• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/02/16 18:43

2/19オープンの「パイオニア プラザ銀座」を一足先に見てきた!

新技術体験やイベントを楽しめるスペースなどを用意
ファイル・ウェブ編集部:小澤麻実
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
パイオニア(株)は、同社製品や技術を体感できる空間「パイオニア プラザ銀座」を2月19日よりオープンする。それに先立って本日、プレス向けに事前披露会が開催された。

「パイオニア プラザ銀座」の外観

銀座駅にも大きく広告が掲示されている

■パイオニア プラザ銀座 PIONEER PLAZA GINZA
・住所:東京都中央区銀座2丁目5番11号 デビアス銀座ビル 1F/2F/B1
   (東京メトロ銀座駅・銀座一丁目駅 徒歩3分/JR有楽町駅 徒歩5分)
・営業時間:11〜20時
・休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
・電話番号:03-5579-9381
・サイト:http://pioneer-ginza.jp

「パイオニア プラザ銀座」は、銀座駅・銀座一丁目駅・有楽町駅から近い、大変便利な場所にある。周囲にはアップルストアや山野楽器、プランタン銀座、松屋銀座などさまざまなスポットがあり、パイオニア プラザ銀座に寄ったあと銀ブラを楽しむ、というのも良さそうだ。

■「多くの方にパイオニアの新しい息吹を体験してほしい」(小谷社長)

会には同社の小谷 進社長が登場し、挨拶を行った。

「『パイオニア プラザ銀座』はこれからのパイオニアを発信していく基地だ」と説明する小谷社長は、先日大変ショックな体験をしたのだという。

パイオニア 小谷 進氏

「昨年の株主総会で、赤ん坊連れの若い女性株主から『私たちのような若い女性が買いたいと思えるような商品が全くない』というご意見をいただいた。また、横須賀線の駅から見える新川崎本社のパイオニアロゴを見て、女子高生が『あの“PIONEER”って何をやってる会社なの?』と話しているのを聞いて、愕然とした」と語る小谷社長。

「パイオニアは多くのファンの方から支持していただいているが、どちらかというと年齢の高い男性が多く、若い女性に向けた製品を出せてこられなかったのは事実だ。今年からは、これまでやったことがなかったものも含め新しい製品にチャレンジしていく。そういった新しい息吹を、若者からお年寄り、海外の方まで多くの方が集まる銀座にある『パイオニア プラザ銀座』という場所でぜひ体験して欲しい」と熱意を語る。「技術や製品を展示するだけの場ではなく、お客様とのコミュニケーションの場としても展開していきたいと考え、B1Fの試聴室を使った様々なイベントも開催していく予定だ。展示やイベントを通して、多くの方にパイオニアが提案する新しい価値・新しいライフスタイルを体験していただければ」と締めくくった。

では各フロアのようすをご紹介しよう。

フロアマップ

1F:パイオニアが創造する世界観を体感する空間

1Fは、新しいジャンルの製品や技術を展示するフロアと位置付けられている。まだ製品化されていない多数の意欲的な技術が登場しており、「これからのパイオニア」の姿を見られる内容になっている。

卵形の小さな安らぎ空間「Sound Cocoon」

Sound Cocoon

今回個人的に「これはぜひ体験してもらいたい!」と思ったのは、入り口を入って正面にある「Sound Cocoon」だ。これは卵形の小さな空間にACCOのアンプとスピーカーが埋め込まれたもの。柔らかな椅子に体を預けると、頭の上から音楽と鳥のさえずりが空気のように降ってくる。開かれた空間のなかの小さなプライベートスペースは適度な遮蔽感があって落ち着くものだが(ちょうどエーロ・アールニオのボールチェアに収まったときのような感覚だ)、「Sound Cocoon」は音楽と自然音、そしてゆらゆらと青や紫に色を変える照明に包まれる、とても安らげる場所を提供してくれる。手持ちのiPodやiPhoneに入った音楽を使って体験することもできるので、この安らぎ・癒し効果をぜひ一度お試しあれ。

上方にスピーカーが3つ(左側のひとつは写真では隠れちゃいましたが…)配置されている

SoundCocoon内で、自分のiPod/iPhoneを使って音楽を楽しむこともできる


体に伝わる振動が迫力と臨場感を増してくれる「Music EV」

Music EVが搭載された電気自動車

11インチの可傾式シアターモニター

もうひとつ、入り口右手にある「Music EV」も面白い。こちらは電気自動車で音楽を楽しむことを考えて開発されたもので、車室内に専用チューニングを施すことに加え、座席シートにスピーカーと「体感音響」と呼ばれる装置を埋め込んでいるのが特徴。「体感音響」は100Hz以下の振動を体へダイレクトに伝えることで、より迫力ある音を楽しめるというものだ。これにより大きなウーファーやパワーアンプが必要なくなり、電力の消費も少なくすむという。フロントには11V型の可傾式シアターモニターが設置され、そちらで映画の一場面を見ながら体験することができるのだが、座面シートから振動が伝わってくるという感覚が新鮮だし、それが確かに迫力と臨場感を高めてくれる。車内という小さな空間のなかで、大画面シアターとは違った楽しみを味わうことができるシステムだ。

