公開日 2014/02/26 10:53
花澤香菜の声を堪能!新アルバム「25」ハイレゾ版を聴く − 岡村Dのオススメ音源も要チェック
先行ハイレゾ試聴会レポート
2月26日。これはただの暦上の日付ではない。声優・アーティスト、花澤香菜の25歳の誕生日にして、セカンド・アルバム「25」の発売日となる。
ここで簡単に、声優・アーティスト 花澤香菜についてご紹介したい。2004年に声優活動を開始して以来、「IS < インフィニット・ストラトス > 」のシャルロット・デュノア、「STEINS;GATE」の椎名まゆり、「化物語」の千石撫子、「僕は友達が少ない」の羽瀬川小鳩、「ニセコイ」の小野寺小咲など、枚挙にいとまがない程の作品に出演。押しも押されもせぬ人気声優だが、2012年に「星空☆ディスティネーション」で歌手としてソロデビュー。発表されるシングルはいずれも高い評価を博し、2013年2月には待望のファースト・アルバム「claire」をリリース。このアルバムのロングヒットが、花澤香菜の歌手としての地位を確かなものにした。
そして待望のセカンド・アルバム「25」だが、前作「claire」と同様、サウンドディレクターに北川勝利氏(ROUND TABLE)を迎え、豪華作家陣による花澤香菜の声質を生かした“ヘッドホン推奨”の楽曲が満載。それだけでも「買い」の1枚だが、本作の特徴はそれだけではない。音楽配信サイト「mora」にて、ハイレゾ音源版が配信されるのだ(96kHz/24bit FLAC アルバム購入のみ・¥4,200:詳細はこちら)。そのハイレゾ音源を先行体験できるイベントに、編集部がお邪魔させて頂いた。
豪華作家陣が花澤香菜の声を活かしきった“ヘッドホン推奨”アルバム
ハイレゾでその魅力を余すところなく堪能!
イベント会場には、CDに収録されるサンプリング周波数/ビットレートの音源と、ハイレゾ音源の両方が保存されたハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX1」が用意されていた。高まる期待を胸に、まずはアニプレックスのディレクター、岡村 弦氏による解説を受ける。
まずは、ハイレゾ音源とは普通のCDとは何が異なるのかを解説してもらう。ここでは詳しい説明を省くが、簡単に言えばハイレゾ音源には「CDでは失われている細かな情報」までが収められている。そして、本アルバムは花澤香菜の声を最大限に生かして収録されているとのこと。すなわち、その魅力を余す所なく聴きとることができる音源ということになる。
いよいよ待ちきれなくなったところで、試聴の時間が取られた。まずはさわり程度という短い時間ではあったが、それだけで圧倒的な質感に驚かされる。思わず聴き入っていると、あっという間に試聴は終了。渋々ヘッドホンを外すが、後でまた時間を貰えるようで一安心した。
なぜ花澤香菜の声は人を惹きつけるのか?
日本音響研究所が分析!
続いて、なぜこれだけ花澤香菜の声が人を惹きつけるのか、日本音響研究所の鈴木 創氏による分析の結果が発表された。
まずは、雑踏の中でも聴き取りやすい、3,000Hz程度の音域が出ている点。これは腹式呼吸など、しっかりとした基礎ができている証拠とのことだ。そしてその基礎に支えられつつも、音韻と音韻の繋ぎに幼い部分が残っている点。子音の成分が強く出ている点。更にメリハリの効いた豊かな表現力による発声といった要素が総合的に絡み合って、癒やしを感じさせる可愛らしい声になっているという。
ここで考えられるのは、この要素は情報量の多いハイレゾ音源なら、より詳細に感じられるのでは、ということ。再度、試聴の時間が取られる。今度は時間の許す限り試聴を行えるので、これまでの解説を踏まえてじっくり聴き込んでみた。ポイントを意識して聴くと、編集部の耳にもその違いは明瞭に感じとれるものだった。
ここでディレクター岡村氏による、本アルバムに収録された中でも、特にハイレゾの良さが実感できるというお薦め曲を下記に紹介したい。ただし、あくまで“違いが分かりやすい”ということであり、アルバムに収録された曲はどれも聴き応えのある名曲という点は誤解なきようお願いしたい。
岡村ディレクターがセレクト
“ハイレゾの良さ”を感じられるオススメ曲はコレ!
