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公開日 2013/04/09 21:02
Ultimate Ears初のワイヤレススピーカー2機種 − ロジクールが新製品発表会開催
「ロジクール×UE」のシナジー効果をアピール
(株)ロジクールは、Ultimate Earsブランド初となるBluetoothワイヤレススピーカー「ブームボックス」シリーズ2機種を発表。3月に発売された「UE9000」など、ヘッドホン・イヤホンを含む新製品の記者発表会を開催した。
Bluetoothワイヤレススピーカー「ブームボックス」シリーズには8ドライバー構成の「WS800」と、コンパクトな「WS500」の2機種が揃う。発売日はいずれも4月19日。価格はオープンだが、ロジクールオンラインストアではWS800が24,800円(税込)、WS500が9,800円(税込)で販売される。
はじめに(株)ロジクール クラスター マーケティング マネージャーの黄佑仁氏より、新製品の特徴が紹介された。
「Ultimate Earsの音」を追求したワイヤレススピーカー2機種
“ブームボックス”「WS800」は、「外装の質感にこだわった」(黄氏)という、ボディにアルミステンレスとゴム素材のハイブリッド素材を用いたワイヤレススピーカー。アルミ部分のカラーがシルバー、側面ゴム素材のパーツはブルーに配色されている。側面には電源やボリュームボタン、3.5mmステレオミニ入力端子などを設けた。
外形寸法は386.4W×164.4H×78.5Dmm、質量は1.98kg。4時間のフル充電で連続6時間の音楽再生が楽しめるバッテリーを内蔵し、ポータブルでの使用に対応した。なお電源アダプターによる使用も可能。
Bluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、A2DPプロファイルをサポート。apt-Xには非対応。「マルチペアリング&マルチポイント」に対応しており、合計8台のBluetooth機器を登録、3台まで同時に使用できる。黄氏は「例えばホームパーティーなどの場面で、3人がスマートフォンに保存した音楽をお互いにレコメンドしながらシェアして楽しむこともできる。一度ペアリングしてしまえば、3人の音楽プレーヤーをスイッチする際に、毎回ペアリングをし直さなくても大丈夫」と機能のメリットを説明した。
スピーカーは高域用12.7mmトゥイーターを2基、76.2mmウーファーを2基搭載するほか、66.7mmパッシブラジエーターを4基備える8ドライバー構成。「Ultimate Earsブランドのサウンドチューニング担当者が入念に仕上げた」(黄氏)というサウンドは、重低音から高域までパワフルでクリアな点が特徴。アンプの定格出力は15W×2で、55Hz〜20kHzの周波数帯域をカバーする。
“モバイルブームボックス”「WS500」はコンパクトでカラフルなデザインのBluetoothワイヤレススピーカー。ロジクールブランドから発売されているワイヤレススピーカー“ミニ ブームボックス”「TS500」の後継機種にあたるモデルで、Ultimate Earsの音質基準によるチューニングを施した。カラーバリエーションはWS800と同じ、シルバーとブルーのコンビのほか、ブラック、ホワイト、ブラック×イエロー、ブラック×レッドの5色が揃う。
外形寸法は11W×61H×67Dmm、質量は298g。BluetoothはA2DPプロファイルをサポートする。WS800同様に合計8台のBluetooth機器を登録、3台まで同時に使用できる「マルチペアリング&マルチポイント」に対応。要4時間のフル充電で連続10時間の音楽再生が楽しめ、本体にマイクを内蔵したことによりハンズフリー通話も行える。
スピーカー構成は25.4mmフルレンジドライバーを2基搭載。アンプの定格出力は2W×2、周波数帯域は150Hz〜18kHzをカバーする。
Ultimate Earsブランド初のワイヤレススピーカーが誕生した背景について、黄氏は「Ultimate Earsのストイックでハイレベルな音質追求の精神と、ロジクールブランドの先進的なワイヤレスオーディオの技術が融合したことで完成された商品。ロジクールが2008年にUltimate Ears社を買収して以降、ようやく両ブランドの強みによるシナジー効果を発揮できた製品が、今回発表したスピーカーや、ノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホンの“UE9000”などだ」と説明する。
黄氏は「イヤホン・ヘッドホンのカテゴリーには今や巨大なマーケットが形成されており、近年のスマートフォンブームにより、ワイヤレススピーカーがこれに続く勢いで前年比3〜4倍の勢いで膨れあがっている。そのポテンシャルは非常に高い。成長市場でUlitmate Earsブランドを成功させるためには、プロのミュージシャンたちに愛されてきたイヤホン製品が、その開発の基本理念としてきた“高音質”をさらに追求していくことが大事」とした。また「完璧な音」を追求することと同時に、ロジクールのワイヤレスオーディオ技術を融合させ、近年の音楽リスナーのライフスタイルにマッチした、“便利で使いやすいスピーカー”を商品化、アピールしていくことの大切さについても言葉を加えた。
「ロジクール×UE」のシナジー効果をアピール
本日ロジクールが開催したUltimate Earsブランドの新製品発表会には、(株)ロジクールの代表取締役社長 竹田芳浩氏が出席した。竹田氏は「当社がロジクールの日本法人として誕生してから今年で25周年を迎えるが、節目のタイミングにUltimate Earsブランド初のワイヤレススピーカーを国内市場に紹介できることを嬉しく思う。当社のコアビジネスには、PC周辺機器のほかにもUltimate Earsのハイエンドオーディオ製品を中心としたオーディオ部門が両輪として存在する。スマートフォン市場の成長に伴い、周辺のオーディオ機器も注目が高まっている。Ultimate Earsブランドの製品は、本国のアメリカで非常に人気が高いが、日本においてはまだ伸びると考えている。これからさらに積極的に展開していきたい」とコメントした。
Logitec International社からは、Ultimate Earsブランドを中心としたミュージックビジネス・グループのマネージメントを担当するシニア・ヴァイスプレジデントのローリー・ドーリー氏が来日し、挨拶を行った。
Ultimate Earsブランドの歴史から振り返ったドーリー氏は「Ultimate Earsは、ミュージシャンであるヴァン・ヘイレンとのコラボレーションによるカスタムモニターから始まり、まさにライブステージから誕生したオーディオ製品。Ultimate Earsのカスタムモニターにより、ステージ上でミュージシャンがベストなパフォーマンスを発揮できるようになり、オーディエンスとの関係性が向上した。音楽に対する愛をもって、私たちは製品開発に日々取り組んでいる」とした。
「近年はクラウドによるエコシステムが形成されたおかげで、音楽ファンはいつでも・どこでも、手軽に音楽を聴けるようになった」とドーリー氏は語る。ドーリー氏はさらに「今回Ultimate Earsの新製品として発表したイヤホンのUE900、ヘッドホンのUE9000をはじめとするモデルは、人々に最高の音楽体験を提供したいという開発思想のもとに実現した。私の周りで新製品を使ってもらった方々からも、“音楽リスニングのクオリティがまた一段と高まった”という声をいただいている」と加えながら、「ブームボックスシリーズでは、音楽をシェアするライフスタイルをさらに向上させていきたい」とした。
ロジクールとUltimate Earsの、ふたつのブランドによるコラボレーションについては「非常に良い効果を発揮している」とドーリー氏は自信を見せる。「ロジクールはコンシューマーのハイレベルで多様なニーズを常に満足させてきたブランド。Ultimate Earsは音楽リスナーの耳に応える素晴らしい製品をつくってきた。この完璧なパートナーシップをベースに実現したコラボレーションの成果である各新製品を、ぜひ多くの方々に体験してもらいたい」とドーリー氏は呼びかけた。
DJ TAROさん、坂井香さんがUE新製品を評価
新製品説明会では、イベントのMCを勤めたDJ TAROさんと、“ヘッドフォン女子”として活躍するモデルの坂井香さんによるトークセッションも行われた。
自身のヘッドフォン女子としての原点は「父が使っていた高級ヘッドホンをこっそり使って音楽を聴いたとき以来、その衝撃が忘れられなくなった」という坂井さん。「UE900」を使ってみた感想は「装着したときのフィット感がとても好き」とコメントした。DJ TAROさんは「実を言うと、僕はカナル型のイヤホンがあまり得意じゃないけれど、イヤーピースのフィット感がすごくよくて気にならなかった」と、UE900の装着感を高く評価。「職業柄、一日の間に音楽を聴いている時間がとても長ので、ヘッドホンやイヤホンをチェックするときは、音の“バランスの良さ”を気に掛けている」というDJ TAROさん。UE900のサウンドについては、「BAタイプのイヤホンにはやたら解像感ばかり高い製品もあるけれど、UE900はバランスの良さがすごく印象的だった。解像感が高いばかりだと、長時間のリスニング後に疲れてしまうけれど、UE900のサウンドはとても自然で、安心して長く音楽を楽しめる」とコメントした。
