シャープ、3D/BDXL対応のスタンダードBDレコーダー3機種を発売

シャープ（株）は、Blu-ray 3D再生やBDXLに対応しながら低価格化を図ったBDレコーダー3機種を10月20日から順次発売する。

発売するのは、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを2基搭載したダブルチューナーモデル「BD-HDW65」「BD-HDW63」と、同1基を搭載したシングルチューナーモデル「BD-HDS65」。各モデルの内蔵HDDと価格、発売日は以下の通り。

・「BD-HDW65」500GB　￥OPEN（予想実売価格120,000円前後）　10月20日
・「BD-HDW63」320GB　￥OPEN（予想実売価格110,000円前後）　10月20日
・「BD-HDS65」500GB　￥OPEN（予想実売価格95,000円前後）　11月20日


3モデルすべてがBlu-ray 3Dの再生とBDXLに対応。3層100GBの-Rディスクを使用した場合、DRモードでも約12時間の録画ができる。なおBDXLは3層の-Rだけでなく、4層の-Rや3層の-REにも対応している。

同社では「BD-HDW700」「BD-HDW70」をハイエンドモデル、今回発表の3機種をスタンダードモデルとして位置づけている。上位機との主な違いは、内蔵HDD容量のほか、筐体デザインも変更。また、5.1chバーチャルサラウンド対応ヘッドホン出力が今回の3機種では省略されており、HDMI出力が2系統から1系統に、高音質化パーツが省略されているなどの違いもある。

なおデザインは、液晶テレビ“AQUOS”とのマッチングを図った「フルフラットデザイン」を採用。ダブルチューナー機は前面パネルの縁取りが銀メッキで、HDW65は天面が光沢、HDW63はマット仕上げとなる。シングルチューナーのHDS65は前面パネルの縁取りも黒光沢仕上げを採用している。

トランスコーダーはAQUOSブルーレイの2010年春モデルから搭載されている、新MPEG-4 AVC/H.264トランスコーダーを採用。2カ国語、マルチ音声、番組連動データなども、録画モードにかかわらず記録できるのが特徴だ。なお、HDW65/HDW63の2機種は、2番組同時のAVC録画が行える。

また長時間モード録画で起こりやすい映像ノイズや SD画質の映像の荒さなどを低減し、クリアに再生する「微細化高画質」も搭載。これまでシングルチューナー機は搭載していなかったが、今回のHDS65では利用できるようになった。

なお、HDW65/HDW63のダブルチューナーモデル2機種は、スカパー!HDと放送波の3番組同時録画にも対応。機能が向上し、2番組のAVC同時録画中も、スカパー!HDと合わせた3番組同時録画ができるように進化した。なお、このAVC 2番組＋スカパー!HD同時録画は、BD-HDW700/70でもアップデートにより利用可能になる。

またHDW65/HDW63は無線LANユニットも内蔵。IEEE802.11n/a/b/gに対応している。スカパー!HDのハイビジョン録画、AQUOSとのホームネットワーク機能、アクトビラの視聴、BD-LIVE、デジタル放送双方向通信などに利用できる。

■リモコンは新デザイン採用でボタンを大型化

リモコンも新デザインに進化。テンキーはドア内に移し、レコーダーの操作ボタンを目立たせた。これにより、トレイ開閉ボタンや録画画質の変更ボタン、画面表示ボタンなどをより利用しやすくした。また全体的にボタンを大型化し、視認性や押しやすさを高めた。

さらに、番組のキーワード検索や、類似した名称の番組を検索できる機能「かんたん番組検索」は、番組表だけでなく、録画済の番組も対象に検索することができ、大量の録画番組がある場合でも見たい番組を探しやすくなっている。

ネットワーク機能では、従来機から引き続き「ホームネットワーク機能」を搭載し、DLNAとDTCP-IPに対応。DLNAはサーバー機能のみ。

アクトビラ ビデオやアクトビラビデオ・フルの視聴や、CATVのSTBとi.Linkで接続して本機で録画できる機能なども、既存機種から継承している。また、「ハイビジョンビデオカメラダビング」機能は、新たにシングルチューナーモデルも対応した。

なおHDW65/HDW63の2機種は、レコーダーのHDDに録画したデジタル放送を対応の携帯電話にVGA/30フレームで転送できる「高画質番組持ち歩き」機能の利用も行える。

HDMIリンク機能は「AQUOSファミリンクII」に対応し、レコーダーを操作できる「ファミリンクパネル」を、液晶テレビ“AQUOS”の画面に表示させることができる。


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