公開日 2020/09/25 12:38
「いい音」で診察中もリラックスした時間を。DYNAUDIOスピーカーを導入した歯医者を訪ねた
Bluetoothでスマホから好きな音楽を再生できる
■完全個室の診療室に、ワイヤレススピーカーMusicを導入
岐阜県岐阜市で父親の代から歯科医院を営む森 隆充さんは、診療所のリニューアルにあたり、「音」にもこだわることでより開かれた診察の場を作りたいとの思いから、DYNAUDIOのワイヤレススピーカー「Music」を6台、新たにクリニックに導入した。
9月7日にリニューアルオープンしたばかりの「あかなべ歯科」は、木の清涼な香りがまだ残る開放的な待合室、それに5つの個室の診療室から構成されている。椅子や照明もヴィンテージアイテムにこだわって探し出したそうで、キッズルームや相談室も完備している。
あかなべ歯科では、通常の歯科治療はもちろんのこと、インプラントやホワイトニング、矯正治療にも力を入れている。森さん自身も「マイクロエンド」と呼ばれる精密根管治療が専門だ。これは、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて歯の神経から治療する方式で、アメリカではかなり浸透しているものの、日本では保険適用外ということもあり、まだまだ対応できる歯科は少ない。森さんはアメリカのペンシルバニア大学でこのマイクロエンドを専門的に学び、日本でもきちんとこの治療方式を広めたいと考えている。
昨今では診療においてもプライバシーへの配慮が重要なテーマとなっていることもあり、5つの診察室はすべて個室で、2つは治療中心、あとの3つはメンテナンスなどが中心となっている。勤務する医師は森さんとお父さんの2人、歯科衛生士も4人勤務し、バリアフリーにも配慮した地域に密着した診療所だ。
それぞれの個室には患者への説明のために大型ディスプレイが設置され、その下にDYNAUDIOのワイヤレススピーカー「Music 5」が取りつけられている。Musicは、デンマークの老舗スピーカーブランドDYNAUDIOが2018年より展開しているワイヤレススピーカーのシリーズである。サイズは1、3、5、7と4種類あるが、今回診察室に導入されたのは、上から2つめのサイズMusic 5。待合室にはHDMIでも接続できる「Music 7」も導入されている。
DYNAUDIOのアクティブスピーカーには「Xeo」というシリーズもあるが、オーソドックスなスピーカーの形をしたXeoに比べ、Musicは船をイメージしたよりインテリアとのマッチングを意識したデザインとなっている。ファブリックもGabriel社製の柔らかな風合いで、自然な佇まいで診察室に馴染んでいる。
取り付けには専用壁掛けツール「Music Wall Bracket」を使用、電源ケーブルは壁から直接接続されており、外からケーブルが気にならない工夫もなされている。
■患者さんが自分のスマートフォンから好きな音楽を再生できる
根っからのDYNAUDIOファンである森さんは、これまでも「Audience 72SE」や「Special 25」等のスピーカーを愛用してきたが、患者さんがリラックスして診察や治療を受けられるようにとの配慮から、Musicの導入を決意したと言う。Musicはネットワーク再生の他にBluetoothを搭載しているので、患者さん自身のスマートフォンから自由に音楽をセレクトできるというのも導入の大きな決め手となった。
Music 5には、レッド、ブルー、ライトグレイ、ダークグレイの4つのカラーバリエーションがある。どれを導入するのが良いだろうか、と迷った森さんは、サポートを担当するオーディオショップ、サウンド・ハンターさんに相談。全色取り寄せてみた結果、「どれがいいか迷ってしまったので、各部屋ごとに違う色にしよう! と全色導入してしまいました」
どうしても歯医者というと、痛い・怖いというイメージがつきまとってしまう。しかし、森さんは予防医療にも力を入れており、悪くなる前に、痛くならないようにするために通う歯科医のありかたを模索している。そういった患者さんとの信頼関係の構築のために、良い音という環境には大きな意味があると森さんは考えているのだ。
DYNAUDIO JAPANの前田正人社長も、MusicやXeoにはこれまでのピュアオーディオファンだけではない新しい可能性を感じている。「特に若い方はスマートフォンのスピーカーで音楽を聴くことが当たり前となっています。ですから、よく行くスポットでいい音楽が流れているな、というところからDYNAUDIOの名前を知っていただくことが、長い目で見たときのオーディオファンを増やしていくことに繋がると考えています」。過去には、ダンススクールや旅館といった商業施設への導入実績もあるという。