続いて話題に上ったのはワイヤレスヘッドホンの「UE9000」。坂井さんは「メタリックの外観デザインがクール」と、デザインがとても魅力だと語った。
「UE9000」についてのコメントを続けたDJ TAROさんは、「僕もBluetoothヘッドホンは幾つか使っているけれど、本機でも特徴的なバランスの良さはUltimate Earsならでは。Bluetooth&ノイズキャンセリング搭載というスペックは贅沢でうれしいけれど、一般的にノイズキャンセリングが強すぎると音が“こもり”がちになる。ところがUE9000では機能をONにしても、その“こもり”が感じられず、とてもサウンドの見晴らしが良かった。自然な音を再生するためのノイズキャンセリング機能という位置づけであることを実感した」とした。また低音再生の感触については「けっしてドンシャリではなく、タイトに引き締まっている」と評価。イヤホン・ヘッドホンの製品を評価する際に、よくリファレンスの楽曲に使っているというMichael Jacksonの『Rock with you』を聴いた際のインプレッションについては、「ベースラインのグルーブがとても気持ち良かった。ハイハットの高域はシャリシャリと耳につく感じもなく、高域再生にも余裕がある印象。ノイズキャンセリングONで聴くときは、エレクトロ系のサウンドがフィットすると思う。ノイズキャンセリング機能をOFFにして、ケーブルをつないだワイヤードの状態で聴くと、UE900に近く原音再生志向のテイストになるので、クラシックやジャズボーカルにも合うのでは」と印象を述べた。
最後にスピーカーの“ブームボックス”シリーズが話題に。坂井さんは「夏はアウトドアレジャーを楽しむことが多いので、iPhoneと一緒に気軽に持ち運べるサイズ感、軽さがうれしい」とコメント。DJ TAROさんは、自身がリミックスを手がけたオリジナルの楽曲を再生しながら「低音が割れないし、振動でブレたりすることもない。とにかくサウンドがすごい!iPhoneなどスマートフォンとワイヤレスでつないで、アプリからの音も再生できるので、例えばDJアプリを使って、野外でDJプレイ的な楽しみ方もできるのでは?」と魅力をアピールした。
Bluetoothワイヤレススピーカー「ブームボックス」シリーズには8ドライバー構成の「WS800」と、コンパクトな「WS500」の2機種が揃う。発売日はいずれも4月19日。価格はオープンだが、ロジクールオンラインストアではWS800が24,800円(税込)、WS500が9,800円(税込)で販売される。
はじめに(株)ロジクール クラスター マーケティング マネージャーの黄佑仁氏より、新製品の特徴が紹介された。
「Ultimate Earsの音」を追求したワイヤレススピーカー2機種
“ブームボックス”「WS800」は、「外装の質感にこだわった」(黄氏)という、ボディにアルミステンレスとゴム素材のハイブリッド素材を用いたワイヤレススピーカー。アルミ部分のカラーがシルバー、側面ゴム素材のパーツはブルーに配色されている。側面には電源やボリュームボタン、3.5mmステレオミニ入力端子などを設けた。
外形寸法は386.4W×164.4H×78.5Dmm、質量は1.98kg。4時間のフル充電で連続6時間の音楽再生が楽しめるバッテリーを内蔵し、ポータブルでの使用に対応した。なお電源アダプターによる使用も可能。
Bluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、A2DPプロファイルをサポート。apt-Xには非対応。「マルチペアリング&マルチポイント」に対応しており、合計8台のBluetooth機器を登録、3台まで同時に使用できる。黄氏は「例えばホームパーティーなどの場面で、3人がスマートフォンに保存した音楽をお互いにレコメンドしながらシェアして楽しむこともできる。一度ペアリングしてしまえば、3人の音楽プレーヤーをスイッチする際に、毎回ペアリングをし直さなくても大丈夫」と機能のメリットを説明した。
