• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/11/14 10:44

<Inter BEE>Shureやオーディオテクニカなど多彩なプロオーディオ機器。Genelecは新「The Ones」世界初披露

フォステクスはDante対応スピーカー
編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Inter BEE2019(2019年国際放送機器展)が開幕。本稿では、プロオーディオ部門の展示から、新スピーカーを初披露したGenelec、フォステクスやShure、オーディオテクニカとタスカムなどの展示をレポートする。

ジェネレックジャパンとシンタックスジャパンは、エムアイセブンジャパンと合同で出展。ジェネレックブースでは、9月にアナウンスされた「The Ones」の新モデルが初披露された。

初披露の「8361A」「8351B」含む4機種を展示

新たにラインナップに加わるのは「W371A」「8361A」「8351B」の3モデルで、うち8361Aと8351Bの2モデルがブースに展示されている。

価格はオープンだが、それぞれW371Aは税込1,200,000円前後、8361Aは税込660,000円前後、8351Bは税込550,000円前後での実売が予想される。発売日は後日の発表となるが、8351Bは10月、8361Aは11月、W371Aは12月より生産が開始されるとのことだ。

ブースではイベントも行われ、多くの客が詰めかけていた

シンタックスジャパンブースでは、先日発表されたRMEの最新オーディオインターフェース「Babyface Pro FS」を世界初披露。他にも「ADI-2 FS」や「Digiface AVB」など、今年発表となった製品が並んでいた。

先日発表されたばかりの「Babyface Pro FS」が初公開。「ADI-2 FS」などの新製品も展示されていた

フォステクスは、ブランド初となるDante対応アクティブスピーカー「6301DT」を参考展示。

Dante対応第1弾となる「6301DT」を参考出展

本機はフォステクスブランドにおけるDante対応製品第1弾で、同社の「6301N」をDante接続対応にしたモデル。スペックなどは同等となる。

出展機はほぼ完成品に近い状態で、国内では今回が初披露。現時点では2020年3月の発売を予定しているとのこと。これを皮切りに、今後他のスピーカーモデルのDante対応機もリリースしていきたいと意気込みを語っていた。

オーディオテクニカは、ティアックの業務用機器ブランドであるタスカムと共同開発した設備向けミキサー「ATDM-1012」を出展。

オーディオテクニカ×タスカムの共同開発モデル「ATDM-1012」。本製品はタスカムのブースでも展示されていた

タスカムのレコーダー「SS-R250N」との連携を前提としたミキサーで、複雑な設定などせずとも連携しての動作が可能なうえ、録音や再生などのアクションをタブレットから操作可能。専門知識などが無くても会議など録音システムを導入できるとアピールする。

上が「ATDM-1012」で、下が「SS-R250N」

タブレットなどから簡単に操作が可能だという

ATDM-1012の発売は2020年を予定しており、またSS-R250Nもファームウェアアップデートによって連携が可能になるとのことだ。

静科は、独自の吸音構造を持つ音響パネル「SHIZUKA Stinlness Panel」「SHIZUKA SDM」を展示。同製品は比重の異なる3種類の素材を組み入れることなどによって、一般的な製品よりも幅広い帯域、特に低域方向での吸音能力が高いのだという。また、内部の吸音材も従来素材よりもさらに細かい空気層を持っており、これによって内部に入った音を逃さないようにしている。

「SHIZUKA SDM」

また、同社によれば、グラスウールでは約500mmの厚さが必要な吸音効果を、同社製品であれば35mmの厚さで得られると説明。ブースでは、アーティスト/レコーディング・エンジニアのオノセイゲン氏のスタジオなどにも導入されていることも紹介していた。

ヒビノプロオーディオセールス/ヒビノインターサウンドブースではHarman Kardonグループの製品を展開。業務用ミキサーやスピーカーと共に、JBLのモニタースピーカー「104-Y3」や、AKGのモニターヘッドホンなどが展示されていた。

AKGブランドのモニターヘッドホンが一斉展示され、試聴も可能となっていた

シュア・ジャパンは業務用のワイヤレスシステムや、ミュージシャンには“ゴッパー”の愛称でお馴染み「SM58」をはじめとするマイク製品などを展示。またイベント内では、ブランド最高峰だという1.2GHz帯のワイヤレスシステム「AXT DIGITAL」の発表会も行われた。

シュアのブースではワイヤレスシステムやマイクを展示

新ワイヤレス製品「AXT DIGITAL」も置かれていた

パナソニック/パナソニックシステムソリューションズジャパンのブースでは、今年40周年を迎えるプロ向けスピーカーブランド・RAMSAの製品展示が行われている。ブース前ではテクニクスのプレーヤーとRAMSAのスピーカーを使用したDJパフォーマンスが行われ、注目を集めていた。

パナソニックのプロ向けスピーカーブランド「RAMSA」は今年で40周年

テクニクスとのコラボDJパフォーマンスも行われていた

ほか、BOSEはスタジアムやレストラン用の業務用スピーカーや屋外用ポータブルスピーカーなどを展示。ZOOMは民生用ハンディレコーダーなどを展示していた。

BOSEブースではストリートライブなどで使われる屋外用スピーカーも展示

ZOOMはハンディレコーダーなどを展示していた

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 ヤマダデンキ、「ブラックフライデー」セールを11/16より開始。ベスト電器、マツヤデンキでも開催
2 iPhone買い換え、手持ちモデルを手放す際に必ずやっておくべきこととは?
3 ケーブル接続の「バランス/アンバランス」ってつまり何?
4 「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11月23日・24日開催。出展メーカーや連続試聴イベントの内容はコチラ!
5 <Inter BEE>ゼンハイザー、国内未発売製品を初お披露目/NHK、“自由に変形する”ディスプレイ/コルグ「Live Extreme」試聴デモ
6 THIEAUDIO「Origin」は低音好き垂涎!骨伝導搭載・クアッドハイブリッド構成のイヤホンを聴く
7 B&Wの人気シリーズ、トゥイーター・オン・トップ式ブックシェルフ3機種の魅力を探る
8 ビクター“nearphones”「HA-NP1T」速攻レビュー! イヤーカフ型ながら聴きイヤホンを女性ライターが使ってみた
9 MUSE HiFi、真空管搭載ポータブルDAC/AMP「M5 ULTRA」。ESS社と独自回路を共同開発
10 スピーカーの“原音再生”をデジタルフィルターで解決!テレビや車に搭載広がるEilex PRISMの秘密に迫る
11/15 10:43 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX