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公開日 2013/09/25 13:03
ソニー、ハイレゾ対応Androidウォークマン「F880シリーズ」
ハイレゾアップスケーリング機能も
ソニーは、Android4.1搭載で192kHz/24bit音源再生に対応し、従来よりバッテリー性能も強化するなどした“ウォークマン F880シリーズ”を10月19日より発売する。カラーバリエーションは64GBがブラック/ホワイトの2色、32GBと16GBはブラック/ホワイト/ブルー/ビビッドピンクの4色で展開する。
・NW-F887(64GB)¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
・NW-F886(32GB)¥OPEN(予想実売価格30,000円前後)
・NW-F885(16GB)¥OPEN(予想実売価格27,000円前後)
なお、同じくハイレゾ音源再生対応でフラグシップの“ZX1シリーズ”、ヘッドホン/スピーカーとの三位一体型の“WH300シリーズ”など、全6シリーズ14モデルを同時発表。発表されたのは下記のシリーズで、各モデルの詳細は別項で紹介している。また、付属PCソフトを「Media Go」に変更したほか、楽曲転送ソフト「Content Transfer」を新たにMacに対応させるなどもしている。Media GoとContent Transferの詳細は後述する。
■Android搭載のFシリーズが音質面でもさらに進化
OSにはAndroid 4.1を搭載。Wi-Fiを内蔵しており、Google Playも利用できる。IFAで発表されたモデル(関連ニュース)の日本市場投入が明らかになった格好だ。再生可能な音源はMP3/AAC/HE-AAC/WMA/ATRAC/ATRAC Advanced Lossless/リニアPCM(WAV)/AIFF/FLAC/ALAC。このうちリニアPCM/FLAC/ALACは、192kHz/24ビットまでのハイレゾ再生に対応している。なおDSDの再生には非対応。
また本機では、新たにWMポートからのデジタル音声出力が可能になった。本機からのデジタル入力が可能なアンプは、同社がすでに発表し、10月25日に発売予定のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-2」(関連ニュース)で、現在のところ他社のアンプに入力することはできない。アンプに付属する、専用のmini USBーWMポート変換ケーブルで接続する。
ハイレゾ音域の再生帯域でのノイズ除去能力を強化するなどした新たなフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。「ハイレゾ音域でのノイズ低減」「コンデンサー除去による低音強化」「電源部分の強化」という3点を従来のS-masterから進化させた。
ノイズ低減においてはノイズを除去する音域を従来よりも高音域へと広げた。またアンプ出力とヘッドホンの間のカップリングコンデンサーを取り去り、コンデンサーレスでもヘッドホン部が壊れない構成を実現させたことにより、低音がカットされてしまいがちになるという弊害を取り除いた。これによって深く沈み込み、キレのある力強い低音表現を可能にしたとしている。
S-Maseter電源部分には、ヘッドホン駆動、オーディオ出力のために4つの独立電源を搭載。左右の音を4つの電源で出して合計出力を上げることでヘッドホンのドライブ能力を向上させるとともに、左右の音の相互干渉も低減させてステレオ感も強調している。
高域補間技術「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」も「DSEE HX」へと進化。圧縮音源の補間だけにとどまらず、192kHz/24bitへのアップサンプリングとビット拡張も行うことで、ハイレゾでない音源も高音質化して再生するようにした。なお、本機能は12月に予定しているアップデートによって後から対応する。
また、ギャップレス再生にも対応。ギャップレス再生対応コーデックも従来のATRAC/WAV/FLACに加えてAIFF、ALAC、AAC(Media Go Ver2.5以降、x-アプリでリッピングしたファイルのみ)、MP3(Media Go Ver2.5以降でリッピングしたファイルのみ)へと拡大した。
そのほか、クリアベースやクリアステレオ、クリアフェーズスピーカーといった、CleaAudio+などの高音質化技術も搭載している。
