• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/10/04 18:59

<CEATEC>目の前に地図が浮かんで見える! パイオニア“AR HUD”に長蛇の列

ホームAV製品新モデルやSTEEZもアピール
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日より開幕したCEATEC JAPAN 2011。本項ではパイオニアブースのようすをお伝えしよう。

パイオニアブース

■目の前に地図が浮かんで見える!“AR HUD”に長蛇の列

ブース中央近くにAR HUDの体験ブースを設ける

AR HUD体験ブースは長蛇の列

パイオニアが提案する次世代車載用ディスプレイ「AR HUD」は、光源にRGBレーザーを採用し、独自の光学設計を採用することで、フロントガラス前方1.5m程の空間に映像を浮かせて表示できるというもの。AR技術を組み合わせることで、目の前の風景にナビゲーションなどさまざまな情報を重ねて表示し、直感的に情報を把握できるのが特徴となっている。パイオニアブースの中心近くに設けられた体験ゾーンには、視聴を希望する人で長蛇の列ができていた。

AR HUD

このように目の前の風景に地図や情報が重なって見えるしくみだ

昨年のCEATECにも参考出展されていたが(関連ニュース)、このときより全体的な小型化を実現したことと、スマートフォン連携機能を備えたことが進化ポイントだ。

AR HUDに使われているレーザー光源モジュール

レーザー光源モジュールの詳細

スマートフォンと連携し、地図情報をはじめドライブに必要な情報をディスプレイ部に表示させることが可能。情報はスマートフォンのものをそのまま表示するのではなく、HUDで見やすいよう再構築して表示させるのだという。「そのまま表示させると運転の邪魔になってしまう場合がある。走行中でも見やすく分かりやすいよう再構築する」(同社説明員)。

AR HUDは2012年度内に発売を予定しているとのことだ。

■薄型AVアンプ&サブウーファーやHVTスピーカーなどを訴求

ホームAVゾーンでは、ネットワーク機能も備えた薄型AVアンプ「VSX-S500」、HVT方式スピーカー“SOUND WING”「S-HV500-LR」など2011年秋に発売する新製品が展示されている。

薄型AVアンプ「VSX-S500」と、HVT方式スピーカー“SOUND WING”「S-HV500-LR」、パッシブサブウーファー「S-SLW500」のセット(「Smart Theater S500SW」)

中央にあるのは一見1台のAVアンプだが、実はAVアンプとサブウーファーが組み合わされている

「VSX-S500」は筐体サイズ435W×85H×317Dmm、質量4.3kgの薄型・軽量モデルながらネットワーク機能を備える6ch AVアンプ。LAN端子を備え、ネットワーク機能も搭載。DLNA1.5に準拠し、ネットワーク内にあるPCやNASに保存した音楽ファイルを再生することができる。対応フォーマットはMP3/MPEG4-AAC/WMAに加え、WAV(96kHz/24bit)、FLAC(96kHz/24bit)。インターネットラジオを楽しむことも可能だ。USB端子も備え、iPod/iPhoneをデジタル接続して高音質に再生できる。

ブースの一角では「VSX-S500」と既に発売中のパッシブサブウーファー「S-SLW500」を組み合わせて設置している。こちら、遠目から見たときは1台のAVアンプだと思っていたのだが、近づいてみるとAVアンプとサブウーファーの組み合わせだったことに驚いた。これまでのAVアンプ1台分のスペースに、サブウーファーまで置けてしまう設置性の高い製品と言えるだろう。また、「HVT方式」のスピーカーを採用した「S-HV500-LR」の薄さ・小ささもぜひ体感してみていただきたい。

こちらは“SOUND WING” 2.1chホームシアターシステム「HTZ-HW919BD」

2.4GHzデジタル無線方式を採用したワイヤレススピーカー“快テレ君”

そのほか、AirPlay対応のネットワークAVコンポ「X-SMC5-K」と、CD/DVDやiPod/iPhone/USBメモリー、FMラジオなどの再生に対応したiPodドック付きAVコンポ「X-SMC2-W」、低音再生力を強化した“BASS HEAD”シリーズのヘッドホン「SE-MJ551」とカナル型イヤホン「SE-CL721」なども展示されていた。

AirPlay対応のネットワークAVコンポ「X-SMC5-K」(手前)とiPodドック付きAVコンポ「X-SMC2-W」(奥)

“BASS HEAD”シリーズのヘッドホン「SE-MJ551」なども展示

■“STEEZ”も強力にアピール

先日立ち上げたダンサー向けブランド“STEEZ”を、CEATECのブースでも強力にアピールしている。製品展示はもちろんのこと、ブース中央のステージでダンサーによるダンスバトルを実施。ブランドネーム、製品、そしてSTEEZを使って実現する”カッコよさ”を、実際に体感できるしかけとなっている。

STEEZの製品を展示

ダンサーによるバトル実演も行われており、目を引いた


■テレビとテーブルを使ってデータを見られる“コミュニケーションテーブル”

続いてブースで多くの注目を集めていたのは、52V型のタッチパネル液晶を搭載し様々な情報・コンテンツを表示/編集できる“コミュニケーションテーブル”だ。

52V型のタッチパネル液晶を搭載した“コミュニケーションテーブル”

