公開日 2012/04/26 17:59
グランドスラム・レコーズ、オープンリール音源の復刻CD2タイトルを間もなく発売
フルトヴェングラーとワルターの2作品
グランドスラム・レコーズ(GRANDSLAM RECORDS)から、アナログテープより復刻された2タイトルが発売される。フルトヴェングラー&ベルリン・フィル『英雄』(GS-2076、4月30日発売)と、Mozart モーツァルト / 交響曲第41番『ジュピター』、第35番『ハフナー』(GS-2077、5月20日発売)である。
グランドスラム・レコーズは、音楽評論家でもある平林直哉氏の主宰するレーベルで、SPやLP、オープンテープなどのアナログ音源を使ったクラシック系の復刻盤制作を行っており、アナログ音源のデジタル化に際して音に手を加えず、そのままデジタル化する音の魅力で好評を得る。
オープンテープによる市販ミュージックテープからの復刻は、貴重なアナログ音源ならではの音の厚みや演奏の温度感などが収録され、通常のCDでは音が薄く遠く感じられるような部分を中心にメリットを発揮、『季刊・オーディオアクセサリー』誌や『季刊analog』誌でもその優れた音質が評価されている。
GS-2076の『フルトヴェングラー&ベルリン・フィル『英雄』(1952年12月7日)』は、楽章間のインターバルをすべて含むテープより復刻。
【作品詳細と解説】
フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルの『英雄』は3種類のライヴが存在しますが、その中でも最高と言われるのが1952年12月7日のライヴです。このたび復刻に使用したテープは音質が明瞭であるばかりではなく、楽章間のインターバルをすべて含めたもので、その場の雰囲気が生々しく伝わってきます。フルトヴェングラーの存命時に匿名で書かれた貴重な文献を、翻訳して掲載しています。執筆者は楽団員、もしくは楽団の関係者のようで、フルトヴェングラーの身近にいた人でなければ書けない内容です。分量は決して多くはありませんが、リハーサルや戦時中の回想はまことに感動的です。(平林直哉)
■『Beethoven ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1952)』
●収録曲:ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
●指揮/演奏:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
●録音:1952年12月7日
●録音場所:ベルリン、ティタニア・パラスト
●録音方式:モノラル(ライヴ)
●使用音源:Private archive
●発売日:2012年4月30日
●品番:GS-2076
●レーベル:GrandSlam
GS-2077の『Mozart モーツァルト / 交響曲第41番「ジュピター」、第35番「ハフナー」』は、ブルーノ・ワルターのオープンリール・テープ復刻第8弾。エードリアン・ボールトの貴重な解説付き。
【作品詳細と解説】
ワルターと言えばモーツァルト、復刻を心待ちにされていた方はさぞ多かろうと思います。復刻にあたっての方針はこれまでと全く変わりません。原音尊重主義です。解説書にはイギリスの名指揮者エードリアン・ボールトがワルターとの交友を語った講演会の全記録を、ボールト財団の特別の許諾を得て翻訳し掲載しています。この講演は1969年に行われたもので、ボールトがユーモアを交えながらワルターの人柄について語っています。話の中にはニキシュ、クレンペラー、ホフマンなどの音楽家の逸話も数多く語られ、ファンにとっては興味津々の内容です。(平林直哉)
■『Mozart モーツァルト/交響曲第41番「ジュピター」、第35番「ハフナー」』
●収録曲:モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』、交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
●指揮/演奏:ブルーノ・ワルター(指揮)、コロンビア交響楽団
●録音:1959年1月13,16,19,21日/1960年2月25,26,28,29日
●録音場所:アメリカン・リージュン・ホール
●録音方式:ステレオ(セッション)
●使用音源:Columbia (U.S.A.) MQ 436(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)
●発売日:2012年5月30日
●品番:GS-2077
●レーベル:GrandSlam
グランドスラム・レコーズは、音楽評論家でもある平林直哉氏の主宰するレーベルで、SPやLP、オープンテープなどのアナログ音源を使ったクラシック系の復刻盤制作を行っており、アナログ音源のデジタル化に際して音に手を加えず、そのままデジタル化する音の魅力で好評を得る。
オープンテープによる市販ミュージックテープからの復刻は、貴重なアナログ音源ならではの音の厚みや演奏の温度感などが収録され、通常のCDでは音が薄く遠く感じられるような部分を中心にメリットを発揮、『季刊・オーディオアクセサリー』誌や『季刊analog』誌でもその優れた音質が評価されている。
GS-2076の『フルトヴェングラー&ベルリン・フィル『英雄』(1952年12月7日)』は、楽章間のインターバルをすべて含むテープより復刻。
【作品詳細と解説】
フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルの『英雄』は3種類のライヴが存在しますが、その中でも最高と言われるのが1952年12月7日のライヴです。このたび復刻に使用したテープは音質が明瞭であるばかりではなく、楽章間のインターバルをすべて含めたもので、その場の雰囲気が生々しく伝わってきます。フルトヴェングラーの存命時に匿名で書かれた貴重な文献を、翻訳して掲載しています。執筆者は楽団員、もしくは楽団の関係者のようで、フルトヴェングラーの身近にいた人でなければ書けない内容です。分量は決して多くはありませんが、リハーサルや戦時中の回想はまことに感動的です。(平林直哉)
■『Beethoven ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(1952)』
●収録曲:ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
●指揮/演奏:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
●録音:1952年12月7日
●録音場所:ベルリン、ティタニア・パラスト
●録音方式:モノラル(ライヴ)
●使用音源:Private archive
●発売日:2012年4月30日
●品番:GS-2076
●レーベル:GrandSlam
GS-2077の『Mozart モーツァルト / 交響曲第41番「ジュピター」、第35番「ハフナー」』は、ブルーノ・ワルターのオープンリール・テープ復刻第8弾。エードリアン・ボールトの貴重な解説付き。
【作品詳細と解説】
ワルターと言えばモーツァルト、復刻を心待ちにされていた方はさぞ多かろうと思います。復刻にあたっての方針はこれまでと全く変わりません。原音尊重主義です。解説書にはイギリスの名指揮者エードリアン・ボールトがワルターとの交友を語った講演会の全記録を、ボールト財団の特別の許諾を得て翻訳し掲載しています。この講演は1969年に行われたもので、ボールトがユーモアを交えながらワルターの人柄について語っています。話の中にはニキシュ、クレンペラー、ホフマンなどの音楽家の逸話も数多く語られ、ファンにとっては興味津々の内容です。(平林直哉)
■『Mozart モーツァルト/交響曲第41番「ジュピター」、第35番「ハフナー」』
●収録曲:モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』、交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
●指揮/演奏:ブルーノ・ワルター(指揮)、コロンビア交響楽団
●録音:1959年1月13,16,19,21日/1960年2月25,26,28,29日
●録音場所:アメリカン・リージュン・ホール
●録音方式:ステレオ(セッション)
●使用音源:Columbia (U.S.A.) MQ 436(オープンリール・テープ、19センチ、4トラック)
●発売日:2012年5月30日
●品番:GS-2077
●レーベル:GrandSlam