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公開日 2010/05/31 20:12
テレビに「4原色革命」起こす − シャープ「AQUOS クアトロン」発表会レポート
「垂直統合の強みを発揮できた」
シャープ(株)は本日、4原色パネルを搭載した「AQUOS クアトロン」やBlu-ray 3D再生に対応したBDレコーダー「AQUOS ブルーレイ」などを一斉に発表した。本項では発表会の模様をお伝えしよう。
まず登壇したのは、同社代表取締役副社長執行役員の松本雅史氏。同氏は「液晶パネルの進化とともにAQUOSは進化してきた」と切り出し、昨年にUV2A技術を採用した液晶テレビ“AQUOS”を発売したこと、また今年1月にはRGB+Yの4原色液晶技術を採用した「クアトロン」パネルを発表したことを改めて説明。「欧米では先行してクアトロン搭載液晶テレビを展開してきたが、7月から日本市場でも導入し、液晶テレビに映像革命を起こす」と宣言した。なおクアトロンという名称は、イタリア語で「4」を意味するクアトロから考えた造語だ。
同氏は4原色パネル「クアトロン」の効果について、「色の表現力が大幅に高まるだけでなく、光の利用効率が向上し、低消費電力でも明るい映像を実現できる」と説明。またクアトロンが3D映像の表示にも適していることも強調し、「これを独自オンリーワン技術の『FRED』や『スキャニングLEDバックライト』と組み合わせることで、3Dに最適なパネルとなった。明るく、色鮮やかでクロストークが少ない3D映像が実現した」と語った。
また松本氏はクアトロンの、今後の事業展開についても紹介。40V型以上のモデルについては、クアトロンパネル搭載比率を2010年度に30%、2011年度には100%にするほか、国内では3Dに対応した。“AQUOS クアトロン 3D”モデルの比率を、2011年度には全体の50%以上に高める計画を明らかにした。
さらに同氏は、同社の3D対応テレビと周辺機器を連携させる重要性を強調。「アクオス ファミリー」というコンセプトのもと、「レコーダー、オーディオ、ヘッドホン、デジカメなどとの連携を強化する」と宣言。3Dデジカメについては、IrSSで3D映像をワイヤレスでAQUOSに伝送する機能を用意した。
またパッケージメディアでは、ワーナーエンターテイメント ジャパンと提携し、4原色パネルの画質を訴えるキャンペーンを展開する。3Dについても、3D対応の「AQUOS クアトロン 3D」や3D対応BDレコーダーと、ワーナーが劇場公開している3D映画「タイタンの戦い」の共同プロモーションを実施するほか、LX3ラインやXF3ラインについても、プレゼントキャンペーンや店頭デモ、販促ツールなど共同プロモーションを展開する。
発表会では、米ワーナー・ホーム・ビデオ ディストリビューション・プレジデントのジム・ウースリッチ氏からのビデオレターも披露された。ウースリッチ氏は、「ハリウッドNo.1のエンターテイメントスタジオであるワーナーと、日本のテレビトップブランドのシャープと共同で、クアトロンの技術を使った新しいAQUOSを通して、大ヒット作を提供できることを嬉しく思う」とコメントした。
また松本氏は、クアトロン搭載テレビのグローバル展開についても言及。4月に欧米で発売し、今回国内販売がアナウンスされたが、7月からは中国やアジアなど新興国を含めて展開を行っていくという。また、3D対応の「AQUOS クアトロン 3D」についても、今年8月から10月頃を目処に、欧米や中国に投入する計画という。
松本氏は最後に、「2D映像も3D映像も4原色で革命を起こす」と高らかに宣言。クアトロンにかける同社の強い意気込みをアピールした。
その後、同社執行役員 AVシステム事業本部長の中村恒夫氏が製品の概要を紹介した。くわしい製品の内容は別項を参照いただきたいが、4原色パネル搭載については「4原色に対応した液晶駆動技術、LED技術を独自開発できる、シャープならではの垂直統合の強みを活かせた」と説明。