■ディスプレイも大型化/バッテリーライフも向上/NFCにも新対応
ディスプレイは従来の3.5インチから4.0インチへと拡大。薄さを従来の8.9mmから8.2mmへと薄型化を実現させながらも画面サイズアップも同時に実現させた。
なお、ディスプレイにはトリルミナスディスプレイ for mobile、およびオプティコントラストパネルを採用。解像度はFWVGA(854×480)。
バッテリー性能も強化。128kbpsのMP3再生時で従来は最長25時間だった駆動時間を、最長35時間へと伸ばしている。
そして新たにNFCにも対応。ワンタッチでのペアリングやBluetooth切断、接続機器の切り替えが行えるようになった。
■「W.ミュージック」も進化/ラジオやGPSも搭載
また、音楽再生アプリ「W.ミュージック」も進化。アプリのトップ画面である「マイライブラリー」の操作スペースを広くし、好きな曲/アルバム/アーティストのショートカットを作成できるようにすることで、好みの楽曲にアクセスしやすくした。
また、再生画面においても上記マイライブラリーにワンタッチで戻れるボタンと、再生中楽曲をプレイリストに追加するボタンを新たに用意。こちらでも操作性を向上させている。なお、同アプリでは新たに楽曲名での検索機能にも後日のアップデートで対応する。アップデートは「DSEE HX」同様に12月を予定している。
そのほかの音楽/映像関係のアプリではビデオプレーヤー、フォトビューワー、DLNAアプリなどをプリインストール。Music Unlimitedやmora、Readerアプリも搭載するほか、YouTubeやGmail、Google chromeなどのGoogleアプリも備えている。
そのほかの機能ではFMラジオやGPSも搭載。そのほか「歌詞ピタ」や「おまかせチャンネル」などにも対応している。
また、これまで同様にボリュームや楽曲の早送り/巻き戻しなど用に各種ハードウェアボタンを搭載。専用のハードボタンを持たないスマートフォンなどに比べて音楽や動画視聴時の操作を快適に行えることも利点としている。画面ロック時のハードウェアボタンの操作を無効にする設定も用意している。
■全モデルがMacに新対応 − 新ソフトでコンテンツ一元管理も
また、今回から付属のPCソフトを従来の「x-アプリ」から「Media Go」へと変更。ウォークマンに限らず、XperiaやPS Vitaなど様々なソニー製品のコンテンツを一元管理できるようにした。
最新バージョンの「Media Go 2.5」では、ハイレゾ音源をライブラリにインポートしてPC上で再生したり、ウォークマンに転送することが可能。ハイレゾ非対応のウォークマンに転送する際には、再生可能なフォーマット(MP3/AAC)に自動変換する。
加えて、iTunesの音楽コンテンツをMedia Go上のウォークマンアイコンにドラッグ&ドロップすることで、ウォークマンに楽曲転送することもできる。
なお、Media Goでは2012年9月30日以前にもらからダウンロード購入した、著作権保護のかかったコンテンツを扱うことができない。こうしたコンテンツをウォークマンに転送するには、一度x-アプリでCDに焼いてからMedia Goで再度取り込むか、引き続きx-アプリを利用する必要がある。
楽曲転送ソフト「Content Transfer」では、Mac版を新たに用意し、Macからウォークマンへの楽曲転送が可能になった。同ソフトはMac OS X v10.6以降に対応している。
・NW-F887(64GB)¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
・NW-F886(32GB)¥OPEN(予想実売価格30,000円前後)
・NW-F885(16GB)¥OPEN(予想実売価格27,000円前後)
なお、同じくハイレゾ音源再生対応でフラグシップの“ZX1シリーズ”、ヘッドホン/スピーカーとの三位一体型の“WH300シリーズ”など、全6シリーズ14モデルを同時発表。発表されたのは下記のシリーズで、各モデルの詳細は別項で紹介している。また、付属PCソフトを「Media Go」に変更したほか、楽曲転送ソフト「Content Transfer」を新たにMacに対応させるなどもしている。Media GoとContent Transferの詳細は後述する。
シリーズ名 | 特徴 | 容量 | 予想実売価格 | 発売日 |
