは、六本木工学研究所の一部メンバーにより設立された若いブランド。六本木工学研究所と言えばスピーカーユニットのイメージがあるが、YSC Audioは完成型スピーカーを中心に販売を行うという。
ブースで一際目を引くのが、4基のウーファーを搭載したトールボーイスピーカー。「多発ユニットで特性の良いものを目指した。小口径なのに、音割れせずに迫力の低音を再生可能だ」(同社説明員)とのことだ。
また、今年冬に発売を予定しているブックシェルフ型スピーカーも展示されている。こちらはYSCブランドオリジナルの13cmスピーカーユニットを搭載。外観にもこだわるとのこと。ブースにはピアノ塗装モデルと、ハイグロス仕上げモデルがお目見えしていた。価格は「塗装により異なるが、ペアで6万円から10万円程度の間になるのではないか」とのことだ。
■(株)アルファメガ
(株)アルファメガは、同社が今年3月から取り扱いを開始したVienna acousticsの製品を中心に展示を行っている。
Vienna acousticsは以前CECが輸入代理を行っていたが、今年3月よりオーディオデザイン社に移管。「ウィーンアコースティック」として知られていたブランド名も、本社からの要請を受け、ワールドワイドで親しまれている「ヴィエナアコースティック」として訴求を始めているという。
今回のブースで注目なのは、ハイエンドシリーズ“KLIMT”の「THE MUSIC」と「THE KISS」。どちらも上部エンクロージャーが可動式になっているのが特徴だ。これは、「動かすことでユニットを試聴者の耳に近づける」(同社説明員)ためで、より最適な音を届けられるようにという工夫なのだという。
また、6月から発売している限定モデル「HAYDN GRAND SE」も訴求。こちらは全世界500セット、日本向けには50セット限定で販売されているモデル。作曲家ヨーゼフ・ハイドン没後200周年を記念して企画・生産されたモデルで、通常モデル「HAYDN GRAND」をベースに15.2cmスパイダーコーンウーファーや新開発のクロスオーバーネットワークを搭載するなど各部がブラッシュアップされているのが特徴だ。
そして、同社がこれから導入を検討しているアメリカのケーブルブランド「Kubala・Sosna」のケーブルも参考展示されている。こちらは「余計な色づけをせず、存在を感じさせないケーブル」を目指して製造が行われており、電源ケーブルからインターコネクトケーブルまで幅広くラインナップするとのこと。本国では全部で6シリーズが用意されているが、現在日本への導入が検討されているのは、上位モデルから2番目の位置付けとなる「Emotion」、4番目となる「Fascination」、5番目となる「Anticipation」の3ラインナップ。予価は、インターコネクトケーブルの場合上から1m40〜45万円、14万円、6万円となる見込みだという。
同社説明員によると、今年秋以降の発売を予定しているとのことだ。
■(有)オーディオデザイン
(有)オーディオデザインは、同社のオーディオPC「PCA-1」と、11月から発売されるDAコンバーター「DAC-FA0」を出展している。
「PCA-1」は今年8月から発売中のオーディオ用PC。本体価格は252,000円(税込)。OSはWIndows 7 Home Premiumで、CPUはCore i3 530(2.93GHz)、メモリは2GB。記憶媒体には40GBのSSDと、640GBのHDDを用意している。
光デジタル出力端子を備え、96/24信号の出力に対応。オプションで同軸デジタル端子の搭載も可能だ。オプション価格は10,500円(税込)。
オーディオ再生ソフトをプリインストールしているほか、外付けデジタルボリュームも用意している。また操作に便利なリモコンも、21,000円(税込)で追加することができる。
新製品となるDAコンバーター「DAC-FA0」は、11月発売で252,000円(税込)。バッファアンプを3基搭載したフルディスクリート構成で、デジタルフィルターを使用せず、6次-32dB/octのフルアナログフィルターを採用している。また、ΔΣ型ではなくラダー抵抗型のDACチップ「PCM1704」(バーブラウン製)を搭載。さらに、ジッターの影響を低減するサンプルレートコンバーターとリクロック機構も備えている。その他、新開発の2ウェイアースなどにより高周波対策も施されている。
入力は光デジタル2、同軸デジタル2(1系統は光/同軸兼用)で、32〜96kHz/16〜24bitの信号入力に対応する。出力はRCAアンバランス1系統となる。
10月中旬より同社サイトにて紹介ページが公開されるほか、10月30日の「秋のヘッドフォン祭り」に出展予定。11月より同社直販サイトにて販売がスタートする見込みだ。
■(株)ハイ・ファイ・ジャパン
(株)ハイ・ファイ・ジャパンは、同社が取り扱うAccustic ArtsのCDプレーヤー「PLAYER ES」とプリメインアンプ「POWER ES」に、MONITOR AUDIOの「PL-200」を組み合わせてデモを行っている。
「PLAYER ES」はUSBを搭載し、CD/CD-R/CD-RWの再生のほか、USB経由で入力されたWAV/MP3/FLACのデータ再生に対応するのが特徴。S/P-DIF(同軸)経由は96kHz/24bit、USB経由は48kHz/24bitのデジタル入力に対応する。また最高192kHz/24bit までのアップサンプリングに対応するDAコンバーターを内蔵する。
その他、MONITOR AUDIOのコンパクトなスピーカー「Apex 10」も展示されている。同社説明員は本機を「小さくて高音質なモデル。ネットワークオーディオなどでの使用も最適」とアピールする。なお、来年中を目処にアクティブスピーカーも発売予定だという。詳細はまだ明らかにされていないが、「価格としては5万円以下くらいになるだろう」とのことだ。
■YSC Audio
YSC Audioは、六本木工学研究所の一部メンバーにより設立された若いブランド。六本木工学研究所と言えばスピーカーユニットのイメージがあるが、YSC Audioは完成型スピーカーを中心に販売を行うという。
ブースで一際目を引くのが、4基のウーファーを搭載したトールボーイスピーカー。「多発ユニットで特性の良いものを目指した。小口径なのに、音割れせずに迫力の低音を再生可能だ」(同社説明員)とのことだ。
また、今年冬に発売を予定しているブックシェルフ型スピーカーも展示されている。こちらはYSCブランドオリジナルの13cmスピーカーユニットを搭載。外観にもこだわるとのこと。ブースにはピアノ塗装モデルと、ハイグロス仕上げモデルがお目見えしていた。価格は「塗装により異なるが、ペアで6万円から10万円程度の間になるのではないか」とのことだ。