岐阜県岐阜市で父親の代から歯科医院を営む森 隆充さんは、診療所のリニューアルにあたり、「音」にもこだわることでより開かれた診察の場を作りたいとの思いから、DYNAUDIOのワイヤレススピーカー「Music」を6台、新たにクリニックに導入した。
9月7日にリニューアルオープンしたばかりの「あかなべ歯科」は、木の清涼な香りがまだ残る開放的な待合室、それに5つの個室の診療室から構成されている。椅子や照明もヴィンテージアイテムにこだわって探し出したそうで、キッズルームや相談室も完備している。
あかなべ歯科では、通常の歯科治療はもちろんのこと、インプラントやホワイトニング、矯正治療にも力を入れている。森さん自身も「マイクロエンド」と呼ばれる精密根管治療が専門だ。これは、顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて歯の神経から治療する方式で、アメリカではかなり浸透しているものの、日本では保険適用外ということもあり、まだまだ対応できる歯科は少ない。森さんはアメリカのペンシルバニア大学でこのマイクロエンドを専門的に学び、日本でもきちんとこの治療方式を広めたいと考えている。
昨今では診療においてもプライバシーへの配慮が重要なテーマとなっていることもあり、5つの診察室はすべて個室で、2つは治療中心、あとの3つはメンテナンスなどが中心となっている。勤務する医師は森さんとお父さんの2人、歯科衛生士も4人勤務し、バリアフリーにも配慮した地域に密着した診療所だ。
それぞれの個室には患者への説明のために大型ディスプレイが設置され、その下にDYNAUDIOのワイヤレススピーカー「Music 5」が取りつけられている。Musicは、デンマークの老舗スピーカーブランドDYNAUDIOが2018年より展開しているワイヤレススピーカーのシリーズである。サイズは1、3、5、7と4種類あるが、今回診察室に導入されたのは、上から2つめのサイズMusic 5。待合室にはHDMIでも接続できる「Music 7」も導入されている。
DYNAUDIOのアクティブスピーカーには「Xeo」というシリーズもあるが、オーソドックスなスピーカーの形をしたXeoに比べ、Musicは船をイメージしたよりインテリアとのマッチングを意識したデザインとなっている。ファブリックもGabriel社製の柔らかな風合いで、自然な佇まいで診察室に馴染んでいる。
取り付けには専用壁掛けツール「Music Wall Bracket」を使用、電源ケーブルは壁から直接接続されており、外からケーブルが気にならない工夫もなされている。
■患者さんが自分のスマートフォンから好きな音楽を再生できる
根っからのDYNAUDIOファンである森さんは、これまでも「Audience 72SE」や「Special 25」等のスピーカーを愛用してきたが、患者さんがリラックスして診察や治療を受けられるようにとの配慮から、Musicの導入を決意したと言う。Musicはネットワーク再生の他にBluetoothを搭載しているので、患者さん自身のスマートフォンから自由に音楽をセレクトできるというのも導入の大きな決め手となった。
Music 5には、レッド、ブルー、ライトグレイ、ダークグレイの4つのカラーバリエーションがある。どれを導入するのが良いだろうか、と迷った森さんは、サポートを担当するオーディオショップ、サウンド・ハンターさんに相談。全色取り寄せてみた結果、「どれがいいか迷ってしまったので、各部屋ごとに違う色にしよう! と全色導入してしまいました」
どうしても歯医者というと、痛い・怖いというイメージがつきまとってしまう。しかし、森さんは予防医療にも力を入れており、悪くなる前に、痛くならないようにするために通う歯科医のありかたを模索している。そういった患者さんとの信頼関係の構築のために、良い音という環境には大きな意味があると森さんは考えているのだ。
DYNAUDIO JAPANの前田正人社長も、MusicやXeoにはこれまでのピュアオーディオファンだけではない新しい可能性を感じている。「特に若い方はスマートフォンのスピーカーで音楽を聴くことが当たり前となっています。ですから、よく行くスポットでいい音楽が流れているな、というところからDYNAUDIOの名前を知っていただくことが、長い目で見たときのオーディオファンを増やしていくことに繋がると考えています」。過去には、ダンススクールや旅館といった商業施設への導入実績もあるという。