スピーカーは高域用12.7mmトゥイーターを2基、76.2mmウーファーを2基搭載するほか、66.7mmパッシブラジエーターを4基備える8ドライバー構成。「Ultimate Earsブランドのサウンドチューニング担当者が入念に仕上げた」(黄氏)というサウンドは、重低音から高域までパワフルでクリアな点が特徴。アンプの定格出力は15W×2で、55Hz〜20kHzの周波数帯域をカバーする。
“モバイルブームボックス”「WS500」はコンパクトでカラフルなデザインのBluetoothワイヤレススピーカー。ロジクールブランドから発売されているワイヤレススピーカー“ミニ ブームボックス”「TS500」の後継機種にあたるモデルで、Ultimate Earsの音質基準によるチューニングを施した。カラーバリエーションはWS800と同じ、シルバーとブルーのコンビのほか、ブラック、ホワイト、ブラック×イエロー、ブラック×レッドの5色が揃う。
外形寸法は11W×61H×67Dmm、質量は298g。BluetoothはA2DPプロファイルをサポートする。WS800同様に合計8台のBluetooth機器を登録、3台まで同時に使用できる「マルチペアリング&マルチポイント」に対応。要4時間のフル充電で連続10時間の音楽再生が楽しめ、本体にマイクを内蔵したことによりハンズフリー通話も行える。
スピーカー構成は25.4mmフルレンジドライバーを2基搭載。アンプの定格出力は2W×2、周波数帯域は150Hz〜18kHzをカバーする。
Ultimate Earsブランド初のワイヤレススピーカーが誕生した背景について、黄氏は「Ultimate Earsのストイックでハイレベルな音質追求の精神と、ロジクールブランドの先進的なワイヤレスオーディオの技術が融合したことで完成された商品。ロジクールが2008年にUltimate Ears社を買収して以降、ようやく両ブランドの強みによるシナジー効果を発揮できた製品が、今回発表したスピーカーや、ノイズキャンセリング機能搭載Bluetoothヘッドホンの“UE9000”などだ」と説明する。
黄氏は「イヤホン・ヘッドホンのカテゴリーには今や巨大なマーケットが形成されており、近年のスマートフォンブームにより、ワイヤレススピーカーがこれに続く勢いで前年比3〜4倍の勢いで膨れあがっている。そのポテンシャルは非常に高い。成長市場でUlitmate Earsブランドを成功させるためには、プロのミュージシャンたちに愛されてきたイヤホン製品が、その開発の基本理念としてきた“高音質”をさらに追求していくことが大事」とした。また「完璧な音」を追求することと同時に、ロジクールのワイヤレスオーディオ技術を融合させ、近年の音楽リスナーのライフスタイルにマッチした、“便利で使いやすいスピーカー”を商品化、アピールしていくことの大切さについても言葉を加えた。
「ロジクール×UE」のシナジー効果をアピール
本日ロジクールが開催したUltimate Earsブランドの新製品発表会には、(株)ロジクールの代表取締役社長 竹田芳浩氏が出席した。竹田氏は「当社がロジクールの日本法人として誕生してから今年で25周年を迎えるが、節目のタイミングにUltimate Earsブランド初のワイヤレススピーカーを国内市場に紹介できることを嬉しく思う。当社のコアビジネスには、PC周辺機器のほかにもUltimate Earsのハイエンドオーディオ製品を中心としたオーディオ部門が両輪として存在する。スマートフォン市場の成長に伴い、周辺のオーディオ機器も注目が高まっている。Ultimate Earsブランドの製品は、本国のアメリカで非常に人気が高いが、日本においてはまだ伸びると考えている。これからさらに積極的に展開していきたい」とコメントした。
Logitec International社からは、Ultimate Earsブランドを中心としたミュージックビジネス・グループのマネージメントを担当するシニア・ヴァイスプレジデントのローリー・ドーリー氏が来日し、挨拶を行った。
Ultimate Earsブランドの歴史から振り返ったドーリー氏は「Ultimate Earsは、ミュージシャンであるヴァン・ヘイレンとのコラボレーションによるカスタムモニターから始まり、まさにライブステージから誕生したオーディオ製品。Ultimate Earsのカスタムモニターにより、ステージ上でミュージシャンがベストなパフォーマンスを発揮できるようになり、オーディエンスとの関係性が向上した。音楽に対する愛をもって、私たちは製品開発に日々取り組んでいる」とした。
