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公開日 2011/05/16 18:41
スマホでもiモードサービス対応、災害対策235億円投入 − NTTドコモ発表会詳報
2011年度はスマートフォンに一層注力
(株)NTTドコモは、本日2011年夏モデルの新製品発表会を開催した。今回発表されたのはスマートフォン9機種などを含む24機種。同社の山田隆持社長らが登壇し、新製品と新サービスについてプレゼンテーションをおこなった。また、CMキャラクターを務める渡辺謙さん、堀北真希さんが登場したトークセッションも開かれた。
■2011年度に災害対策費用235億円を用意し様々な対策を講ずる
まず登壇した山田社長は、3月11日に発生した東日本大震災に関するNTTドコモの取り組みを発表。福島原発30km圏内のエリアを除く東北3県にある307の基地局のうち、290局がすでに復旧。残り17局も5月中に復帰する予定だという。また、福島原発30km圏内にある68基地局も、51局が復旧を完了しているとのことだ。
「今後は引き続き本格復旧と新たな災害対策を講じていく」と語る山田社長。2011年度に災害対策費を235億円用意し、様々な対策を行うことを明らかにした。
まず通常の基地局とは別に、大ゾーン基地局を全国約100箇所に設置。1基で広範囲をカバーできるもので、広域災害・停電時に人口密集地の通信を確保することをねらう。次に都道府県庁や市区町村役場などの通信を確保するため、約1,900の基地局で無停電化、バッテリーの24時間化を推進する。
また災害時に音声電話がつながりにくくなることから、災害用の音声ファイル型メッセージサービスを開発。これは、音声を通話回線ではなくパケットネットワークを使って効率的に伝送するというもの。ドコモのスマートフォン同士の通話を対象に、2011年度内の提供開始を予定している。
そのほか被災エリアへの迅速な対応や、ユーザー利便性向上のための対策も多数実施するとのことだ。
■緊急地震速報がスマホ向けにも配信開始へ
地震発生時に「エリアメール」を使って緊急地震速報を配信する方法が、この夏からスマートフォンにも対応する。これはソフトウェアダウンロードで利用可能になるとのことで、発売済みのモデルも一部機種を除いて対応するとのこと。またETWS方式については冬モデルからXiで対応予定だという。
また、iモード課金・認証システムをスマートフォンに導入することも発表された。
これによりiモードでしか利用できなかったコンテンツを、スマートフォンでも楽しむことができるようになった。
ニュースや天気などの最新情報をウィジェットで表示する「i.ch」(6月スタート)や呼び出し音を好みのメロディに変更できる「メロディコール」(6月末スタート)、「Gガイド番組表」(5月中旬スタート)などのiモード系サービスがスマートフォンでも利用可能になる。
山田社長は「ドコモは選りすぐりの端末ラインナップやサービス充実によりユーザーニーズに応え、スマートフォンでも顧客満足度No.1を目指す。また今年度は、大震災からの本格復旧や災害対策など、安心・安全を提供することに全社一丸となって取り組んでいく」と締めくくった。
■「震災の影響は軽微」− 質疑応答
Q.AndroidOSのバージョンアップにはどうキャッチアップしていくつもりか。
A.我々の使命はスマートフォンに最新OSを提供することと、日本独自の機能を盛り込むことだと考えている。OSのバージョンアップに取り組む開発体制として、iモード部門とスマートフォン部門を4月1日から統合した。これによりスマートフォンに特に注力していく考えだ。
Q.iモード向けサービスがスマートフォン向けにも提供されるが、スマートフォンの普及率にどのような影響が出ると考えているか。
A.現在iモード対応機種ケータイを使っているユーザーには「iモードサービスがそのまま使えるなら移行してもいいのに」という方も多い。今年ドコモはスマートフォン600万台販売という目標を掲げているが、このサービス開始が目標達成の一助となるだろうと考えている。
Q.現状、部品調達などに関する震災の影響は出ているか。
A.スマートフォン新モデルのうち4機種が、当初予定していた発売時期から2週間程度遅れる。また一部スマートフォンで部品調達できないものがあるが、他から調達する予定だ。4月から7月までは部品が枯渇する時期だが、7月を過ぎたら回復するとメーカーから聞いている。影響は新モデル、既存モデルともに軽微である。
■渡辺謙さん、堀北真希さん登場
発表会の最後には同社のCMに出演中の渡辺謙さんと堀北真希さんが登場した。「スマートフォンでゲームをしたり、料理のレシピを検索したりして楽しんでいます」と語る堀北さん。得意料理はオムライスとのこと。
