公開日 2019/07/24 11:49
東京・新富町のオーディオショップ「on and on」レポート。DYNAUDIOが揃う“居心地の良い専門店”
オーディオ評論家 土方久明氏が店内を体験
東京都・新富町のオーディオ&ホームシアターショップ「on and on」にオーディオ評論家の土方久明さんと訪問した。DYNAUDIO(ディナウディオ)のスピーカーを中心に優れた製品を取りそろえ、いい音を気軽に楽しませてくれる同店の魅力を、土方さんと共に探った。
オーディオに興味はあるし、いろいろな良い音を聴いてみたい。でも、オーディオショップに実際に行くとなると、ちょっと敷居が高そうで入りにくい・・・。そんなことを感じている方も少なくないのではないだろうか。
地下鉄・新富町の駅からほど近くに店舗を構える「on and on」は、誰でも気軽に“よい音”を体験できるオーディオ&ホームシアターショップだ。いわゆるマニア向けの専門店然とした堅苦しさは感じない。自身もDYNAUDIOユーザーであり、定期的に同店を訪れている土方氏も、「店内を覗くと雰囲気も明るくて、入りやすいのがいい」と話す。
on and onの店内に入ると、DYNAUDIOのスピーカーシステムの主要ラインナップが並んでいる。これらのスピーカーを鳴らすエレクトロニクスは、カナダに本拠を置くSIMAUDIO社が展開するハイエンドブランド「MOON by SIMAUDIO」、リーズナブルかつ高性能なオーディオ製品を一貫して提案し続ける仏ブランド「ATOLL」の製品群が中心だ。
DYNAUDIOのスピーカーシステムは、上位シリーズ「CONTOUR」から、この春に導入されたばかりのスタンダードライン「Evoke」まで、リクエストをすれば実際にその音を体験することができる。近年同社が力を入れるライフスタイル寄りのオーディオ製品、ワイヤレススピーカー「XEO」や一体型ワイヤレスオーディオ「Music」の音も聴ける。年内の登場が予告されているDYNAUDIOのハイエンドシリーズ「Confidence」が店内で聴ける日もそう遠くなさそうだ。
土方久明さんはDYNAUDIOの魅力について、「基本性能が非常に高く、情報量や空間表現力といったオーディオ的な再現性の高さと、優れた音楽性を併せ持つ絶妙なセンスを持っています」と評する。また、キャビネットからユニットまでを自社で手がけ、トータルでの完成度が非常に高いので、リファレンス用途から日常的な音楽リスニングまでをカバーできるとのこと。「音楽ジャンルに対する得意不得意がないのも大きなアドバンテージで、音作りのセンスも素晴らしい」とのこと。実際、土方氏の自宅試聴室ではリファレンスのひとつとしてDYNAUDIOの40周年モデル「The Special Forty」が活躍している。
MOONやATOLLの製品にも改めて注目したい。MOONは35年にわたって培ってきた高い技術力と妥協なきモノづくりを基礎として、アンプやCDプレーヤーを中心に、DACやヘッドホンアンプまでをラインナップする。特にトップエンドのEvolutionシリーズは、世界中のオーディオファイルから揺るがない評価を得ている。
ATOLLは1997年に設立された仏ブランドで、価格を疑うコストパフォーマンスに優れたサウンドを備えることが特徴といえる。創業以来、音楽性を損なうことない卓越した製品だりながら誰でも手に入れられるリーズナブルなサウンドを目指してきたというが、その姿勢は最新のSignatureシリーズをはじめとする各製品の音を聴けば理解できる。アンプだけでなく、プレーヤーやDACの評価も高い、
これらDYNAUDIO JAPANが輸入を手がけるブランド以外にも、47研究所、Real Cable、SOULNOTE、JVC Kenwoodの製品も取り扱っている。いずれもon and onのコンセプトに合致した、音質面からも厳選されたモデルだ。
on and ondではこうした製品を、好みの組み合わせで気軽に試聴することができる。世界のスピーカーブランドの中でも屈指の存在であるDYNAUDIOの製品が、これだけ取りそろえられている場所は国内では他にはないはずであり、DYNAUDIOに興味のある方やファンなら、ぜひ訪れたい場所だ。
「DYNAUDIOの旗艦店だけあって、同社の製品がほぼ全てに実際に触れて試聴もできる。モデルの違いによる大きさ、仕上げ、音質の差を確認できることは何よりも嬉しいですね」と土方氏。ちなみに同店には、特別価格で提供されるB級品なども扱われており、足繁く通うと思わぬ掘り出しものにも出会えるかもしれない。