ZX1 | ハイレゾ対応/Android/最上位 | 128GB | 75,000円前後 | 12月7日 |
F880 | ハイレゾ対応/Android | 64GB/32GB/16GB | 27,000円前後〜 | 10月19日 |
WH300 | ヘッドホン/スピーカー一体型 | 4GB | 15,000円前後 | |
W270S | 防水イヤホン一体型 | 8GB | 13,000円前後 | |
S780 | FLAC/ALAC/スマホ充電対応 | 32GB/16GB/8GB | 15,000円前後〜 | |
S780K | S780 スピーカー付属モデル | 16GB/8GB | 18,000円前後〜 | |
E080 | FLAC/ALAC対応エントリー | 4GB | 11,000円前後 | |
E080K | E080 スピーカー付属モデル | 4GB | 14,000円前後 | |
M500 | スティック型 | 16GB | 18,000円前後 | 12月7日 |
■Android搭載のFシリーズが音質面でもさらに進化
OSにはAndroid 4.1を搭載。Wi-Fiを内蔵しており、Google Playも利用できる。IFAで発表されたモデル(関連ニュース)の日本市場投入が明らかになった格好だ。再生可能な音源はMP3/AAC/HE-AAC/WMA/ATRAC/ATRAC Advanced Lossless/リニアPCM(WAV)/AIFF/FLAC/ALAC。このうちリニアPCM/FLAC/ALACは、192kHz/24ビットまでのハイレゾ再生に対応している。なおDSDの再生には非対応。
また本機では、新たにWMポートからのデジタル音声出力が可能になった。本機からのデジタル入力が可能なアンプは、同社がすでに発表し、10月25日に発売予定のポータブルヘッドホンアンプ「PHA-2」(関連ニュース)で、現在のところ他社のアンプに入力することはできない。アンプに付属する、専用のmini USBーWMポート変換ケーブルで接続する。
ハイレゾ音域の再生帯域でのノイズ除去能力を強化するなどした新たなフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。「ハイレゾ音域でのノイズ低減」「コンデンサー除去による低音強化」「電源部分の強化」という3点を従来のS-masterから進化させた。
ノイズ低減においてはノイズを除去する音域を従来よりも高音域へと広げた。またアンプ出力とヘッドホンの間のカップリングコンデンサーを取り去り、コンデンサーレスでもヘッドホン部が壊れない構成を実現させたことにより、低音がカットされてしまいがちになるという弊害を取り除いた。これによって深く沈み込み、キレのある力強い低音表現を可能にしたとしている。
S-Maseter電源部分には、ヘッドホン駆動、オーディオ出力のために4つの独立電源を搭載。左右の音を4つの電源で出して合計出力を上げることでヘッドホンのドライブ能力を向上させるとともに、左右の音の相互干渉も低減させてステレオ感も強調している。
高域補間技術「DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)」も「DSEE HX」へと進化。圧縮音源の補間だけにとどまらず、192kHz/24bitへのアップサンプリングとビット拡張も行うことで、ハイレゾでない音源も高音質化して再生するようにした。なお、本機能は12月に予定しているアップデートによって後から対応する。
また、ギャップレス再生にも対応。ギャップレス再生対応コーデックも従来のATRAC/WAV/FLACに加えてAIFF、ALAC、AAC(Media Go Ver2.5以降、x-アプリでリッピングしたファイルのみ)、MP3(Media Go Ver2.5以降でリッピングしたファイルのみ)へと拡大した。
そのほか、クリアベースやクリアステレオ、クリアフェーズスピーカーといった、CleaAudio+などの高音質化技術も搭載している。
■ディスプレイも大型化/バッテリーライフも向上/NFCにも新対応
ディスプレイは従来の3.5インチから4.0インチへと拡大。薄さを従来の8.9mmから8.2mmへと薄型化を実現させながらも画面サイズアップも同時に実現させた。
なお、ディスプレイにはトリルミナスディスプレイ for mobile、およびオプティコントラストパネルを採用。解像度はFWVGA(854×480)。
バッテリー性能も強化。128kbpsのMP3再生時で従来は最長25時間だった駆動時間を、最長35時間へと伸ばしている。
