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公開日 2017/06/07 13:00
ヤマハ、新ミドルクラスAVアンプ「RX-A870」「RX-A770」ー プレミアムライン「AVENTAGE」を拡大
Dolby Vision/HLGに対応予定
ヤマハは、ドルビーアトモス/DTS:Xに対応した7.1ch AVアンプ「RX-A870」「RX-A770」を7月上旬より順次発売する。
・「RX-A870」¥110,000(税抜) 7月下旬発売
・「RX-A770」¥88,000(税抜) 6月下旬発売
いずれのモデルもヤマハのAVアンプのプレミアムライン“AVENTAGE”としてラインナップされる。昨年モデルでは、RX-A870に相当する「RX-A870」のみAVENTAGEで、RX-A770に相当する「RX-V781」は通常ラインという位置付けだった。いずれのモデルも昨年モデルをベースにしつつ、新しいレッグ(脚部)の採用など音質を強化。また、Dolby Vision/HLG対応などの最新機能を盛り込んだ。
■従来モデルの構成を踏襲しつつ新フット採用などで音質を強化
RX-A870は、RX-A770とシャーシや回路構成などを共通としているが、専用のカスタムチューンを施して音質をさらに追い込んでいる。機能面ではHDMI端子数にちがいがあり、RX-A870が8入力/2出力、RX-A770が6入力/1出力を搭載する。また、RX-A870のみ7chプリアウト端子を搭載しており、RX-A770は非搭載となる。いずれのモデルもWi-Fi/Bluetoothを内蔵する。
いずれもフルディスクリート構成の7chパワーアンプを搭載し、定格出力130W/ch(1kHz,0.9%,THD)。パワーアンプに合わせて開発された電源用ブロックケミコン、オーディオ入力部とDAC部の電位差を解消して微小信号の再生品位を高めるD.O.P.G.(DAC on Pure Ground)コンセプト、ジッター成分を低減するPLL回路などを昨年モデルから継承。DACもバー・ブラウン製となる。電源はデジタル系/映像系/表示系をアナログオーディオ系から独立させた4回路分離型としている。
ローム社と共同開発した高精度ボリューム素子、オリジナルのPMLコンデンサーも、それぞれ従来モデルから引き続き採用する。AVENTAGEの特徴ともいえる、シャーシ底面中央に配置された「5番目フット」、アルミフロントパネルも本機で採用されている。
音質面での進化については、強度と制振性をさらに高めたという新規開発レッグの採用が挙げられる。このレッグは、中央部を直線状のリブで補強して強度を確保し、外周部は曲線状のリブで補強で振動エネルギーを低減させている。これにより、楽器やボーカルの再現性、分離感の向上を実現した。また、電源部のメイントランスの充填剤を変更することで、デジタル/アナログの電源分離を強化したことも、音質向上に貢献しているという、
また、両モデルにおいて新たな担当者による再チューニングを実施。まとめ上げるというよりは「開放感や情報量を積極的に出していく」という方向性を今期モデルのコンセプトに据えて、ソースの情報をさらに引き出して音楽の楽しさを感じられる音作りを目指したという。
■Dolby Visionにアップデート対応。MusicCast機能も強化
機能面では、新たにHDR機能であるDolby VisionおよびHybrid Log Gamma(HLG)に対応。ファームウェアアップデートで後日対応予定となっている。
また、SCENE選択メニューにコンテンツ登録機能が追加された。これにより「NET」「USB」「Bluetooth」「チューナー」の場合において、選択しているラジオ局やコンテンツが登録可能となった。また、従来通り音場プログラムやミュージックエンハンサーの有効/無効、出力先のHDMI端子なども選択できる。
Zone 2 Link Master機能に新たに対応。Zone2で再生している音声をマスターに、他のMusicCast対応製品を同期して再生することが可能になった。なお、メインZoneの電源がオフの場合でも、Zone 2 Link Master機能は有効となる。
■「シネマDSP<3Dモード>」対応。ミドルクラスとして充実した機能を備える
HDMIはHDCP2.2に準拠し、4K/60p/4:4:4やHDR、BT.2020などの映像伝送に対応。4Kアップスケーリングにも対応する。
ドルビーアトモス/DTS:Xについては5.1.2chシステムをサポート。トップスピーカーのレイアウトは、「フロントハイト」「オーバーヘッド」「ドルビーイネーブルドSP」の3パターンを用意する。
独自の音場創成技術「シネマDSP<3Dモード>」も搭載。圧縮音源補間技術「ミュージックエンハンサー」とシネマDSPの併用、フロントスピーカーの上方に仮想の2chフロントプレゼンススピーカーを創り出すVPS機能などにも対応する。音場補正機能は、ヤマハ独自の「YPAO」を採用する。
音楽再生機能も従来から踏襲。ネットワークおよびUSBメモリーから192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/AIFF、96kHz/24bitまでのALAC、5.6MHzまでのDSD再生が行える。MusicCast機能を備え、対応機器とリンクしてのマルチルーム再生も可能だ。
radiko.jp(プレミアム)の再生にも対応。その他、Spotify Connect、AirPlay、インターネットラジオなどにも対応している。
Bluetooth再生は、受信再生だけでなく送信再生にも対応。コーデックは送受信でSBC、受信時のみAACにも対応する。
入力端子は、それぞれアナログRCA音声×5(PHONO含む)、同軸デジタル音声×2、光デジタル音声×2、コンポジット映像×1、コンポーネント映像×1を備える。USB端子はそれぞれ1系統を搭載。
スピーカー出力は9端子を搭載。サブウーファー出力は2系統、ヘッドホン出力は1系統を備える。FM/AMチューナーも搭載する。
消費電力はいずれも360W(待機時最小0.1W)。外形寸法/質量は、RX-A870が435W×171H×382Dmm/10.5kg、RX-A770が435W×171H×380Dmm/10.5kgとなる。
・「RX-A870」¥110,000(税抜) 7月下旬発売
・「RX-A770」¥88,000(税抜) 6月下旬発売
いずれのモデルもヤマハのAVアンプのプレミアムライン“AVENTAGE”としてラインナップされる。昨年モデルでは、RX-A870に相当する「RX-A870」のみAVENTAGEで、RX-A770に相当する「RX-V781」は通常ラインという位置付けだった。いずれのモデルも昨年モデルをベースにしつつ、新しいレッグ(脚部)の採用など音質を強化。また、Dolby Vision/HLG対応などの最新機能を盛り込んだ。
■従来モデルの構成を踏襲しつつ新フット採用などで音質を強化
RX-A870は、RX-A770とシャーシや回路構成などを共通としているが、専用のカスタムチューンを施して音質をさらに追い込んでいる。機能面ではHDMI端子数にちがいがあり、RX-A870が8入力/2出力、RX-A770が6入力/1出力を搭載する。また、RX-A870のみ7chプリアウト端子を搭載しており、RX-A770は非搭載となる。いずれのモデルもWi-Fi/Bluetoothを内蔵する。
いずれもフルディスクリート構成の7chパワーアンプを搭載し、定格出力130W/ch(1kHz,0.9%,THD)。パワーアンプに合わせて開発された電源用ブロックケミコン、オーディオ入力部とDAC部の電位差を解消して微小信号の再生品位を高めるD.O.P.G.(DAC on Pure Ground)コンセプト、ジッター成分を低減するPLL回路などを昨年モデルから継承。DACもバー・ブラウン製となる。電源はデジタル系/映像系/表示系をアナログオーディオ系から独立させた4回路分離型としている。
ローム社と共同開発した高精度ボリューム素子、オリジナルのPMLコンデンサーも、それぞれ従来モデルから引き続き採用する。AVENTAGEの特徴ともいえる、シャーシ底面中央に配置された「5番目フット」、アルミフロントパネルも本機で採用されている。
音質面での進化については、強度と制振性をさらに高めたという新規開発レッグの採用が挙げられる。このレッグは、中央部を直線状のリブで補強して強度を確保し、外周部は曲線状のリブで補強で振動エネルギーを低減させている。これにより、楽器やボーカルの再現性、分離感の向上を実現した。また、電源部のメイントランスの充填剤を変更することで、デジタル/アナログの電源分離を強化したことも、音質向上に貢献しているという、
また、両モデルにおいて新たな担当者による再チューニングを実施。まとめ上げるというよりは「開放感や情報量を積極的に出していく」という方向性を今期モデルのコンセプトに据えて、ソースの情報をさらに引き出して音楽の楽しさを感じられる音作りを目指したという。
■Dolby Visionにアップデート対応。MusicCast機能も強化