アルバム「25」に収録された25曲は、その完成度の高さからオーディオ的観点からも楽しめる。ファンならずとも必聴の本作を、ぜひご自身のオーディオシステムでも聴いてみて欲しい。
ここで簡単に、声優・アーティスト 花澤香菜についてご紹介したい。2004年に声優活動を開始して以来、「IS < インフィニット・ストラトス > 」のシャルロット・デュノア、「STEINS;GATE」の椎名まゆり、「化物語」の千石撫子、「僕は友達が少ない」の羽瀬川小鳩、「ニセコイ」の小野寺小咲など、枚挙にいとまがない程の作品に出演。押しも押されもせぬ人気声優だが、2012年に「星空☆ディスティネーション」で歌手としてソロデビュー。発表されるシングルはいずれも高い評価を博し、2013年2月には待望のファースト・アルバム「claire」をリリース。このアルバムのロングヒットが、花澤香菜の歌手としての地位を確かなものにした。
そして待望のセカンド・アルバム「25」だが、前作「claire」と同様、サウンドディレクターに北川勝利氏(ROUND TABLE)を迎え、豪華作家陣による花澤香菜の声質を生かした“ヘッドホン推奨”の楽曲が満載。それだけでも「買い」の1枚だが、本作の特徴はそれだけではない。音楽配信サイト「mora」にて、ハイレゾ音源版が配信されるのだ(96kHz/24bit FLAC アルバム購入のみ・¥4,200:詳細はこちら)。そのハイレゾ音源を先行体験できるイベントに、編集部がお邪魔させて頂いた。
豪華作家陣が花澤香菜の声を活かしきった“ヘッドホン推奨”アルバム
ハイレゾでその魅力を余すところなく堪能!
イベント会場には、CDに収録されるサンプリング周波数/ビットレートの音源と、ハイレゾ音源の両方が保存されたハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX1」が用意されていた。高まる期待を胸に、まずはアニプレックスのディレクター、岡村 弦氏による解説を受ける。
まずは、ハイレゾ音源とは普通のCDとは何が異なるのかを解説してもらう。ここでは詳しい説明を省くが、簡単に言えばハイレゾ音源には「CDでは失われている細かな情報」までが収められている。そして、本アルバムは花澤香菜の声を最大限に生かして収録されているとのこと。すなわち、その魅力を余す所なく聴きとることができる音源ということになる。
いよいよ待ちきれなくなったところで、試聴の時間が取られた。まずはさわり程度という短い時間ではあったが、それだけで圧倒的な質感に驚かされる。思わず聴き入っていると、あっという間に試聴は終了。渋々ヘッドホンを外すが、後でまた時間を貰えるようで一安心した。
なぜ花澤香菜の声は人を惹きつけるのか?
日本音響研究所が分析!
続いて、なぜこれだけ花澤香菜の声が人を惹きつけるのか、日本音響研究所の鈴木 創氏による分析の結果が発表された。
まずは、雑踏の中でも聴き取りやすい、3,000Hz程度の音域が出ている点。これは腹式呼吸など、しっかりとした基礎ができている証拠とのことだ。そしてその基礎に支えられつつも、音韻と音韻の繋ぎに幼い部分が残っている点。子音の成分が強く出ている点。更にメリハリの効いた豊かな表現力による発声といった要素が総合的に絡み合って、癒やしを感じさせる可愛らしい声になっているという。
ここで考えられるのは、この要素は情報量の多いハイレゾ音源なら、より詳細に感じられるのでは、ということ。再度、試聴の時間が取られる。今度は時間の許す限り試聴を行えるので、これまでの解説を踏まえてじっくり聴き込んでみた。ポイントを意識して聴くと、編集部の耳にもその違いは明瞭に感じとれるものだった。
ここでディレクター岡村氏による、本アルバムに収録された中でも、特にハイレゾの良さが実感できるというお薦め曲を下記に紹介したい。ただし、あくまで“違いが分かりやすい”ということであり、アルバムに収録された曲はどれも聴き応えのある名曲という点は誤解なきようお願いしたい。
岡村ディレクターがセレクト
“ハイレゾの良さ”を感じられるオススメ曲はコレ!
【DISC1】 1:「バースデイ」 作詞・作曲・編曲:北川勝利 6:「YESTERDAY BOYFRIEND」 作詞:西寺郷太 作曲・編曲:奥田健介 10:「Summer Sunset」 作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:北川勝利 【DISC2】 15:「ダエンケイ」 作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:北川勝利 21:「真夜中の秘密会議」 作詞:花澤香菜 補作詞:岩里祐穂 作曲:北川勝利 編曲: 桜井康史、北川勝利 25:「Good Conversation」 作詞:岩里祐穂 作曲:北川勝利 編曲:IEDA |
アルバム「25」に収録された25曲は、その完成度の高さからオーディオ的観点からも楽しめる。ファンならずとも必聴の本作を、ぜひご自身のオーディオシステムでも聴いてみて欲しい。