• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/04/30 15:46

<ヘッドホン祭>ULTRASONE「Tribute 7」やラックスマン「DA-150」など注目機が登場

SAEC「DM200H」やKIMBERのリケーブルも
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
4月29日(金・祝)、30日(土)と中野サンプラザで開催されている「春のヘッドホン祭2016」。本稿ではULTRASONE、ラックスマン、D&Mホールディングス、SAECブースについてお伝えしよう。

“ミスウルトラゾーン”延時成実さんとTribute 7

ULTRASONE/CHORD

タイムロードは、ULTRASONEの全世界777台限定ヘッドホン「Tribute 7」(関連ニュース)を出展。2004年に発売した「Edition7」の復刻版で、ドライバーは40mmのチタニウムプレイテッド・マイラードライバーを搭載。特許技術「S-Logic Plus」や、「低域電磁波低減 ULE テクノロジー」なども従来から引き続き搭載している。

ULTRASONE「Tribute 7」


専用ケースに収めたところ

残念ながら当初5月14日としていた発売日はいったん延期となったが、ヘッドホン祭の会場でいち早くそのサウンドを体験することができた。ブースでは、CHORDの旗艦D/Aコンバーター「DAVE」と組み合わせた試聴も行っていた。

CHORD「DAVE」と組み合わせての試聴も行えた

29日には、ULTRASONEのイメージキャラクター“ミスウルトラゾーン”を務めるタレントの延時成実さんも登場。ULTRASONEのヘッドホンの魅力を、来場者に自らアピールしていた。

ULTRASONEのヘッドホンが勢揃い


ラックスマン

ラックスマンは、28日にリリースされたばかりの小型USB-DAC「DA-150」を早速披露していた。こちらは、プリアンプが省略されたことを除けば、主な仕様は上位機「DA-250(関連ニュース)から踏襲。筐体が外形寸法182W×73H×277Dmm、質量3.3kgとコンパクトで、DA-100と同等のサイズになり、デスクトップや手元での使用がより手軽に行えるのが特徴だ。

DA-150

DACチップにはTI社製「PCM1795」を搭載。USB入力は、最大192kHz/32bitのPCMデータと、DSDデータ (2.8MHz/5.6MHz) に対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24bitのPCM信号に対応する。USBのほかにも同軸1系統、光2系統のデジタル入力を備え、 CDプレーヤーやAV機器などともデジタル接続できるよう配慮している。

DA-150(左)とDA-250(右)。DELA(後方)と組み合わせて、デモを行っていた


ディーアンドエムホールディングス

ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うKIMBER KABLEから登場する新リケーブルブランド「AXIOS」を参考出展していた。ソニー「MDR-Z7」にリケーブルを供給して注目を集めたが、このたび自社でハイエンドヘッドホン向けのリケーブルブランドを立ち上げた格好だ。

KIMBER KABLEの新リケーブルブランド「AXIOS」のケーブル群

ラインナップは、AUDEZE用(「LCD-X」シリーズ等)、Enigmaacoustics用、HiFiMAN用(HE1000)、McIntosh用(MPH1000)、MeSpeakers用(ETHER/ETHER C)、PIONEER用(SE-MASTER1)、ゼンハイザー用(HD800/HD650)、ソニー用(MDR-Z7)。

多様なヘッドホンに向けた端子を用意。プレーヤー側の端子や木製シェルを組み合わせて自分好みのケーブルに仕立てられる

ヘッドホン側の端子のシェルも木製。木製シェルは5つのタイプから選択できる

いずれもシングルエンド接続(3.5mmステレオプラグ/6.3mm標準プラグ)、バランス接続(3.5mm×2タイプ/3ピンXLR×2タイプ/4ピンXLRプラグ×1タイプ)を用意。長さは1.2/2.0/3.0/4.0/5.0mをラインナップする。5月頃の発売を予定。プラグや後述の木製シェルをユーザーが選択しての、受注販売になる予定とのこと。