また3Dテレビの価格設定について、他メーカーと比べ若干高めではないか、と問われた中村氏は「今回、3原色から4原色に変えた。これによる精細度や色再現性の向上を、他社様より競争力のある部分と考えて価格を設定した。他社様とも十分戦える価格だと考えている」と述べ、製品の完成度に自信を示した。
まず登壇したのは、同社代表取締役副社長執行役員の松本雅史氏。同氏は「液晶パネルの進化とともにAQUOSは進化してきた」と切り出し、昨年にUV2A技術を採用した液晶テレビ“AQUOS”を発売したこと、また今年1月にはRGB+Yの4原色液晶技術を採用した「クアトロン」パネルを発表したことを改めて説明。「欧米では先行してクアトロン搭載液晶テレビを展開してきたが、7月から日本市場でも導入し、液晶テレビに映像革命を起こす」と宣言した。なおクアトロンという名称は、イタリア語で「4」を意味するクアトロから考えた造語だ。
同氏は4原色パネル「クアトロン」の効果について、「色の表現力が大幅に高まるだけでなく、光の利用効率が向上し、低消費電力でも明るい映像を実現できる」と説明。またクアトロンが3D映像の表示にも適していることも強調し、「これを独自オンリーワン技術の『FRED』や『スキャニングLEDバックライト』と組み合わせることで、3Dに最適なパネルとなった。明るく、色鮮やかでクロストークが少ない3D映像が実現した」と語った。
また松本氏はクアトロンの、今後の事業展開についても紹介。40V型以上のモデルについては、クアトロンパネル搭載比率を2010年度に30%、2011年度には100%にするほか、国内では3Dに対応した。“AQUOS クアトロン 3D”モデルの比率を、2011年度には全体の50%以上に高める計画を明らかにした。
さらに同氏は、同社の3D対応テレビと周辺機器を連携させる重要性を強調。「アクオス ファミリー」というコンセプトのもと、「レコーダー、オーディオ、ヘッドホン、デジカメなどとの連携を強化する」と宣言。3Dデジカメについては、IrSSで3D映像をワイヤレスでAQUOSに伝送する機能を用意した。
またパッケージメディアでは、ワーナーエンターテイメント ジャパンと提携し、4原色パネルの画質を訴えるキャンペーンを展開する。3Dについても、3D対応の「AQUOS クアトロン 3D」や3D対応BDレコーダーと、ワーナーが劇場公開している3D映画「タイタンの戦い」の共同プロモーションを実施するほか、LX3ラインやXF3ラインについても、プレゼントキャンペーンや店頭デモ、販促ツールなど共同プロモーションを展開する。
発表会では、米ワーナー・ホーム・ビデオ ディストリビューション・プレジデントのジム・ウースリッチ氏からのビデオレターも披露された。ウースリッチ氏は、「ハリウッドNo.1のエンターテイメントスタジオであるワーナーと、日本のテレビトップブランドのシャープと共同で、クアトロンの技術を使った新しいAQUOSを通して、大ヒット作を提供できることを嬉しく思う」とコメントした。
また松本氏は、クアトロン搭載テレビのグローバル展開についても言及。4月に欧米で発売し、今回国内販売がアナウンスされたが、7月からは中国やアジアなど新興国を含めて展開を行っていくという。また、3D対応の「AQUOS クアトロン 3D」についても、今年8月から10月頃を目処に、欧米や中国に投入する計画という。
松本氏は最後に、「2D映像も3D映像も4原色で革命を起こす」と高らかに宣言。クアトロンにかける同社の強い意気込みをアピールした。
その後、同社執行役員 AVシステム事業本部長の中村恒夫氏が製品の概要を紹介した。くわしい製品の内容は別項を参照いただきたいが、4原色パネル搭載については「4原色に対応した液晶駆動技術、LED技術を独自開発できる、シャープならではの垂直統合の強みを活かせた」と説明。
また3Dテレビの価格設定について、他メーカーと比べ若干高めではないか、と問われた中村氏は「今回、3原色から4原色に変えた。これによる精細度や色再現性の向上を、他社様より競争力のある部分と考えて価格を設定した。他社様とも十分戦える価格だと考えている」と述べ、製品の完成度に自信を示した。