そして新たにNFCにも対応。ワンタッチでのペアリングやBluetooth切断、接続機器の切り替えが行えるようになった。
■「W.ミュージック」も進化/ラジオやGPSも搭載
また、音楽再生アプリ「W.ミュージック」も進化。アプリのトップ画面である「マイライブラリー」の操作スペースを広くし、好きな曲/アルバム/アーティストのショートカットを作成できるようにすることで、好みの楽曲にアクセスしやすくした。
また、再生画面においても上記マイライブラリーにワンタッチで戻れるボタンと、再生中楽曲をプレイリストに追加するボタンを新たに用意。こちらでも操作性を向上させている。なお、同アプリでは新たに楽曲名での検索機能にも後日のアップデートで対応する。アップデートは「DSEE HX」同様に12月を予定している。
そのほかの音楽/映像関係のアプリではビデオプレーヤー、フォトビューワー、DLNAアプリなどをプリインストール。Music Unlimitedやmora、Readerアプリも搭載するほか、YouTubeやGmail、Google chromeなどのGoogleアプリも備えている。
そのほかの機能ではFMラジオやGPSも搭載。そのほか「歌詞ピタ」や「おまかせチャンネル」などにも対応している。
また、これまで同様にボリュームや楽曲の早送り/巻き戻しなど用に各種ハードウェアボタンを搭載。専用のハードボタンを持たないスマートフォンなどに比べて音楽や動画視聴時の操作を快適に行えることも利点としている。画面ロック時のハードウェアボタンの操作を無効にする設定も用意している。
■全モデルがMacに新対応 − 新ソフトでコンテンツ一元管理も
また、今回から付属のPCソフトを従来の「x-アプリ」から「Media Go」へと変更。ウォークマンに限らず、XperiaやPS Vitaなど様々なソニー製品のコンテンツを一元管理できるようにした。
最新バージョンの「Media Go 2.5」では、ハイレゾ音源をライブラリにインポートしてPC上で再生したり、ウォークマンに転送することが可能。ハイレゾ非対応のウォークマンに転送する際には、再生可能なフォーマット(MP3/AAC)に自動変換する。
加えて、iTunesの音楽コンテンツをMedia Go上のウォークマンアイコンにドラッグ&ドロップすることで、ウォークマンに楽曲転送することもできる。
なお、Media Goでは2012年9月30日以前にもらからダウンロード購入した、著作権保護のかかったコンテンツを扱うことができない。こうしたコンテンツをウォークマンに転送するには、一度x-アプリでCDに焼いてからMedia Goで再度取り込むか、引き続きx-アプリを利用する必要がある。
楽曲転送ソフト「Content Transfer」では、Mac版を新たに用意し、Macからウォークマンへの楽曲転送が可能になった。同ソフトはMac OS X v10.6以降に対応している。
関連リンク
- ジャンルデジタルメモリーオーディオプレーヤー
- ブランドSONY
- 型番NW-F887
- 発売日2013年10月19日
- 価格¥OPEN(予想実売価格40,000円前後)
【SPEC】●容量:64GB ●対応OS:Windows XP/Vista/7/8、Mac OS X ●充電時間:約3時間 ●充電池持続時間:音楽再生時…最大35時間、ビデオ再生時…最大5時間 ●外形寸法:約59.9W×116.6H×8.5Dmm(最大) ●質量:約103g
- ジャンルデジタルメモリーオーディオプレーヤー
- ブランドSONY
- 型番NW-F886
- 発売日2013年10月19日
- 価格¥OPEN(予想実売価格30,000円前後)
【SPEC】●容量:32GB ●対応OS:Windows XP/Vista/7/8、Mac OS X ●充電時間:約3時間 ●充電池持続時間:音楽再生時…最大35時間、ビデオ再生時…最大5時間 ●外形寸法:約59.9W×116.6H×8.5Dmm(最大) ●質量:約103g
- ジャンルデジタルメモリーオーディオプレーヤー
- ブランドSONY
- 型番NW-F885
- 発売日2013年10月19日
- 価格¥OPEN(予想実売価格27,000円前後)
【SPEC】●容量:16GB ●対応OS:Windows XP/Vista/7/8、Mac OS X ●充電時間:約3時間 ●充電池持続時間:音楽再生時…最大35時間、ビデオ再生時…最大5時間 ●外形寸法:約59.9W×116.6H×8.5Dmm(最大) ●質量:約103g