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公開日 2017/04/29 13:21
<ヘッドホン祭>Lotooの超小型DAP「PAW Pico」は2万円台半ば。ENIGMAとコラボしたイヤホンも
iFI-Audioなどトップウイングブースの模様もお伝え
本日29日から30日まで、東京・中野サンプラザで開催中のフジヤエービック「春のヘッドホン祭」。トップウイングサイバーサウンドグループは、Lotooブランドの超小型ポータブルオーディオプレーヤー「PAW Pico」、およびLotooとENIGMA acousticsのコラボイヤホン「Dharma D200」を発表した。
発表会にはLotooのマーケティングディレクターであるシャオ・チー氏、ENIGMA acousticsのグローバル・セールスマネージャーのシャイニー・チャン氏が登場。製品の詳細について説明した。
PAW Picoは、外形寸法40.8W×46H×12.6Dmm、質量26gという腕時計なみのサイズながら、PCMで192kHzまで、DSDで5.6MHzまでの再生に対応するポータブルオーディオプレーヤー。内蔵ストレージは32GBとなる。約10時間の連続使用が可能な点も特徴となる。
価格については現時点で未定だが、2万円台半ばを目指しているとのこと。発売時期も未定だが、後述する専用アプリの登場時期を加味しつつ検討していくとしている。
同社のハイエンドDAP「Pow Gold」と同じ「ADI Blackfin 706 DSP」プロセッサーを内蔵し、ほぼ同等のプレーヤー機能を備えるとする。唯一、DSDについては96kHz/24bit PCMへ変換して再生する点が、Pow Goldと異なる点だという。
Bluetoofhは4.0 BLE(Bluetooth Low Energy)に対応。しかしこれは、操作の際にスマートフォンと接続するためのもので、Bluetoothによる音楽信号の受信/送信には非対応となっている。
本機を操作する専用アプリは、すでに中国国内ではiOS向けアプリが提供開始されており、Andriod版も開発中。日本での提供時期は調整中だという。アプリからは、Pico内の音楽ファイルの閲覧や再生操作が可能となる。なお、アプリを用いない場合は、いわゆるiPod Shuffleのように使うかたちになる。
PAW Pico内部には、GPSモジュールとスポーツ・センサーを内蔵。専用アプリとの組み合わせにより、ランニング時の距離測定や位置確認なども可能になるという。ランニング時に腕などに本機を装着できるバンドも同梱されている。
「Dharma D200」は、LotooとENIGMA acoustics(エニグマ・アコースティック)によるコラボイヤホン。10mmダイナミックドライバーを1基搭載する。価格/発売日はいずれも調整中とのこと。価格は3万円台前半、発馬日は5月中旬〜下旬を目指しているという。
エニグマ社は電源を必要としない静電型スピーカーなどで有名なブランドで、静電型/ダイナミック型のハイブリッドヘッドホン「Dharma D1000」も手がけている。イヤホンについては以前から取り組みを検討していたが、Lotooが自社製品のデモに「Dharma D1000」を用いた縁もあってコラボが実現したという。
エニグマ社が自社開発するダイナミックドライバーを採用。ダイナミックドライバー本来の良さを引き出すためにあえてシングル仕様とした。能率が90dBと低いのも、そのほうが良い音が得られたためとのことだ。インピーダンスは32Ω、質量は19.25gとなる。
なおエニグマ社では、現在「Dharma D1000」の密閉型モデルを開発中とのこと。さらに下位モデルの展開についても進めているという。
■iFI-Audio「nano iONE」「Pro iESL」に注目集まる
トップウイングサイバーサウンドグループは、15階リーフの一部屋を使って、同社が取り扱う各ブランドの製品を出展した。
iFI-Audioの最大の目玉となっているのが、29日に発売日を迎えたBluetooth機能を備えたUSB-DAC「nano iONE」だ。本機はUSB、S/PFIFの入力に加えてaptX対応のBluetoothも内蔵。同社は本機を「デジタルハブ」と呼称している。
もうひとつの目玉となったのが、静電型ヘッドホン用トランス結合エネザイジャー「Pro iESL」の最終量産型デモ機の出展だ。本機は静電型ヘッドホンを通常のヘッドホンアンプやスピーカーで駆動できるようにするための変換モジュールの役割を果たすもの。会場でも複数のシステムに組み込んでデモされており、Pro iESLを使えば多様な環境で静電型ヘッドホンが楽しめるをアピールしていた。
AROMAからは、11.2MHz対応USB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「Nebula N10」の最終量産バージョンが登場した。
また同グループが開発を行い、TOPWINGブランドとして発売するカートリッジ「青龍」も出展。本機においてはコアレス・ストレートフラックスという、従来のMM型/MC型とは異なる、ショートレンジで磁束変化をコイルに伝える新方式を開発。スタイラスの振動をコイルに伝える経路に磁気損失や磁気歪みを発生するコア材を使用することなく、マグネットの直近にコイルを配した構造を実現した。なお、会場でパッケージも披露された。
発表会にはLotooのマーケティングディレクターであるシャオ・チー氏、ENIGMA acousticsのグローバル・セールスマネージャーのシャイニー・チャン氏が登場。製品の詳細について説明した。
PAW Picoは、外形寸法40.8W×46H×12.6Dmm、質量26gという腕時計なみのサイズながら、PCMで192kHzまで、DSDで5.6MHzまでの再生に対応するポータブルオーディオプレーヤー。内蔵ストレージは32GBとなる。約10時間の連続使用が可能な点も特徴となる。
価格については現時点で未定だが、2万円台半ばを目指しているとのこと。発売時期も未定だが、後述する専用アプリの登場時期を加味しつつ検討していくとしている。
同社のハイエンドDAP「Pow Gold」と同じ「ADI Blackfin 706 DSP」プロセッサーを内蔵し、ほぼ同等のプレーヤー機能を備えるとする。唯一、DSDについては96kHz/24bit PCMへ変換して再生する点が、Pow Goldと異なる点だという。
Bluetoofhは4.0 BLE(Bluetooth Low Energy)に対応。しかしこれは、操作の際にスマートフォンと接続するためのもので、Bluetoothによる音楽信号の受信/送信には非対応となっている。
本機を操作する専用アプリは、すでに中国国内ではiOS向けアプリが提供開始されており、Andriod版も開発中。日本での提供時期は調整中だという。アプリからは、Pico内の音楽ファイルの閲覧や再生操作が可能となる。なお、アプリを用いない場合は、いわゆるiPod Shuffleのように使うかたちになる。
PAW Pico内部には、GPSモジュールとスポーツ・センサーを内蔵。専用アプリとの組み合わせにより、ランニング時の距離測定や位置確認なども可能になるという。ランニング時に腕などに本機を装着できるバンドも同梱されている。
「Dharma D200」は、LotooとENIGMA acoustics(エニグマ・アコースティック)によるコラボイヤホン。10mmダイナミックドライバーを1基搭載する。価格/発売日はいずれも調整中とのこと。価格は3万円台前半、発馬日は5月中旬〜下旬を目指しているという。
エニグマ社は電源を必要としない静電型スピーカーなどで有名なブランドで、静電型/ダイナミック型のハイブリッドヘッドホン「Dharma D1000」も手がけている。イヤホンについては以前から取り組みを検討していたが、Lotooが自社製品のデモに「Dharma D1000」を用いた縁もあってコラボが実現したという。
エニグマ社が自社開発するダイナミックドライバーを採用。ダイナミックドライバー本来の良さを引き出すためにあえてシングル仕様とした。能率が90dBと低いのも、そのほうが良い音が得られたためとのことだ。インピーダンスは32Ω、質量は19.25gとなる。
なおエニグマ社では、現在「Dharma D1000」の密閉型モデルを開発中とのこと。さらに下位モデルの展開についても進めているという。
■iFI-Audio「nano iONE」「Pro iESL」に注目集まる
トップウイングサイバーサウンドグループは、15階リーフの一部屋を使って、同社が取り扱う各ブランドの製品を出展した。
iFI-Audioの最大の目玉となっているのが、29日に発売日を迎えたBluetooth機能を備えたUSB-DAC「nano iONE」だ。本機はUSB、S/PFIFの入力に加えてaptX対応のBluetoothも内蔵。同社は本機を「デジタルハブ」と呼称している。
もうひとつの目玉となったのが、静電型ヘッドホン用トランス結合エネザイジャー「Pro iESL」の最終量産型デモ機の出展だ。本機は静電型ヘッドホンを通常のヘッドホンアンプやスピーカーで駆動できるようにするための変換モジュールの役割を果たすもの。会場でも複数のシステムに組み込んでデモされており、Pro iESLを使えば多様な環境で静電型ヘッドホンが楽しめるをアピールしていた。
AROMAからは、11.2MHz対応USB-DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「Nebula N10」の最終量産バージョンが登場した。
また同グループが開発を行い、TOPWINGブランドとして発売するカートリッジ「青龍」も出展。本機においてはコアレス・ストレートフラックスという、従来のMM型/MC型とは異なる、ショートレンジで磁束変化をコイルに伝える新方式を開発。スタイラスの振動をコイルに伝える経路に磁気損失や磁気歪みを発生するコア材を使用することなく、マグネットの直近にコイルを配した構造を実現した。なお、会場でパッケージも披露された。