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公開日 2011/10/29 18:08

<ヘッドフォン祭>“SOUL”に賑わうCAVブース/初出展バクーンプロダクツから「SATRI回路」搭載ヘッドホンアンプ

BLOSSOMのフラグシップヘッドホンアンプも完成形に近づく
ファイル・ウェブ編集部
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10月29日、東京・青山のスタジアムプレイスで開催されたフジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭 2011」。本稿ではCAVジャパン、バクーンプロダクツ、セカンドスタッフ、ニューオプト、オーディオデザイン、第一通信工業(株)、フィデリックスのブースレポートをお届けする。

■CAVジャパン

今回がヘッドフォン祭初出展となるCAVジャパンは、12月発売を予定している米国のヘッドホン新ブランド“SOUL by Ludacris”の全5モデルを用意(関連ニュース)。製品をトータルプロデュースするヒップホップアーティスト リュダクリスの映像が流されるブース内は、国内初導入となる“SOULシリーズ”の試聴を行う多くの来場者で賑わっていた。

CAVブース。“SOUL by Ludacris”全5モデルが揃う

また、ブース内で行われているアンケート回答者の中から、抽選2名にフラグシップモデル「LS300」がプレゼントされるキャンペーンも実施していた。

フラグシップ「SL300」

イヤホン「SL49」(左)と、「SL99」(右)


■バクーンプロダクツ

こちらも今回がヘッドフォン祭初出展となるバクーンプロダクツは、ヘッドホン出力を備えるパワーアンプ「SCA-7511MK3」「SCA-7512」と、プリアンプ「PRE-7610mk3」の計3機種を披露した。いずれも11月1日発売を予定している。3機種とも本体サイズは同一で、235W×78H×295Dmm。

ヘッドホン出力を備えるパワーアンプ「SCA-7511MK3」(左)、「SCA-7512」(右)

中央がプリアンプ「PRE-7610mk3」。そのほか、STAXのヘッドホンを接続できるアンプ試作機も用紙された

いずれも独自の「SATRI回路」を搭載するモデル。SATRI回路は音声信号を電流として扱うことが大きな特徴で、増幅に関わるのは入力信号の抵抗と出力信号の可変抵抗のみというシンプルな構成となる。これにより、増幅時に歪みが発生する要素を抑え、極めて正確な信号伝達が可能になるとしている。

最新の電流入力/出力モジュール「SATRI-IC-EX」と「SATRI-IC-UL」

会場には、最新の電流入力/出力モジュール「SATRI-IC-EX」「SATRI-IC-UL」の実物も展示された。3機種とも、どちらのモジュールを搭載するかで価格が異なっており、パワーアンプの上位モデルSCA-7512はEXモデルが232,000円で、ULモデルが260,000円。SCA-7511MK3はEXモデルが182,000円で、ULモデルが210,000円。プリアンプ PRE-7610mk3は、EXモデルが242,000円で、ULモデルが270,000円となる。


■セカンドスタッフ

セカンドスタッフは、同社が展開するBLOSSOM/GRACE design/Schiitの各製品を出展。ハイエンドショウでも参考出展されたBLOSSOMブランドのフラグシップ ヘッドホンアンプ「BLO-3090(関連ニュース)」の試作機を公開した。外観がブラック仕上げとなるなど、ハイエンドショウでの公開時より完成形に近づいた形で披露された。

フラグシップ ヘッドホンアンプ「BLO-3090」の試作機

そのほか、GRACE designのヘッドホンアンプ「m903」や、Schiitのヘッドホンアンプ「Lyr」「Vahalla」も出展。全モデルの試聴デモを行っていた。

GRACE designの「m903」

Schiitの「Lyr」「Vahalla」


■ニューオプト

ニューオプトは、ヘッドホンアンプの現行モデル「KH-07N」の試聴デモを実施していた。

「KH-07N」

KH-07Nは、光計測器や医療用機器、FA用映像機器等の製作で培った技術を投入したモデルで、本体にはアルミと真鍮等の非磁性体を使い、各コネクタにはノイトリック社製の高信頼性部品を採用。内部配線材にはOFC、PC-OCC等を使用している。トロイダル型電源トランスやプリント基板は左右独立で2つ使用。パワー増幅段はA級動作となる。


■オーディオデザイン

オーディオデザインは、新製品のヘッドホンアンプ「DCHP-100」を出展。試聴デモを行っていた。

「DCHP-100」

DCHP-100は、独自開発のフルディスクリート回路構成のヘッドホン専用アンプを搭載するモデル。またアドバンスドL-パッド型の新型アッテネーターや、ローノイズ安定化電源も搭載している。入力にRCAアンバランス3系統、出力に6.3mmのPhone端子2系統、RCA1系統を装備する。

なお同社では今後、新製品となるバランス対応プリアンプ「DCP-200」を年末以降に発売する予定だという。価格は273,400円程度になる見通し。


■フィデリックス

フィデリックスは、ヘッドホン出力を装備するボリュームつきパワーアンプ「CERENATE」を3台と、DAC/プリアンプ「CAPRICE」を2台用意。DSD音源や44.1kHzのCD音源などをソースに用意し、フォーマット別に聴き比べが行えるデモを展開していた。

「CERENATE」と「CAPRICE」を用意


■第一通信工業

第一通信工業は、同社が取り扱うMcAUDIブランドのヘッドホンアンプ搭載USB-DAC「MD3300」を出展。単体での試聴のほか、同じくMcAUDIのヘッドホンアンプ「M81」と組み合わせて、MD3300をUSB-DACとして使った場合の試聴も行えるようになっていた。

「M81」(左)と「MD3300」(右)

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