「近年はクラウドによるエコシステムが形成されたおかげで、音楽ファンはいつでも・どこでも、手軽に音楽を聴けるようになった」とドーリー氏は語る。ドーリー氏はさらに「今回Ultimate Earsの新製品として発表したイヤホンのUE900、ヘッドホンのUE9000をはじめとするモデルは、人々に最高の音楽体験を提供したいという開発思想のもとに実現した。私の周りで新製品を使ってもらった方々からも、“音楽リスニングのクオリティがまた一段と高まった”という声をいただいている」と加えながら、「ブームボックスシリーズでは、音楽をシェアするライフスタイルをさらに向上させていきたい」とした。
ロジクールとUltimate Earsの、ふたつのブランドによるコラボレーションについては「非常に良い効果を発揮している」とドーリー氏は自信を見せる。「ロジクールはコンシューマーのハイレベルで多様なニーズを常に満足させてきたブランド。Ultimate Earsは音楽リスナーの耳に応える素晴らしい製品をつくってきた。この完璧なパートナーシップをベースに実現したコラボレーションの成果である各新製品を、ぜひ多くの方々に体験してもらいたい」とドーリー氏は呼びかけた。
DJ TAROさん、坂井香さんがUE新製品を評価
新製品説明会では、イベントのMCを勤めたDJ TAROさんと、“ヘッドフォン女子”として活躍するモデルの坂井香さんによるトークセッションも行われた。
自身のヘッドフォン女子としての原点は「父が使っていた高級ヘッドホンをこっそり使って音楽を聴いたとき以来、その衝撃が忘れられなくなった」という坂井さん。「UE900」を使ってみた感想は「装着したときのフィット感がとても好き」とコメントした。DJ TAROさんは「実を言うと、僕はカナル型のイヤホンがあまり得意じゃないけれど、イヤーピースのフィット感がすごくよくて気にならなかった」と、UE900の装着感を高く評価。「職業柄、一日の間に音楽を聴いている時間がとても長ので、ヘッドホンやイヤホンをチェックするときは、音の“バランスの良さ”を気に掛けている」というDJ TAROさん。UE900のサウンドについては、「BAタイプのイヤホンにはやたら解像感ばかり高い製品もあるけれど、UE900はバランスの良さがすごく印象的だった。解像感が高いばかりだと、長時間のリスニング後に疲れてしまうけれど、UE900のサウンドはとても自然で、安心して長く音楽を楽しめる」とコメントした。
続いて話題に上ったのはワイヤレスヘッドホンの「UE9000」。坂井さんは「メタリックの外観デザインがクール」と、デザインがとても魅力だと語った。
「UE9000」についてのコメントを続けたDJ TAROさんは、「僕もBluetoothヘッドホンは幾つか使っているけれど、本機でも特徴的なバランスの良さはUltimate Earsならでは。Bluetooth&ノイズキャンセリング搭載というスペックは贅沢でうれしいけれど、一般的にノイズキャンセリングが強すぎると音が“こもり”がちになる。ところがUE9000では機能をONにしても、その“こもり”が感じられず、とてもサウンドの見晴らしが良かった。自然な音を再生するためのノイズキャンセリング機能という位置づけであることを実感した」とした。また低音再生の感触については「けっしてドンシャリではなく、タイトに引き締まっている」と評価。イヤホン・ヘッドホンの製品を評価する際に、よくリファレンスの楽曲に使っているというMichael Jacksonの『Rock with you』を聴いた際のインプレッションについては、「ベースラインのグルーブがとても気持ち良かった。ハイハットの高域はシャリシャリと耳につく感じもなく、高域再生にも余裕がある印象。ノイズキャンセリングONで聴くときは、エレクトロ系のサウンドがフィットすると思う。ノイズキャンセリング機能をOFFにして、ケーブルをつないだワイヤードの状態で聴くと、UE900に近く原音再生志向のテイストになるので、クラシックやジャズボーカルにも合うのでは」と印象を述べた。
最後にスピーカーの“ブームボックス”シリーズが話題に。坂井さんは「夏はアウトドアレジャーを楽しむことが多いので、iPhoneと一緒に気軽に持ち運べるサイズ感、軽さがうれしい」とコメント。DJ TAROさんは、自身がリミックスを手がけたオリジナルの楽曲を再生しながら「低音が割れないし、振動でブレたりすることもない。とにかくサウンドがすごい!iPhoneなどスマートフォンとワイヤレスでつないで、アプリからの音も再生できるので、例えばDJアプリを使って、野外でDJプレイ的な楽しみ方もできるのでは?」と魅力をアピールした。