機能面では、新たにHDR機能であるDolby VisionおよびHybrid Log Gamma(HLG)に対応。ファームウェアアップデートで後日対応予定となっている。
また、SCENE選択メニューにコンテンツ登録機能が追加された。これにより「NET」「USB」「Bluetooth」「チューナー」の場合において、選択しているラジオ局やコンテンツが登録可能となった。また、従来通り音場プログラムやミュージックエンハンサーの有効/無効、出力先のHDMI端子なども選択できる。
Zone 2 Link Master機能に新たに対応。Zone2で再生している音声をマスターに、他のMusicCast対応製品を同期して再生することが可能になった。なお、メインZoneの電源がオフの場合でも、Zone 2 Link Master機能は有効となる。
■「シネマDSP<3Dモード>」対応。ミドルクラスとして充実した機能を備える
HDMIはHDCP2.2に準拠し、4K/60p/4:4:4やHDR、BT.2020などの映像伝送に対応。4Kアップスケーリングにも対応する。
ドルビーアトモス/DTS:Xについては5.1.2chシステムをサポート。トップスピーカーのレイアウトは、「フロントハイト」「オーバーヘッド」「ドルビーイネーブルドSP」の3パターンを用意する。
独自の音場創成技術「シネマDSP<3Dモード>」も搭載。圧縮音源補間技術「ミュージックエンハンサー」とシネマDSPの併用、フロントスピーカーの上方に仮想の2chフロントプレゼンススピーカーを創り出すVPS機能などにも対応する。音場補正機能は、ヤマハ独自の「YPAO」を採用する。
音楽再生機能も従来から踏襲。ネットワークおよびUSBメモリーから192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/AIFF、96kHz/24bitまでのALAC、5.6MHzまでのDSD再生が行える。MusicCast機能を備え、対応機器とリンクしてのマルチルーム再生も可能だ。
radiko.jp(プレミアム)の再生にも対応。その他、Spotify Connect、AirPlay、インターネットラジオなどにも対応している。
Bluetooth再生は、受信再生だけでなく送信再生にも対応。コーデックは送受信でSBC、受信時のみAACにも対応する。
入力端子は、それぞれアナログRCA音声×5(PHONO含む)、同軸デジタル音声×2、光デジタル音声×2、コンポジット映像×1、コンポーネント映像×1を備える。USB端子はそれぞれ1系統を搭載。
スピーカー出力は9端子を搭載。サブウーファー出力は2系統、ヘッドホン出力は1系統を備える。FM/AMチューナーも搭載する。
消費電力はいずれも360W(待機時最小0.1W)。外形寸法/質量は、RX-A870が435W×171H×382Dmm/10.5kg、RX-A770が435W×171H×380Dmm/10.5kgとなる。
関連リンク
- ジャンルAVアンプ
- ブランドYAMAHA
- 型番RX-A870
- 発売日2017年7月中旬
- 価格¥110,000(税抜)
【SPEC】●入力端子:HDMI×8、RCA×4、ステレオミニ×1、デジタル音声光×2、デジタル音声同軸×2、映像コンポーネント×1、映像コンポジット×1、USB×1、Network有線×1、Network無線×1、リモートイン×1 ●出力端子:HDMI×2、アナログ音声×9、トリガーアウト×1、リモートアウト:1、ヘッドフォン×1 ●バージョン:Ver. 2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP、AVRCP ●対応コーデック:受信 SBC/AAC、送信 SBC ●消費電力:360W ●外形寸法:435W×171H×382Dmm(脚部、突起物を含む) ●質量:10.5kg
- ジャンルAVアンプ
- ブランドYAMAHA
- 型番RX-A770
- 発売日2017年7月上旬
- 価格¥88,000(税抜)
【SPEC】●入力端子:HDMI×6、RCA×4、ステレオミニ×1、デジタル音声光×2、デジタル音声同軸×2、映像コンポーネント×1、映像コンポジット×1、USB×1、Network有線:1、Network無線×1、リモートイン×1 ●出力端子:HDMI×1、アナログ音声×9、トリガーアウト×1、リモートアウト×1、ヘッドフォン×1 ●バージョン:Ver. 2.1+EDR ●対応プロファイル:A2DP、AVRCP ●対応コーデック:受信 SBC/AAC、送信 SBC ●消費電力:360W ●外形寸法:435W×171H×380Dmm(脚部、突起物を含む) ●質量:10.5kg