ケーブルはFEP(フッ化エチレンプロピレン)を絶縁体に用いた、OFHC(高伝導度無酸素銅)を片chにそれぞれ8本ずつ使ったもの。これらをメッシュやPVC等のジャケットで覆うことなく、編み上げた状態のまま使用している。太さはかなりのものだが、柔軟で取り回しやすいとのことだ。また、両端の木製シェルは5タイプから選ぶことができる。

AudioQuestのヘッドホン「NightHawk」専用XLRケーブルも参考出展された。近日発売予定で、4ピンXLRタイプ(1.8m/税抜1.2万円)と、3ピンXLR×2端子タイプ(1.8m/税抜1.6万円)を用意する。「NightHawk」発売当初からバランスケーブルを投入するとアナウンスされていたものが、ようやく実現したかたちだ。

AudioQuest「NightHawk」

「NightHawk」専用XLRケーブル

ケーブル導体にはPSC+を単線で使用。これを片chあたり5本使用している。シース内の配置はスピーカーケーブルに倣った方法にしているとのこと。audioquestの中核的スピーカーケーブル「キャッスルクロック」のミニチュア版とも言えるという。

同社ブースでは、デノンのDDFAヘッドホンアンプ搭載「DNP-2500NE」や、マランツのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HD-DAC1」、デノンやB&Wのヘッドホンも出展されていた。

デノンブランドからはDNP-2500NEやDRA-100などが登場

マランツからはHD-DAC1やHD-AMP1が出展されていた


SAEC

サエクコマースは、同社が取り扱うDynamic Motionブランドから新イヤホン「DM200H」を出展していた。発売は6月中旬予定とのことだ。

Dynamic Motion「DM200H」

こちらはBAドライバーとダイナミックドライバーを同軸上に構成した「BEDドライバー」を搭載しているのが大きな特徴。“世界初”とアピールされている。BEDは「Bulls Eye Driver」の略。この名前は、ダイナミックドライバーの中央に特別な穴を設けていることに由来しているという。周波数特性等の詳細はアナウンスされていなかったが、ブースで配られていた資料にはハイレゾロゴがついていることから、40kHz以上までの再生が可能なようだ。

「DM200H」の内部構成

BEDドライバー

そのほか、SUPRAのケーブル群をずらりと用意。新製品となる“ポータブル向け”光デジタルケーブル「SUPRA ZAC」は、こちらは角型TOSリンクto光ミニ端子の「ZAC MinTos」と、光ミニto光ミニの「ZAC Mini」をラインナップ。どちらも0.15m(税抜10,500円)と0.3m(税抜10,800円)を用意している。

サエク製ケーブルが勢揃い

「SUPRA ZAC」


SUPRA「NiTRO」

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 楽天ブラックフライデーでJBLの超人気サウンドバー「BAR 1000/800」が激安!プロも驚く革新的モデルはどんな音を鳴らす?
2 評論家が厳選!マランツ「MODEL M1」でPolk Audio/KEF/TAD/Harbethのスピーカーを鳴らす
3 ビクター新ワイヤレスヘッドホン「HA-S99N」速攻レビュー! 評論家が「もう驚きでしかない」と高評価した魅力とは?
4 ボーズ、McIntosh Groupを買収。マッキントッシュ、ソナス・ファベールが傘下に
5 レグザが100型クラス大画面4Kテレビを拡充する理由とは? 目黒蓮の特別コメントも
6 パナソニック「2023年度 優秀ご販売店様謝恩会」を開催。21店が栄誉に輝く
7 山之内 正氏によるエソテリック×アキュフェーズ×マランツ比較試聴会、「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ2024」で開催
8 オーディオファイル待望の物量投入型プリメインアンプ!デノン「PMA-3000NE」をクオリティチェック
9 B&Wの音は “信頼に値する重要な指標”。音元出版の新試聴室に「802 D4」が導入されたワケ
10 新開発ユニットを巧みに操る懐深いサウンド。ELAC「Debut 3.0」フロア型/ブックシェルフ型を聴く
11/22 10:41 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.194
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX