カイザーサウンド新スピーカーも登場
【ハイエンドショウ】ピエゾフィルム採用圧電スピーカー「HPS-01」に注目/仏ハイエンドブランド多数日本上陸
ハイエンドショウトウキョウ Cルームには、(有)Take5、エルメック電子工業(株)、カイザーサウンド(有)がブースを構えている。
■(有)Take5
(有)Take5は今年設立された会社で、フランスのハイエンドオーディオ製品を多数取り扱っている代理店だ。
同社ブースの中心に展示されているのは、2007年に設立されたDEVIALET(ドゥヴィアレ)社のハイブリッドアンプ「D-premier」。こちらは税込159万6,000円(税込)となる。
DACに「PCM1792」を採用したこと、また同社のADT (Analog Digital Hybrid Technology)技術を搭載しているのが特徴だ。デジタルアンプからスピーカー端子出力までわずか4cmの配線になっていることもアピール。入力端子としてフォノ、RCAアナログ、光デジタル、同軸デジタル、XLR、HDMI 1.3を、出力端子としてHDMI 1.3、RCAアナログ/デジタルを備えている。またSDカードスロットを備え、SD経由でのソフトウェアアップデートも可能とのこと。
シンプルな筐体は厚さ32mmで、壁掛けも可能。別筐体のリモコンも用意する。同社説明員は「薄型かつ良い音を目指したアンプ。鏡面仕上げのスタイリッシュなデザインは部屋に溶け込む」と話していた。
Tanagra audioブランドのデビュー作となるハイエンドスピーカー「IRIS」にも注目だ。ゴールドムンドを手掛けたクリスチャン・イヴォン氏によって開発された位相制御の最新技術が取り入れられた製品とのこと。こちらは11月中の発売を予定しており、価格は151万2,000円(ペア・税込)。直径21cmウーファーとリボントゥイーターを搭載。再生周波数帯域は35Hz〜20kHzで、入力感度は91dB、最大許容入力は200W、インピーダンスは5Ωとなる。
また、エンクロージャーがガラスでできているWATERFALL社のスピーカーも目を引く。こちらは2モデルを用意し、3ウェイ4ドライバーの「Victria Evo」はペアで378,000円(税込)、2ウェイ3ドライバーの「Iguascu Evo」はペアで210,000円(税込)を予定している。
両モデルともADT(Acoustic Damping Tube)テクノロジーを採用しているのが特徴。これは中低位機ドライバーの後方に配置されており、コーンに戻るバックウェーブの値を制御するという。
外観のユニークさでは、Acoustical beauty社の「LEEDH C」も目立っている。こちらは鉄を排除しボロンなどを使用したマグネットを搭載した3ウェイスピーカーで、25mmトゥイーター、54mmカーボン製ローミッドレンジ、54mmカーボン製ウーファー2基を搭載している。再生周波数帯域は50Hz〜20kHzで、音圧レベルは82dB、インピーダンスは4Ωで許容入力は300Wとなる。
■エルメック電子工業(株)
エルメック電子工業は工業用電子部品を製造しているブランド。ギター用ピックアップセンサーの製造技術を活かした、ピエゾフィルム採用ユニット搭載スピーカー「HPS-01」がブースの目玉だ。
ピエゾフィルムは、圧電特性を持った柔軟かつ耐候性に優れたフィルム。このフィルムに電気が加わると、フィルムが伸縮を繰り返し、この変形が空気を振動させる。こちらを波形状に加工してスピーカーユニットを作っている。なお、当技術は特許取得済みとのこと。
同社説明員は「中高域をピエゾスピーカーユニットが担当している。信号が入るとすぐ鳴るため音の立ち上がりが速く、高い音も柔らかくキツくならない」と話していた。
「HPS-01」はこのピエゾスピーカーユニットとウーファーを組み合わせた3ウェイ2スピーカーシステム。最大入力は60W、インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは85.5dB/Wで、再生周波数帯域は30Hz〜25kHz。クロスオーバー周波数は600Hz/4kHzとなっている。完全受注生産で、価格は966,000円(ペア・税込)となる。
■カイザーサウンド(有)
カイザーサウンド(有)は、新製品となるスピーカーやスパイク受け「Captain」を展示している。
スピーカー「RK-AL12」は今年年末から来年年明け頃に発売を予定しているスピーカー。スタンドもセットとなり、価格はペアで30万円以下を予定しているとのこと。
マークオーディオのフルレンジスピーカーユニット「Alpair12」1基を搭載したスピーカーで、エンクロージャーを「部屋」に見立てた構造とし、音質の向上を図っているのが特徴だ。スピーカーユニットの背面に反射板を配置。スピーカー下部に設けたダクトと合わせ、スピーカー内部の空気をうまく出入りさせることで、エンクロージャー容積以上の音が出せるのだという。スピーカースタンドはネジ組み立て式となっている。なお、展示の際使用されていたスパイク受けは付属しない。
このスパイク受け「Captain」も8月10日から発売されている新製品。価格は19,950円(1個・税込)。直径43.8mm、高さ21mm、穴径4mmのインシュレーター。ねじ止め式インシュレーターとしても使える。きれいな音だけではなく、激しい音や汚い音をも含めて“全ての音を開放する”をテーマに誕生したモデルで、1次加工で雄型と雌型を半田結合させ、2次加工でセンターの穴あけと面取り加工を行って作られている。