座面にはスピーカーや体感音響が配置されている。肩の部分にはスピーカーのダクトが。

車内のスピーカーはHVTスピーカー


カーナビ技術をサイクリングに応用した「Cyling Computer」

「Cyling Computer」は、パイオニアのカーナビ技術と音楽再生の技術を融合させてうまれたもので、GPSを内蔵したデバイスと車輪の回転数を解析するセンサー、スピーカーのセット。車輪の回る速さによってデバイスにアニメーションが表示されたり、再生される音楽が変わる。また、走行中の場所の周辺情報なども随時お知らせしてくれる。

Cyling Computer

デバイスには車輪回転数や消費カロリーのほか、グラフィックで周辺情報なども表示される


ハンドルの真ん中にクレードルが設けられ、ここにデバイスを設置する

後輪にはセンサーが設置(技術展示のため、外観は仮のものです)
目的地の設定もできるが、ナビではなく飽くまでも「サイクリングを楽しくするもの」という位置付けのため、厳密なルート案内をするのではなく方向を示す程度になっているという。「いろいろな道を通ったり迷ったりするのもサイクリングの楽しみですよね」とは同社説明員の談。確かにそうかも。

製品化は未定だが、発売の際はwebサービスも展開し、このデバイス向けのさまざまな楽しみ方ができるようになるアプリをダウンロードできるようにする予定とのこと。

今後はハンドル部などに取り付けられる小さなスピーカーなどの開発も検討されているという。

そのほかさまざまな新しい技術展示が行われているので、写真でレポートしよう。

空間センサーを搭載した3Dモニター「フローティングビジョン」

twitterなどのサービスを使い、走行中に口頭で友人とコミュニケーションが取れるシステム


HVTスピーカー

通常スピーカーとの厚みの違いがよく分かる展示


こちらは有機EL照明の展示

ディスプレイをタッチすると照明の色が変わる展示。きれいでした


次世代車載用表示デバイス“ヘッドアップディスプレイ”の体験ブース

2F:最新のパイオニア製品を体験する空間

2Fには現在発売中のパイオニア製品が、使用スタイル別にブースを分けて紹介されている。こちらのフロアの製品は新製品が発売されるごとに随時入れ替えていくという。

まず目に飛び込んでくるのは、階段上がってすぐのところにズラリと並んだヘッドホン試聴コーナー。多数の製品を実際に聞き比べることができる。

ヘッドホンが多数取り揃えられたコーナー

フロアの一角にはBDP-LX54やVSA-1020、series3を使ったシアターブースが。iPodオーディオシステム「NAS-5」などを配置したオトナの書斎をイメージしたブース、子供部屋…など、スタイル別にイメージをふくらませることができる。また今日は見ることができなかったが、奥には7.1chシアターを楽しめる個室も用意されているとのこと。

普及価格帯の製品で構成した親しみやすいシアターコーナー


オトナの書斎をイメージしたシステム紹介。インテリアもオシャレ

子供部屋をイメージしたシステム紹介
ちなみに1階・2階ともに天井にACCOのスピーカーが設置されており、各展示から流れる音に混じって時折鳥のさえずりが。ガラス窓からさし込む光とともに清々しい雰囲気に満たされた空間を感じることができた。

カロッツェリアブランドのカーナビも実際に操作したり音を聴いたりできる

AVアンプやシアターシステム、iPodスピーカーなど主な製品がズラリ


パイオニア開発のデバイスを使用して三菱電機が製造した152インチの有機ELディスプレイも

住設オーディオ“ACCO”。機器展示はもちろん、実はショールーム内に溶け込んで心地よい音を再生している


B1F:エンタテインメントを楽しむ空間

B1Fはハイエンドオーディオやホームシアターの試聴、DJ体験などができるスペースになっている。TAD-R1を筆頭にハイエンドオーディオブランド「TAD」のほぼ全ての製品を試聴できるほか、TAD-R1やS-7EX、ビクターのプロジェクター「DLA-X7」を使ったマルチチャンネルシアターも楽しめる。収容人数は少なめだが、用意された製品ラインナップも相まってプレミアムな雰囲気に溢れた空間だ。

TADの製品がずらりと取りそろえられている

プロジェクターはDLA-X7


DJブースも用意されている
このスペースはパイオニアとTADが音場調整を行ったが、これからどんどんブラッシュアップしていくとのこと。何度も足を運んで、だんだん熟成していく部屋の音響を体験してみるのも面白いかも。

またこちらのフロアでは、さまざまなイベントが催される予定。たとえば2月19日には小野リサさんの、2月27日には藤田恵美さんのスペシャルライブが、3月8日には評論家・藤岡 誠氏によるオーディオセミナー(詳細はこちら)が開催される。イベント予定はパイオニアプラザ銀座のサイトトップで随時お知らせされるので要チェック。仕事帰りや買い物の合間に訪れてみてはいかが?

さまざまなイベントが開催される予定だ

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX