公開日 2016/04/12 21:37
テクニクス/ナガオカ/東洋化成、アナログレコードの楽しみを伝えるコラボプロジェクト発足
全国各地でイベント開催
Technics(テクニクス)と、レコード針製造のナガオカ、レコード盤製造の東洋化成は、共同で「Record Rediscover Project」を立ち上げ。再生方法やメンテナンスなどアナログレコードの楽しみを伝えていくイベント等を全国各地で行っていくことを発表した。
3社はいずれもヘッドクォーターおよび製造ラインを日本に置き、「Made in Japan」の素晴らしさを世界に届けているブランド。昨今、アナログレコードが従来のオーディオファンはもちろん若者からも注目を集めており、さらにはテクニクスからアナログプレーヤー「SL-1200GAE」が発売されるなど「音楽を所有して鑑賞する機運が高まって」いる。こうした状況を受け、共同で音楽ファン/オーディオファンのより楽しい音楽試聴スタイルをサポートしていくという。
3社は本日、東京タワー 大展望台 Club333ステージにて発表会を開催した。
パナソニック・伊部哲史氏は「SL-1200シリーズは、発売以来の累計販売台数350万台という、テクニクスの顔とも言える製品。ブランド50周年を記念した限定モデル『SL-1200GAE』は“ダイレクトドライブを再定義する”をコンセプトに生まれた製品で、ほぼ全てのパーツを新規金型を起こして作りました。アナログレコードに刻まれた、音楽が生まれる瞬間を再生できる製品です。今回の3社協同プロジェクトを通じて、日本のレコード文化をより活性化するような活動をしていきたいと考えています」と語った。
「SL-1200GAE」は、全世界1,200台限定販売のアナログプレーヤー。本日4月12日に日本向けの300台の予約受付が開始されたが、30分で完売したとのこと(関連ニュース)。販売店には予約のための行列もできたという。
本機はテクニクスがこれまでアナログターンテーブルで一貫して採用してきたダイレクトドライブ方式を採用。その心臓部となるモーターには、コギングを排除するために無鉄芯を採用したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載する。また、ツイン・ローター構造によりベアリングへの荷重を軽減することで、高トルクを維持しながら回転中の微振動も低減。これらによりアナログレコードの微細情報まで再生することを可能にしたという。なお、イベントで実施された試聴では、ナガオカのカートリッジ「MP-500」が用いられた。(製品の詳細はこちら)。
ナガオカの技術アドバイザー 寺村 博氏は「MP-500はナガオカの最高級カートリッジ。今回のイベントでSL-1200GAEとの組み合わせで使われることが決まったときには、自分の仕事が評価された!やった!という気持ちでした。20kHzまではフラットな特性で、ナチュラルな音調のジャンルを選ばないカートリッジ。アナログレコードの情報を余すことなく引き出してくれます」とコメント。
東洋化成のカッティングエンジニア 西谷俊介氏は「東洋化成は鶴見にプレス工場を持っており、カッティングからプレスまでトータルで行うことができます。一貫して自社で手掛けることで、様々な対応が可能ですしできあがりを想定したものづくりができるのが強みです。3社で情報を共有し、アナログレコードの楽しみ…溝から音が出る衝撃・感動を多くの方に伝えて行きたいです」と挨拶した。
豪華ゲストがアナログレコードへの思いを語る
会場にはテクニクス アンバサダーも務めるピアニスト アリス=紗良・オットさんや、「はちみつぱい」や「ムーンライダーズ」のボーカル・鈴木慶一氏、「はちみつぱい」のベーシストでありオーディオ評論家の和田博巳氏、ブロードキャスターのピーター・バラカン氏、元CDジャーナル編集長の藤本国彦氏らがゲストとして登場した。
3社はいずれもヘッドクォーターおよび製造ラインを日本に置き、「Made in Japan」の素晴らしさを世界に届けているブランド。昨今、アナログレコードが従来のオーディオファンはもちろん若者からも注目を集めており、さらにはテクニクスからアナログプレーヤー「SL-1200GAE」が発売されるなど「音楽を所有して鑑賞する機運が高まって」いる。こうした状況を受け、共同で音楽ファン/オーディオファンのより楽しい音楽試聴スタイルをサポートしていくという。
3社は本日、東京タワー 大展望台 Club333ステージにて発表会を開催した。
パナソニック・伊部哲史氏は「SL-1200シリーズは、発売以来の累計販売台数350万台という、テクニクスの顔とも言える製品。ブランド50周年を記念した限定モデル『SL-1200GAE』は“ダイレクトドライブを再定義する”をコンセプトに生まれた製品で、ほぼ全てのパーツを新規金型を起こして作りました。アナログレコードに刻まれた、音楽が生まれる瞬間を再生できる製品です。今回の3社協同プロジェクトを通じて、日本のレコード文化をより活性化するような活動をしていきたいと考えています」と語った。
「SL-1200GAE」は、全世界1,200台限定販売のアナログプレーヤー。本日4月12日に日本向けの300台の予約受付が開始されたが、30分で完売したとのこと(関連ニュース)。販売店には予約のための行列もできたという。
本機はテクニクスがこれまでアナログターンテーブルで一貫して採用してきたダイレクトドライブ方式を採用。その心臓部となるモーターには、コギングを排除するために無鉄芯を採用したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載する。また、ツイン・ローター構造によりベアリングへの荷重を軽減することで、高トルクを維持しながら回転中の微振動も低減。これらによりアナログレコードの微細情報まで再生することを可能にしたという。なお、イベントで実施された試聴では、ナガオカのカートリッジ「MP-500」が用いられた。(製品の詳細はこちら)。
ナガオカの技術アドバイザー 寺村 博氏は「MP-500はナガオカの最高級カートリッジ。今回のイベントでSL-1200GAEとの組み合わせで使われることが決まったときには、自分の仕事が評価された!やった!という気持ちでした。20kHzまではフラットな特性で、ナチュラルな音調のジャンルを選ばないカートリッジ。アナログレコードの情報を余すことなく引き出してくれます」とコメント。
東洋化成のカッティングエンジニア 西谷俊介氏は「東洋化成は鶴見にプレス工場を持っており、カッティングからプレスまでトータルで行うことができます。一貫して自社で手掛けることで、様々な対応が可能ですしできあがりを想定したものづくりができるのが強みです。3社で情報を共有し、アナログレコードの楽しみ…溝から音が出る衝撃・感動を多くの方に伝えて行きたいです」と挨拶した。
豪華ゲストがアナログレコードへの思いを語る
会場にはテクニクス アンバサダーも務めるピアニスト アリス=紗良・オットさんや、「はちみつぱい」や「ムーンライダーズ」のボーカル・鈴木慶一氏、「はちみつぱい」のベーシストでありオーディオ評論家の和田博巳氏、ブロードキャスターのピーター・バラカン氏、元CDジャーナル編集長の藤本国彦氏らがゲストとして登場した。