on and onは、オーディオだけでなく、ホームシアターにも力を入れている。エレベーターで地下1階に降りると、4K対応の瀟洒なシアタールームが待っている。JVCの最新4Kプロジェクターに120インチのスクリーン、そしてDYNAUDIOの埋め込み型スピーカーによるトップスピーカーも含めたドルビーアトモス対応のサラウンドシステム。on and onとして「音」にもとことんこだわっており、4K映像と共に、極上の映画サウンドを体験することができる。
ちなみにこちらのシアタールームは、有料レンタルも行っている。価格はなんと、大人1名で3時間:500円。常識的な範囲でのアルコールや飲食物の持ち込みも可能だという。このシアタールームは、近隣に住む方々が小規模なイベントを催す際などにも引き合いが多く、レンタルルームとしてのアピールはこれまで行われてなかったようだが、もちろんオーディオ&ホームシアターマニアの利用も大歓迎とのこと。ソフトは持ち込みとなるが、この価格でこれだけ本格的なシアターを存分に味わえるのは破格だ。
on and onでは、音楽ファンやオーディオファン向けのイベントも多数開催されている。先日は、オーディオファンの間で圧倒的な人気を誇る歌手の井筒香奈江さんを招いたライブ&試聴イベントを開催。レコーディングにも携わったベーシストとギタリストも加わった生演奏と、代表作の最新リマスター版をDYNAUDIOを中心としたシステムで聴く試聴会の両方が同時に味わえる貴重なイベントとあって、大盛況だった。今後は様々なオーディオブランドとコラボした試聴イベントも予定しているとのこと。イベントの充実もon and onならではの魅力と言える。
最後に土方氏は、on and onについて以下のように語ってくれた。「DYNAUDIOの様々なスピーカーを一斉に体験したい方はもちろん、使いこなしや鳴らし方のコツを聞きたいというような方にも、ぜひ足を運んでもらいたいですね。DYNAUDIO以外の製品でも、旬なブランドをたくさん扱っているので、オーディオや良い音に興味がある方にもぜひお薦めです。対応もとてもフレンドリーで居心地も良いので、家族や彼女とも気軽に入れるはずです。音楽好きの琴線に触れるイベントもたくさん開催されているので、ぜひチェックしてほしいです」。
(構成:PHILE WEB編集部)
オーディオに興味はあるし、いろいろな良い音を聴いてみたい。でも、オーディオショップに実際に行くとなると、ちょっと敷居が高そうで入りにくい・・・。そんなことを感じている方も少なくないのではないだろうか。
地下鉄・新富町の駅からほど近くに店舗を構える「on and on」は、誰でも気軽に“よい音”を体験できるオーディオ&ホームシアターショップだ。いわゆるマニア向けの専門店然とした堅苦しさは感じない。自身もDYNAUDIOユーザーであり、定期的に同店を訪れている土方氏も、「店内を覗くと雰囲気も明るくて、入りやすいのがいい」と話す。
on and onの店内に入ると、DYNAUDIOのスピーカーシステムの主要ラインナップが並んでいる。これらのスピーカーを鳴らすエレクトロニクスは、カナダに本拠を置くSIMAUDIO社が展開するハイエンドブランド「MOON by SIMAUDIO」、リーズナブルかつ高性能なオーディオ製品を一貫して提案し続ける仏ブランド「ATOLL」の製品群が中心だ。
DYNAUDIOのスピーカーシステムは、上位シリーズ「CONTOUR」から、この春に導入されたばかりのスタンダードライン「Evoke」まで、リクエストをすれば実際にその音を体験することができる。近年同社が力を入れるライフスタイル寄りのオーディオ製品、ワイヤレススピーカー「XEO」や一体型ワイヤレスオーディオ「Music」の音も聴ける。年内の登場が予告されているDYNAUDIOのハイエンドシリーズ「Confidence」が店内で聴ける日もそう遠くなさそうだ。
土方久明さんはDYNAUDIOの魅力について、「基本性能が非常に高く、情報量や空間表現力といったオーディオ的な再現性の高さと、優れた音楽性を併せ持つ絶妙なセンスを持っています」と評する。また、キャビネットからユニットまでを自社で手がけ、トータルでの完成度が非常に高いので、リファレンス用途から日常的な音楽リスニングまでをカバーできるとのこと。「音楽ジャンルに対する得意不得意がないのも大きなアドバンテージで、音作りのセンスも素晴らしい」とのこと。実際、土方氏の自宅試聴室ではリファレンスのひとつとしてDYNAUDIOの40周年モデル「The Special Forty」が活躍している。
