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公開日 2018/02/16 12:00
「20万円でこの画質はアリ!」BenQの4K/HDR対応プロジェクター「HT2550」読者体験会レポート
本格シアタールームでの視聴イベント
BenQは、4K/HDR対応プロジェクターとして最もコンパクト、そして20万円を切るという価格を実現したDLPプロジェクター「HT2550」を発売。その視聴会イベントが2月9日に開催された。本項では、イベントの模様をレポートしたい。
会場は秋葉原の駅近く、富士ソフトアキバビルにあるアキバシアター。THX認証を取得した、映画の関係者試写会などに使用される本格的なシアタールームだ。ホームシアタープロジェクターの中でも小型のHT2550を視聴する場所としては破格に大きな会場だ。受付開始と同時に訪れる方もいらっしゃるなど、熱心な読者が多く集まった。
イベントの冒頭では、ベンキューアジアパシフィック社長Jeffrey Liang氏が登壇。台湾からイベントのために来日したJeffrey氏は、BenQのDLPプロジェクターが世界でトップシェアを誇ることをふまえ、そのヒストリーを交えながら、HT2550の魅力を語った。
続いてベンキュージャパンのプロダクトマネージャーであるJimmy Fan氏が行ったHT2550についての説明では、「4K/HDR対応」「コンパクトさ」「正確な色の再現性」が特徴としてアピールされた。特にBenQとして映像制作者の意図した色を再現することに掛けて力を入れており、それはHT2550にも引き継がれているようだ。
さらに、今回のイベントの講師を務めた評論家・鴻池賢三氏が説明を引き継ぎ、HT2550についてさらに分かりやすく解説。BenQの担当者を交えてのトークでは、「4KとフルHDの違いは見て分かるのか?」という鴻池氏からの質問に「もちろんです。大画面になれば、よりその違いは分かりやすくなります。実際に観ていただければ実感いただけるはずです」と自信を見せた。
また、鴻池氏からは参加者への問いかけも。「ふだん、プロジェクターで映像を見られている方はいらっしゃいますか?」という質問には半数近くが挙手。さらに「すでに4Kプロジェクターを使用されているという方は?」「4Kテレビをもう買ったという方は?」という質問にもそれぞれ挙手する方が多く見られ、読者の意識の高さがうかがえた。
視聴では、HT2550による4K/HDR映像と「W1070」を用いたフルHD映像を並べて同時に流すことで、比較視聴を実施。『レヴェナント: 蘇えりし者』や『X-MEN:アポカリプス』などの映像作品が、会場となったアキバシアターの巨大スクリーンに映し出された。
その際も鴻池氏が、「HT2550のほうがHDRでコントラストが出てくることで、水の質感や照り返しがよりリアルに見えます」「太陽の光が木々の間からこぼれてくる感じが、HDR技術によりはっきりと表現されています」「4Kの方は木々の枝までしっかり見えて、黒もしっかり沈んでいます」と、注目ポイントごとに4K/HDRとフルHD映像の相違点を丁寧に解説。参加者は真剣な表情でスクリーンに映し出される映像を見つめた。
さらに今回、同社の最上位ライン“CinePro”シリーズにラインナップされる国内初披露の4K/HDR対応プロジェクター「HT8060」視聴デモも行われた。
ここで鴻池氏が「HT8060はHT2550より筐体がとても大きいですが、その理由は?」とBenQの技術者に尋ねる。すると技術者は「アコースティックなノイズを減らすためです。大きな筐体なら大きなサイズのファンを搭載できます。大きなファンは速度を落とすことでノイズも抑制できます。また、より大きなサイズのDLPを採用し、より良い画質を再現できます。さらに、コントラスト、解像度も高くできます」と回答。ハイエンドモデルならではのこだわりが詰め込まれていることをアピールしていた。
視聴時には市販のパッケージソフト以外にも、BenQのデモ映像が流された。ここではスマートフォンでの写真撮影も可能となり、参加者が熱心に写真や動画に収めていた。
視聴会が終わると、会場後方に用意されたBenQプロジェクターの展示スペースに参加者が殺到。実際にHT2550を持ち上げて小型・軽量さを確認したり、細部をチェックするなど、映像を観ることで関心が高まった様子が見て取れた。
4Kプロジェクターで質量4kg台という軽量さを実感し、驚く読者に、BenQ担当者は「0.47インチの小型DMDチップの採用で光学系をコンパクトにできたことで、本体も小型化しています」と説明。加えて「ランプ交換することで長くご使用いただけます」と、製品のロングライフ性能もアピールした。
参加者からの「カラーブレイキングはどう?か」という質問に対しては、「カラーホイールの精度を高めたりなどの工夫で色残像ノイズを抑制しています。昔は人間の肌の色が黄土色に見えるといったものもありましたが、色の再現性も向上しており、人肌を人肌らしく再現できます」と、ここでもBenQが色の再現性に注力していることが感じられた。
HDMIケーブルはどれを使うべきかという質問には「HDMIケーブルは難しいところで、我々も悩まされます。今日はレーザーのケーブルを使用しましたが、BenQのホームページで推奨ケーブルを紹介していますので、そちらもご参考いただければと思います」とのことだった。
参加者にイベントの感想を伺ったところ、「プロジェクターは、価格帯がピンからキリまであって、安い製品では光学系が弱く感じますが、HT2550が約20万円でこの画質なのは良いなと思いました!」と笑顔を見せてくれた。
会場は秋葉原の駅近く、富士ソフトアキバビルにあるアキバシアター。THX認証を取得した、映画の関係者試写会などに使用される本格的なシアタールームだ。ホームシアタープロジェクターの中でも小型のHT2550を視聴する場所としては破格に大きな会場だ。受付開始と同時に訪れる方もいらっしゃるなど、熱心な読者が多く集まった。
イベントの冒頭では、ベンキューアジアパシフィック社長Jeffrey Liang氏が登壇。台湾からイベントのために来日したJeffrey氏は、BenQのDLPプロジェクターが世界でトップシェアを誇ることをふまえ、そのヒストリーを交えながら、HT2550の魅力を語った。
続いてベンキュージャパンのプロダクトマネージャーであるJimmy Fan氏が行ったHT2550についての説明では、「4K/HDR対応」「コンパクトさ」「正確な色の再現性」が特徴としてアピールされた。特にBenQとして映像制作者の意図した色を再現することに掛けて力を入れており、それはHT2550にも引き継がれているようだ。
さらに、今回のイベントの講師を務めた評論家・鴻池賢三氏が説明を引き継ぎ、HT2550についてさらに分かりやすく解説。BenQの担当者を交えてのトークでは、「4KとフルHDの違いは見て分かるのか?」という鴻池氏からの質問に「もちろんです。大画面になれば、よりその違いは分かりやすくなります。実際に観ていただければ実感いただけるはずです」と自信を見せた。
また、鴻池氏からは参加者への問いかけも。「ふだん、プロジェクターで映像を見られている方はいらっしゃいますか?」という質問には半数近くが挙手。さらに「すでに4Kプロジェクターを使用されているという方は?」「4Kテレビをもう買ったという方は?」という質問にもそれぞれ挙手する方が多く見られ、読者の意識の高さがうかがえた。
視聴では、HT2550による4K/HDR映像と「W1070」を用いたフルHD映像を並べて同時に流すことで、比較視聴を実施。『レヴェナント: 蘇えりし者』や『X-MEN:アポカリプス』などの映像作品が、会場となったアキバシアターの巨大スクリーンに映し出された。
その際も鴻池氏が、「HT2550のほうがHDRでコントラストが出てくることで、水の質感や照り返しがよりリアルに見えます」「太陽の光が木々の間からこぼれてくる感じが、HDR技術によりはっきりと表現されています」「4Kの方は木々の枝までしっかり見えて、黒もしっかり沈んでいます」と、注目ポイントごとに4K/HDRとフルHD映像の相違点を丁寧に解説。参加者は真剣な表情でスクリーンに映し出される映像を見つめた。
さらに今回、同社の最上位ライン“CinePro”シリーズにラインナップされる国内初披露の4K/HDR対応プロジェクター「HT8060」視聴デモも行われた。
ここで鴻池氏が「HT8060はHT2550より筐体がとても大きいですが、その理由は?」とBenQの技術者に尋ねる。すると技術者は「アコースティックなノイズを減らすためです。大きな筐体なら大きなサイズのファンを搭載できます。大きなファンは速度を落とすことでノイズも抑制できます。また、より大きなサイズのDLPを採用し、より良い画質を再現できます。さらに、コントラスト、解像度も高くできます」と回答。ハイエンドモデルならではのこだわりが詰め込まれていることをアピールしていた。
視聴時には市販のパッケージソフト以外にも、BenQのデモ映像が流された。ここではスマートフォンでの写真撮影も可能となり、参加者が熱心に写真や動画に収めていた。
視聴会が終わると、会場後方に用意されたBenQプロジェクターの展示スペースに参加者が殺到。実際にHT2550を持ち上げて小型・軽量さを確認したり、細部をチェックするなど、映像を観ることで関心が高まった様子が見て取れた。
4Kプロジェクターで質量4kg台という軽量さを実感し、驚く読者に、BenQ担当者は「0.47インチの小型DMDチップの採用で光学系をコンパクトにできたことで、本体も小型化しています」と説明。加えて「ランプ交換することで長くご使用いただけます」と、製品のロングライフ性能もアピールした。
参加者からの「カラーブレイキングはどう?か」という質問に対しては、「カラーホイールの精度を高めたりなどの工夫で色残像ノイズを抑制しています。昔は人間の肌の色が黄土色に見えるといったものもありましたが、色の再現性も向上しており、人肌を人肌らしく再現できます」と、ここでもBenQが色の再現性に注力していることが感じられた。
HDMIケーブルはどれを使うべきかという質問には「HDMIケーブルは難しいところで、我々も悩まされます。今日はレーザーのケーブルを使用しましたが、BenQのホームページで推奨ケーブルを紹介していますので、そちらもご参考いただければと思います」とのことだった。
参加者にイベントの感想を伺ったところ、「プロジェクターは、価格帯がピンからキリまであって、安い製品では光学系が弱く感じますが、HT2550が約20万円でこの画質なのは良いなと思いました!」と笑顔を見せてくれた。