渡辺さんは「Galaxy Sを持っているんですが、Tabと両方合わせるとパソコンが要らないんですよ。被災地に救援物資を届けたときも、物資購入や地図検索などに役立ちました。新しいGalaxy S IIは、ワンセグ付きなんですね。薄いし、そそられます!」とスマートフォンの使いやすさを語っていた。
■2011年度に災害対策費用235億円を用意し様々な対策を講ずる
まず登壇した山田社長は、3月11日に発生した東日本大震災に関するNTTドコモの取り組みを発表。福島原発30km圏内のエリアを除く東北3県にある307の基地局のうち、290局がすでに復旧。残り17局も5月中に復帰する予定だという。また、福島原発30km圏内にある68基地局も、51局が復旧を完了しているとのことだ。
「今後は引き続き本格復旧と新たな災害対策を講じていく」と語る山田社長。2011年度に災害対策費を235億円用意し、様々な対策を行うことを明らかにした。
まず通常の基地局とは別に、大ゾーン基地局を全国約100箇所に設置。1基で広範囲をカバーできるもので、広域災害・停電時に人口密集地の通信を確保することをねらう。次に都道府県庁や市区町村役場などの通信を確保するため、約1,900の基地局で無停電化、バッテリーの24時間化を推進する。
また災害時に音声電話がつながりにくくなることから、災害用の音声ファイル型メッセージサービスを開発。これは、音声を通話回線ではなくパケットネットワークを使って効率的に伝送するというもの。ドコモのスマートフォン同士の通話を対象に、2011年度内の提供開始を予定している。
そのほか被災エリアへの迅速な対応や、ユーザー利便性向上のための対策も多数実施するとのことだ。
■緊急地震速報がスマホ向けにも配信開始へ
地震発生時に「エリアメール」を使って緊急地震速報を配信する方法が、この夏からスマートフォンにも対応する。これはソフトウェアダウンロードで利用可能になるとのことで、発売済みのモデルも一部機種を除いて対応するとのこと。またETWS方式については冬モデルからXiで対応予定だという。
また、iモード課金・認証システムをスマートフォンに導入することも発表された。
これによりiモードでしか利用できなかったコンテンツを、スマートフォンでも楽しむことができるようになった。
ニュースや天気などの最新情報をウィジェットで表示する「i.ch」(6月スタート)や呼び出し音を好みのメロディに変更できる「メロディコール」(6月末スタート)、「Gガイド番組表」(5月中旬スタート)などのiモード系サービスがスマートフォンでも利用可能になる。
山田社長は「ドコモは選りすぐりの端末ラインナップやサービス充実によりユーザーニーズに応え、スマートフォンでも顧客満足度No.1を目指す。また今年度は、大震災からの本格復旧や災害対策など、安心・安全を提供することに全社一丸となって取り組んでいく」と締めくくった。
■「震災の影響は軽微」− 質疑応答
Q.AndroidOSのバージョンアップにはどうキャッチアップしていくつもりか。
A.我々の使命はスマートフォンに最新OSを提供することと、日本独自の機能を盛り込むことだと考えている。OSのバージョンアップに取り組む開発体制として、iモード部門とスマートフォン部門を4月1日から統合した。これによりスマートフォンに特に注力していく考えだ。
Q.iモード向けサービスがスマートフォン向けにも提供されるが、スマートフォンの普及率にどのような影響が出ると考えているか。
A.現在iモード対応機種ケータイを使っているユーザーには「iモードサービスがそのまま使えるなら移行してもいいのに」という方も多い。今年ドコモはスマートフォン600万台販売という目標を掲げているが、このサービス開始が目標達成の一助となるだろうと考えている。
Q.現状、部品調達などに関する震災の影響は出ているか。
A.スマートフォン新モデルのうち4機種が、当初予定していた発売時期から2週間程度遅れる。また一部スマートフォンで部品調達できないものがあるが、他から調達する予定だ。4月から7月までは部品が枯渇する時期だが、7月を過ぎたら回復するとメーカーから聞いている。影響は新モデル、既存モデルともに軽微である。
■渡辺謙さん、堀北真希さん登場
発表会の最後には同社のCMに出演中の渡辺謙さんと堀北真希さんが登場した。「スマートフォンでゲームをしたり、料理のレシピを検索したりして楽しんでいます」と語る堀北さん。得意料理はオムライスとのこと。
渡辺さんは「Galaxy Sを持っているんですが、Tabと両方合わせるとパソコンが要らないんですよ。被災地に救援物資を届けたときも、物資購入や地図検索などに役立ちました。新しいGalaxy S IIは、ワンセグ付きなんですね。薄いし、そそられます!」とスマートフォンの使いやすさを語っていた。