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公開日 2009/10/15 10:00

パイオニア、デジタル入力対応のiPodドックスピーカー「XW-NAS5」を発売

サブウーファーを備えた2.1chシステム
Phile-web編集部
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パイオニアは、同社として初めてのiPodドック一体型スピーカー「XW-NAS5」を11月中旬に発売する。価格はオープンだが49,800円前後での販売が予想される。

XW-NAS5

本機は「IFA 2009」にも出展されていたモデル(関連ニュース)で、本体色はメタリックシルバー、メタリックブラック、ルベライトレッドの3色が用意される。対応iPodは第3世代以降のiPod nano/classic/touchで、第2世代のnanoは音声の再生のみ行える。またiPhoneも機内モードをONにすることで使用することができる。

本機は、これまでにない新しい音楽との付き合い方を提案するモデルとして開発を行った。iPodドックのほか、FMラジオの受信機能、外部音声入力端子なども備える。さらに別売りのBluetoothアダプター「AS-BT100」にも対応し、Bluetooth対応のiPod/iPhoneやPC、携帯電話などの音声をBluetooth経由で再生することもできる。

本機の音質面での大きな特徴は二つ。一つはiPodデジタル接続に対応したことで、アナログ接続の他社製品に比べて高音質な再生が可能になる。

NAS5はiPodから取り出したデジタル信号をフルデジタル処理することができる

もう一つは10cmのサブウーファーを本体下部に搭載し、2.1chシステムとした点。これによりパワフルな低音再生を実現した。実用最大出力はL/Rが15W+15W、サブウーファーが30W。

本体下部に10cmのサブウーファーを搭載

背面にはコンポーネントビデオ出力端子やBluetoothアダプター入力端子などを装備

同社オリジナルのDSPを搭載し、楽曲間の音量差を自動的に調整する「ALC」(オートレベルコントロール)、メリハリのある音を楽しめる「VIVID」(ビビッド)、レトロ調の「Lo-Fi」(ローファイ)の3つのサウンドモードを備えている。また圧縮により失われた情報を補間する「アドバンスド・サウンドレトリバー」にも対応しており、同社では「iPod内の楽曲をCDに迫る高音質で楽しめる」と説明している。

ユニークな機能として、パイオニアがプロデュースした環境音を収録した「サウンドスケープ機能」も搭載。リオのコパカバーナ海岸の波の音など、6種類の環境音から好きなものを再生することで、再生することで癒しの空間を演出することが可能という。またiPodやFMラジオ、外部入力の音楽とサウンドスケープをミックスして再生することもできる。

映像面では、ビデオ出力とコンポーネント出力を各1系統装備。iPod内の動画や静止画をテレビで表示することができる。

時計機能も搭載し、目覚まし・おやすみタイマー機能を内蔵。音源はiPod/FMラジオ/ビープ音から選択できる。

デザインについても、これまでのオーディオにないものを目指したという。オブジェとしても使用できる洗練されたデザインを実現しながら、同時に音質にも配慮した筐体を備えている。

■「高い再生音/シンプルで洗練されたデザイン/DAPとの連携」を
 実現するNAS5は「ありそうでなかった製品」− 発表会詳報



パイオニアマーケティング 加藤彰久氏
同社は本日「XW-NAS5」の発表会を都内にて開催した。発表会ではパイオニアマーケティング マーケティング部の加藤彰久氏がNAS5の機能と特徴について説明を行った。

アンプやスピーカー、コンポなど既存オーディオが苦戦する現在の国内オーディオ市場だが、DAP市場は拡大を続けている。「つまり音楽を楽しみたいというニーズの量に変化はない」と説明する加藤氏。DAPが中心になることで、音楽を楽しむスタイルの多様化が顕著になっているとも話す。「DAPメモリの大容量化が進み、多くの楽曲を保存できるようになった。これまでは家ではコンポ、外ではiPodというように住み分けがされていたが、これからはiPodが一種のメディアのように機能し、屋内/屋外問わずソースにして楽しむ、というように変化してきている」(加藤氏)。

オーディオ市場のなかでDAPは順調に拡大を続けている

iPodが一種のメディア化。屋内外問わず使われるようになっていると指摘した

iPod用スピーカー市場も右肩上がりに成長しており、2009年度は約40万台、41億9,019億円規模の市場になると予想されている。「しかしiPod用スピーカーはコンパクトさや廉価さがフィーチャーの製品が多く、デザインや音質にこだわったモデルがなかった。そんな“ありそうでなかった”システムとしてパイオニアが発売するのが、新製品の『NAS5』だ」と自信を見せた。

iPodデジタル入力対応とフルデジタル処理、圧縮音を補間するアドバンスド・サウンドレトリバー機能の搭載やウーファー搭載で「再生音の良さ」を実現。時代を超えて愛される流線型のシンプルなボディはデザイン性も高い。iPodとの親和性も高く、新iPodにもマッチするグロス仕上げを採用した点、iPod nanoで撮影した動画をテレビに出力可能な点など、さまざまなフィーチャーがある「NAS5」を説明した加藤氏。

「iPodスピーカーの好調はその廉価さが支持されていたという理由もあるのではないか」という質問に対しては「確かにNAS5は高めの価格ではあるが、“いい音で聴きたい”というニーズは必ずあると思う。既存製品の音に満足できない方に楽しんでもらえる製品だと考えている」と回答した。アンプ・スピーカー一体型のシステムでiPodデジタル入力に対応している製品は「ほぼ初めての製品となる」そうで、この点も訴求ポイントになるだろう。

【問い合わせ先】
パイオニア(株)
カスタマーサポートセンター
TEL/0120-944-222

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製品スペックを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドPIONEER
  • 型番XW-NAS5
  • 発売日2009年11月中旬
  • 価格¥OPEN(予想実売価格49,800円前後)
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