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公開日 2014/07/17 18:12
ジャパンディスプレイ、モバイル製品向けIPS-NEOの量産開始
7月より
(株)ジャパンディスプレイは、モバイル製品向けIPS-NEOの量産を7月に開始する。IPS-NEOは、従来のIPSと比較してコントラスト/視野角特性/製造歩留りを向上させていることが特徴の液晶で、既に医療をはじめとする産業分野で高い評価を得ている。
液晶パネルの製造においては、一般に液晶分子の向きを同じ方向に揃える製造時の配向プロセスに、配向膜に布を巻き付けたローラーで一定方向にこする・ラビングという方法をとる。しかしこのラビングでは、ガラス基板上に形成された回路パターンの段差によって配向できなかったり、こする過程で異物が発生したりすることで、製造歩留りに影響を与える場合があった。IPS-NEOは、同社独自の光照射配向プロセスを採用することでこれらの問題を解決している。
近年広がりつつある高解像度フォーマット対応の製品では、画素サイズが小さくなるため透過率が低くなり、バックライトの消費電力が大きくなるという傾向があった。これに対して、IPS-NEOに採用された独自の光照射配向プロセスは、高透過率液晶材料を使用することができるため透過率を10%以上向上させることが可能で、消費電力削減にも効果がある。
今回の量産開始に伴い同社では、茂原工場 第6世代(1,500mm x 1,850mmガラス基板)低温ポリシリコン液晶パネルラインにIPS-NEOの量産体制を整備。他のラインにも順次導入し展開する予定とのこと。
液晶パネルの製造においては、一般に液晶分子の向きを同じ方向に揃える製造時の配向プロセスに、配向膜に布を巻き付けたローラーで一定方向にこする・ラビングという方法をとる。しかしこのラビングでは、ガラス基板上に形成された回路パターンの段差によって配向できなかったり、こする過程で異物が発生したりすることで、製造歩留りに影響を与える場合があった。IPS-NEOは、同社独自の光照射配向プロセスを採用することでこれらの問題を解決している。
近年広がりつつある高解像度フォーマット対応の製品では、画素サイズが小さくなるため透過率が低くなり、バックライトの消費電力が大きくなるという傾向があった。これに対して、IPS-NEOに採用された独自の光照射配向プロセスは、高透過率液晶材料を使用することができるため透過率を10%以上向上させることが可能で、消費電力削減にも効果がある。
今回の量産開始に伴い同社では、茂原工場 第6世代(1,500mm x 1,850mmガラス基板)低温ポリシリコン液晶パネルラインにIPS-NEOの量産体制を整備。他のラインにも順次導入し展開する予定とのこと。