MOONやATOLLの製品にも改めて注目したい。MOONは35年にわたって培ってきた高い技術力と妥協なきモノづくりを基礎として、アンプやCDプレーヤーを中心に、DACやヘッドホンアンプまでをラインナップする。特にトップエンドのEvolutionシリーズは、世界中のオーディオファイルから揺るがない評価を得ている。
ATOLLは1997年に設立された仏ブランドで、価格を疑うコストパフォーマンスに優れたサウンドを備えることが特徴といえる。創業以来、音楽性を損なうことない卓越した製品だりながら誰でも手に入れられるリーズナブルなサウンドを目指してきたというが、その姿勢は最新のSignatureシリーズをはじめとする各製品の音を聴けば理解できる。アンプだけでなく、プレーヤーやDACの評価も高い、
これらDYNAUDIO JAPANが輸入を手がけるブランド以外にも、47研究所、Real Cable、SOULNOTE、JVC Kenwoodの製品も取り扱っている。いずれもon and onのコンセプトに合致した、音質面からも厳選されたモデルだ。
on and ondではこうした製品を、好みの組み合わせで気軽に試聴することができる。世界のスピーカーブランドの中でも屈指の存在であるDYNAUDIOの製品が、これだけ取りそろえられている場所は国内では他にはないはずであり、DYNAUDIOに興味のある方やファンなら、ぜひ訪れたい場所だ。
「DYNAUDIOの旗艦店だけあって、同社の製品がほぼ全てに実際に触れて試聴もできる。モデルの違いによる大きさ、仕上げ、音質の差を確認できることは何よりも嬉しいですね」と土方氏。ちなみに同店には、特別価格で提供されるB級品なども扱われており、足繁く通うと思わぬ掘り出しものにも出会えるかもしれない。
on and onは、オーディオだけでなく、ホームシアターにも力を入れている。エレベーターで地下1階に降りると、4K対応の瀟洒なシアタールームが待っている。JVCの最新4Kプロジェクターに120インチのスクリーン、そしてDYNAUDIOの埋め込み型スピーカーによるトップスピーカーも含めたドルビーアトモス対応のサラウンドシステム。on and onとして「音」にもとことんこだわっており、4K映像と共に、極上の映画サウンドを体験することができる。
ちなみにこちらのシアタールームは、有料レンタルも行っている。価格はなんと、大人1名で3時間:500円。常識的な範囲でのアルコールや飲食物の持ち込みも可能だという。このシアタールームは、近隣に住む方々が小規模なイベントを催す際などにも引き合いが多く、レンタルルームとしてのアピールはこれまで行われてなかったようだが、もちろんオーディオ&ホームシアターマニアの利用も大歓迎とのこと。ソフトは持ち込みとなるが、この価格でこれだけ本格的なシアターを存分に味わえるのは破格だ。
on and onでは、音楽ファンやオーディオファン向けのイベントも多数開催されている。先日は、オーディオファンの間で圧倒的な人気を誇る歌手の井筒香奈江さんを招いたライブ&試聴イベントを開催。レコーディングにも携わったベーシストとギタリストも加わった生演奏と、代表作の最新リマスター版をDYNAUDIOを中心としたシステムで聴く試聴会の両方が同時に味わえる貴重なイベントとあって、大盛況だった。今後は様々なオーディオブランドとコラボした試聴イベントも予定しているとのこと。イベントの充実もon and onならではの魅力と言える。
最後に土方氏は、on and onについて以下のように語ってくれた。「DYNAUDIOの様々なスピーカーを一斉に体験したい方はもちろん、使いこなしや鳴らし方のコツを聞きたいというような方にも、ぜひ足を運んでもらいたいですね。DYNAUDIO以外の製品でも、旬なブランドをたくさん扱っているので、オーディオや良い音に興味がある方にもぜひお薦めです。対応もとてもフレンドリーで居心地も良いので、家族や彼女とも気軽に入れるはずです。音楽好きの琴線に触れるイベントもたくさん開催されているので、ぜひチェックしてほしいです」。
(構成:PHILE WEB編集部)