同社の上位モデルに比べパーツの数を2分の1とすることで手頃な価格を実現したのが特徴とのことだ。
■(有)Take5
(有)Take5は今年設立された会社で、フランスのハイエンドオーディオ製品を多数取り扱っている代理店だ。
同社ブースの中心に展示されているのは、2007年に設立されたDEVIALET(ドゥヴィアレ)社のハイブリッドアンプ「D-premier」。こちらは税込159万6,000円(税込)となる。
DACに「PCM1792」を採用したこと、また同社のADT (Analog Digital Hybrid Technology)技術を搭載しているのが特徴だ。デジタルアンプからスピーカー端子出力までわずか4cmの配線になっていることもアピール。入力端子としてフォノ、RCAアナログ、光デジタル、同軸デジタル、XLR、HDMI 1.3を、出力端子としてHDMI 1.3、RCAアナログ/デジタルを備えている。またSDカードスロットを備え、SD経由でのソフトウェアアップデートも可能とのこと。
シンプルな筐体は厚さ32mmで、壁掛けも可能。別筐体のリモコンも用意する。同社説明員は「薄型かつ良い音を目指したアンプ。鏡面仕上げのスタイリッシュなデザインは部屋に溶け込む」と話していた。
Tanagra audioブランドのデビュー作となるハイエンドスピーカー「IRIS」にも注目だ。ゴールドムンドを手掛けたクリスチャン・イヴォン氏によって開発された位相制御の最新技術が取り入れられた製品とのこと。こちらは11月中の発売を予定しており、価格は151万2,000円(ペア・税込)。直径21cmウーファーとリボントゥイーターを搭載。再生周波数帯域は35Hz〜20kHzで、入力感度は91dB、最大許容入力は200W、インピーダンスは5Ωとなる。
また、エンクロージャーがガラスでできているWATERFALL社のスピーカーも目を引く。こちらは2モデルを用意し、3ウェイ4ドライバーの「Victria Evo」はペアで378,000円(税込)、2ウェイ3ドライバーの「Iguascu Evo」はペアで210,000円(税込)を予定している。
両モデルともADT(Acoustic Damping Tube)テクノロジーを採用しているのが特徴。これは中低位機ドライバーの後方に配置されており、コーンに戻るバックウェーブの値を制御するという。
外観のユニークさでは、Acoustical beauty社の「LEEDH C」も目立っている。こちらは鉄を排除しボロンなどを使用したマグネットを搭載した3ウェイスピーカーで、25mmトゥイーター、54mmカーボン製ローミッドレンジ、54mmカーボン製ウーファー2基を搭載している。再生周波数帯域は50Hz〜20kHzで、音圧レベルは82dB、インピーダンスは4Ωで許容入力は300Wとなる。
■エルメック電子工業(株)
エルメック電子工業は工業用電子部品を製造しているブランド。ギター用ピックアップセンサーの製造技術を活かした、ピエゾフィルム採用ユニット搭載スピーカー「HPS-01」がブースの目玉だ。
ピエゾフィルムは、圧電特性を持った柔軟かつ耐候性に優れたフィルム。このフィルムに電気が加わると、フィルムが伸縮を繰り返し、この変形が空気を振動させる。こちらを波形状に加工してスピーカーユニットを作っている。なお、当技術は特許取得済みとのこと。
同社説明員は「中高域をピエゾスピーカーユニットが担当している。信号が入るとすぐ鳴るため音の立ち上がりが速く、高い音も柔らかくキツくならない」と話していた。
「HPS-01」はこのピエゾスピーカーユニットとウーファーを組み合わせた3ウェイ2スピーカーシステム。最大入力は60W、インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは85.5dB/Wで、再生周波数帯域は30Hz〜25kHz。クロスオーバー周波数は600Hz/4kHzとなっている。完全受注生産で、価格は966,000円(ペア・税込)となる。
■カイザーサウンド(有)
カイザーサウンド(有)は、新製品となるスピーカーやスパイク受け「Captain」を展示している。
スピーカー「RK-AL12」は今年年末から来年年明け頃に発売を予定しているスピーカー。スタンドもセットとなり、価格はペアで30万円以下を予定しているとのこと。
マークオーディオのフルレンジスピーカーユニット「Alpair12」1基を搭載したスピーカーで、エンクロージャーを「部屋」に見立てた構造とし、音質の向上を図っているのが特徴だ。スピーカーユニットの背面に反射板を配置。スピーカー下部に設けたダクトと合わせ、スピーカー内部の空気をうまく出入りさせることで、エンクロージャー容積以上の音が出せるのだという。スピーカースタンドはネジ組み立て式となっている。なお、展示の際使用されていたスパイク受けは付属しない。
このスパイク受け「Captain」も8月10日から発売されている新製品。価格は19,950円(1個・税込)。直径43.8mm、高さ21mm、穴径4mmのインシュレーター。ねじ止め式インシュレーターとしても使える。きれいな音だけではなく、激しい音や汚い音をも含めて“全ての音を開放する”をテーマに誕生したモデルで、1次加工で雄型と雌型を半田結合させ、2次加工でセンターの穴あけと面取り加工を行って作られている。
同社の上位モデルに比べパーツの数を2分の1とすることで手頃な価格を実現したのが特徴とのことだ。