こちらは電子書籍や写真、動画などの表示したデータをカード(紙)のように指先で操作できるのが特徴。回転や移動はもちろん、マルチタッチにも対応しており拡大や縮小も可能。データをテレビなどのモニターに向かってスッと投げると、そちらに表示されるなど、直感的な操作ができるのが特徴だ。

データをカード(紙)のように指先で操作できる。マルチタッチ対応

落書きなどもできる

ディスプレイの上にスマートフォンやタブレットを置くと、Wi-Fi経由で写真を簡単に送受信可能。また、TransferJetにも対応しており、対応機器を置くだけでデータ読み込みが可能だ。

スマートフォンなどWiFi対応機器を置くと、データの送受信が簡単にできる

TransferJetにも対応している

テーブル脇にはUSB端子や、紙資料を読み込むスキャナーなどを備えている。

サイドにはUSB端子やスキャナーを備える

なお、こちらは既に「WWS-DT101」として今年7月下旬から業務用で販売を開始している。ゆくゆくはコンシューマー向けにも発売を予定しているとのこと。ただし時期や価格は未定。「コンシューマー向けに発売する場合は、ディスプレイとテーブル部をフルフラットにするなどの工夫が必要だろう。登場までにもう少し時間がかかるかもしれない」(同社説明員)とのことだ。

■カーナビ新モデルや非接触充電システム参考出展など

駐車するだけで充電ケーブルやプラグを使わずに充電できる「非接触充電システム」を参考出品している。汚れたケーブルを触らずすんだり、夜遅く帰って暗い車庫でケーブルを探さなくて良いのがメリットだ。約7〜8時間で満充電になるとのこと。ケーブル接続充電と比べて80%ほどの効率実現を目指しているという。昨年のCEATECでも参考出展されていたが(関連ニュース)、大幅に小型化したことに加え、スマートフォンやタブレットとの連携機能を追加したのが進化ポイント。充電状況(パーセンテージや充電時間)、駐車位置表示などの情報を確認することができる。

駐車するだけでEV車の充電ができる「非接触充電システム」

「非接触充電システム」の詳細


タブレットなどとの連携もできる
こちらはEV車が本格的に普及し始めるタイミングに合わせて市場投入を予定。「数年後になるのでは」(同社説明員)とのことだ。

■サイクルナビゲーション

アスリート向けの高機能「サイクルコンピューター・ペタリングモニタセンサー」と、一般サイクリスト向けの、自転車で街を散策する“ポタリング”を楽しむためのGPS センサーと地図データを搭載した「サイクルナビゲーション」を提案している。

サイクルナビゲーションの詳細

サイクルナビゲーションのデバイス。地図情報や走行距離などのデータを見られる


こちらはアスリートモデル

アスリートモデルのデバイス
こちらはGPSを内蔵したデバイスと車輪の回転数を解析するセンサーのセット。車輪の回る速さなどのデータを計測・記録してくれ、リアルタイムでグラフィカルに表示できる。

後部車輪のギア付近に、車輪の回転数を図るセンサーを搭載

デバイスは見た目を好みで着せ替えられる

GPSセンサーによるナビゲーション機能を備え、目的地の設定もできるが「いかに速く目的地に着くかではなく、サイクリングを楽しんでもらうためのもの」というコンセプトのもと、散策に適した周辺検索やスポット紹介などを行うのが特徴だ。

「走行距離や時間、ペダル回転数を計測して楽しくダイエットできるプログラムなども用意している。自転車は乗るとワクワクするもの、新しい発見ができるもの。思いがけないところにあった公園を見つけて、そこにフラリと立ち寄ったりするととても心が楽しくなると思う。サイクルナビゲーションでそういう楽しみを味わってもらいたい」(本製品企画者のひとり・碓井純一氏)。

そのほか、カーナビの現行システムを多数展示している

こちらはドコモと共同で開発したドライブネットクレイドル


こちらは大人気だという“ARナビ”

車載用HVTスピーカーの最新モデル「TS-STH700」も登場


三菱化学と共同で開発している有機EL照明の実用展開例も展示。こちらは食事を美味しそうに見せる「美味しくなる照明」

こちらは「美しくなる照明」。肌がキレイに見える光、午前9時の自然光…など、さまざまな光を演出できる

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードプレーヤーは “2強” テクニクス「SL-1500C」&デノン「DP-3000NE」がつばぜり合い<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング10月>
2 評論家も驚く実力派サウンドバーがこの価格? JBL「BAR 1000/800」がAmazonブラックフライデーで激安!
3 【プロレビュー有】老舗デノンの技術が結集! “音が良いサウンドバー”代表選手「DHT-S218」の魅力に迫る!
4 Amazonブラックフライデー、Shanlingの多機能プレーヤー・iBassoのUSB-DAC/アンプも狙い目
5 Hey! Say! JUMP、全曲サブスク解禁。最新アルバム「H+」含む全349曲が聴き放題に
6 独自技術を結集したPolk Audioの最高峰「R700」に迫る徹底レビュー
7 Bang & Olufsen、ANCを強化した完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay Eleven」
8 【レビューあり】「ビクター史上、最高傑作」から高コスパ機まで。どれを買うべき?ビクター製イヤホン2024年モデル総まとめ
9 「Sonos Ace」レビュー。美しいデザインに高いノイキャン性能、そして音質…完成度の高さにVGP審査員が唸った
10 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング10月 番外編>
11/28 10:35 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX