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公開日 2018/04/22 08:38
今年は自動車も“つながる”。この秋開催「IFA2018」の見どころ
IFA GPCが開催
4月20日から22日に「IFAグローバル・プレスカンファレンス」が開催された。イタリア・ローマに60カ国から320人のジャーナリストを集め、行われた。イベントでは今年の「IFA2018」の見どころが紹介された。
今年のIFAは、8月31日から9月5日までが本開催の期間になる。プレスイベントはその直前の29日からの2日間で、日本からはソニー、パナソニック、シャープが出展を予定しているという。海外勢ではサムスンやLGエレクトロニクス、ファーウェイなどのブランドが注目を浴びることになりそうだ。
コンシューマーエレクトロニクスに関連する最新のテクノロジーをテーマに、セミナーとパネルセッション形式で開かれる「IFA+SUMMIT」は9月2日・3日を予定する。2年前からスタートした、世界中のOEM/ODM企業が集まるBtoB向けのトレードショー「IFA Global Markets」は、ベルリン市内の展示会場STATION BERLINにて、9月2日から5日まで行われることが明らかになっている。
今年もグローバル・プレスカンファレンスの壇上にはメッセ・ベルリン社のCEOであるクリスチャン・ゲーケ氏が登壇して、IFAの見どころとなるポイントを紹介した。
昨年はIFAにホームアプライアンスのカテゴリーが加わってから10回目の記念開催となった。期間中には約253,000人の来場者を獲得。1,800を超えるブランドがメイン会場のメッセ・ベルリンに出展した。会期中の取引総額は約47億ユーロ(約6,200億円)。世界160カ国から集まった5,700人を超えるプレス関係者がIFAの熱狂を各国に伝えた。ゲーケ氏は「IFAは世界ナンバーワンのコンシューマー・エレクトロニクスショーであるということを、あらためて皆様に胸を張ってお伝えしたい」と語った。
昨年からスタートした、先進テクノロジーとスタートアップのショーケース「IFA NEXT」は、今年も同じ場所の「Hall 26」で開催を予定する。規模感に関する具体的なアナウンスはなかったものの、ゲーケ氏は「今年はまた大きくなるだろう」と見通しを語っている。日本からも伸び盛りな企業の参加が期待できそうだ。ゲーケ氏は「IFA NEXTが出展社と来場者の双方にとって魅力的なイベントになるよう、ホールのレイアウトや展示構成、規模感を最適なものに仕上げたい」と述べている。
今年で3年目を迎えるBtoB向けのトレードショー「IFA Global Markets」については、今年は早くも出展申し込みがオーバーブッキングに近づきつつあるという。将来に向けて成長が期待できるエレクトロニクス関連のサプライヤーが世界各国から集まることから、トレードビジターでなくとも一度は足を運んでみるべきイベントだ。
昨年のIFA Global Marketsは、日本からもいくつかの企業が出展していた。IFAのメインイベントについては、数年前から専用スマホアプリが配信されており、イベント期間中に最新ニュースが配信されたり、ホールロケーションをアプリで参照できる。今年はIFA Global Marketsの専用アプリもローンチされることになりそうだ。
ゲーケ氏は「IFAがエレクトロニクス市場に対して果たすべき役割」について、プレスカンファレンスの壇上であらためて次のように述べた。
「コンシューマーエレクトロニクスに関連する、様々なカテゴリーの先端技術が複雑に入り組む時代にいま私たちは生きている。それぞれの技術には克服すべき課題もあるが、各々がオーバーラップしている部分があるからこそ、集合知を活かして課題を解決したり、あるいは力を合わせてまだ見ぬ革新を達成することができるはず。いま、グローバルのエレクトロニクス市場で起きている最新の出来事を、エコシステム全体のつながりを意識しながら一望できるショーはIFA以外にない」。
ゲーケ氏はさらにIFAの期間中、多くの人々が直接会場に足を運ぶことの重要性を説いた。
「TwitterやFacebookなど、モバイル端末を介して人と人がつながる便利なサービスも数多くあるが、やはり最もパワフルなソーシャルネットワーキングの手段は、顔と顔をつきあわせて話し会う場を、いかに多く持つかということに尽きる。最先端のイノベーションの躍動感や重要性を肌で感じられるのも、やはり製品やサービスに直接触れるからこそ。IFAはエレクトロニクスに関連する最新の製品やサービスのショーケースとしてだけでなく、商談の場としても多くの方に実りを感じてもらえるイベントだ」。
PHILE WEBのニュースでお伝えしている通り、今年はメッセ・ベルリンは毎年春に中国で開催されるコンシューマーエレクトロニクスショー「CE China」に続いて、6月にニューヨークでBtoB向けのトレードショー「CE Week」を立ち上げる。コンシューマーエレクトロニクス市場でいま最も動きが盛んと言われる中国、アメリカをヨーロッパとつなぐことで、トレードビジターの動きを活性化し、IFA出展ブランドのビジネスを積極的にサポートする狙いがある。
ゲーケ氏は「北米で毎年1月に開催されているCESは、エレクトロニクスの先端テクノロジーをテーマにしたイベント。CE Weekは2日という短い開催期間になるが、選りすぐりのブランドとトレードビジターによる商談、ネットワーキングを効果的にバックアップする機会を提供したい」と初開催に向け意気込みを語った。
またIFAの本開催期間の終盤となる4日・5日には、メッセ・ベルリンにとって初めての試みとなる「自動車」に関連したテーマ展示「Shift Automotive」も、Geneva International Motor Showと共同実施でスタートする。会場はメッセ・ベルリンの「Hall 26」。本日のプレスカンファレンスでは、出展社に関する詳細のアナウンスはまだ行われなかったが、IFAが大きなテーマとする「コンシューマーエレクトロニクスのコネクティビティ」は、家の外から自動車へ、そしてさらに広い世界につながることになりそうだ。
IFA2018の出展社については、大手ブランドは昨年に引き続きほぼ顔を揃えることになるだろう。IFA NEXTやShift Automotiveに出展する企業の最新情報については、明らかになり次第、またIFA日本語サイトでもお伝えしたい。
今年のIFAは、8月31日から9月5日までが本開催の期間になる。プレスイベントはその直前の29日からの2日間で、日本からはソニー、パナソニック、シャープが出展を予定しているという。海外勢ではサムスンやLGエレクトロニクス、ファーウェイなどのブランドが注目を浴びることになりそうだ。
コンシューマーエレクトロニクスに関連する最新のテクノロジーをテーマに、セミナーとパネルセッション形式で開かれる「IFA+SUMMIT」は9月2日・3日を予定する。2年前からスタートした、世界中のOEM/ODM企業が集まるBtoB向けのトレードショー「IFA Global Markets」は、ベルリン市内の展示会場STATION BERLINにて、9月2日から5日まで行われることが明らかになっている。
今年もグローバル・プレスカンファレンスの壇上にはメッセ・ベルリン社のCEOであるクリスチャン・ゲーケ氏が登壇して、IFAの見どころとなるポイントを紹介した。
昨年はIFAにホームアプライアンスのカテゴリーが加わってから10回目の記念開催となった。期間中には約253,000人の来場者を獲得。1,800を超えるブランドがメイン会場のメッセ・ベルリンに出展した。会期中の取引総額は約47億ユーロ(約6,200億円)。世界160カ国から集まった5,700人を超えるプレス関係者がIFAの熱狂を各国に伝えた。ゲーケ氏は「IFAは世界ナンバーワンのコンシューマー・エレクトロニクスショーであるということを、あらためて皆様に胸を張ってお伝えしたい」と語った。
昨年からスタートした、先進テクノロジーとスタートアップのショーケース「IFA NEXT」は、今年も同じ場所の「Hall 26」で開催を予定する。規模感に関する具体的なアナウンスはなかったものの、ゲーケ氏は「今年はまた大きくなるだろう」と見通しを語っている。日本からも伸び盛りな企業の参加が期待できそうだ。ゲーケ氏は「IFA NEXTが出展社と来場者の双方にとって魅力的なイベントになるよう、ホールのレイアウトや展示構成、規模感を最適なものに仕上げたい」と述べている。
今年で3年目を迎えるBtoB向けのトレードショー「IFA Global Markets」については、今年は早くも出展申し込みがオーバーブッキングに近づきつつあるという。将来に向けて成長が期待できるエレクトロニクス関連のサプライヤーが世界各国から集まることから、トレードビジターでなくとも一度は足を運んでみるべきイベントだ。
昨年のIFA Global Marketsは、日本からもいくつかの企業が出展していた。IFAのメインイベントについては、数年前から専用スマホアプリが配信されており、イベント期間中に最新ニュースが配信されたり、ホールロケーションをアプリで参照できる。今年はIFA Global Marketsの専用アプリもローンチされることになりそうだ。
ゲーケ氏は「IFAがエレクトロニクス市場に対して果たすべき役割」について、プレスカンファレンスの壇上であらためて次のように述べた。
「コンシューマーエレクトロニクスに関連する、様々なカテゴリーの先端技術が複雑に入り組む時代にいま私たちは生きている。それぞれの技術には克服すべき課題もあるが、各々がオーバーラップしている部分があるからこそ、集合知を活かして課題を解決したり、あるいは力を合わせてまだ見ぬ革新を達成することができるはず。いま、グローバルのエレクトロニクス市場で起きている最新の出来事を、エコシステム全体のつながりを意識しながら一望できるショーはIFA以外にない」。
ゲーケ氏はさらにIFAの期間中、多くの人々が直接会場に足を運ぶことの重要性を説いた。
「TwitterやFacebookなど、モバイル端末を介して人と人がつながる便利なサービスも数多くあるが、やはり最もパワフルなソーシャルネットワーキングの手段は、顔と顔をつきあわせて話し会う場を、いかに多く持つかということに尽きる。最先端のイノベーションの躍動感や重要性を肌で感じられるのも、やはり製品やサービスに直接触れるからこそ。IFAはエレクトロニクスに関連する最新の製品やサービスのショーケースとしてだけでなく、商談の場としても多くの方に実りを感じてもらえるイベントだ」。
PHILE WEBのニュースでお伝えしている通り、今年はメッセ・ベルリンは毎年春に中国で開催されるコンシューマーエレクトロニクスショー「CE China」に続いて、6月にニューヨークでBtoB向けのトレードショー「CE Week」を立ち上げる。コンシューマーエレクトロニクス市場でいま最も動きが盛んと言われる中国、アメリカをヨーロッパとつなぐことで、トレードビジターの動きを活性化し、IFA出展ブランドのビジネスを積極的にサポートする狙いがある。
ゲーケ氏は「北米で毎年1月に開催されているCESは、エレクトロニクスの先端テクノロジーをテーマにしたイベント。CE Weekは2日という短い開催期間になるが、選りすぐりのブランドとトレードビジターによる商談、ネットワーキングを効果的にバックアップする機会を提供したい」と初開催に向け意気込みを語った。
またIFAの本開催期間の終盤となる4日・5日には、メッセ・ベルリンにとって初めての試みとなる「自動車」に関連したテーマ展示「Shift Automotive」も、Geneva International Motor Showと共同実施でスタートする。会場はメッセ・ベルリンの「Hall 26」。本日のプレスカンファレンスでは、出展社に関する詳細のアナウンスはまだ行われなかったが、IFAが大きなテーマとする「コンシューマーエレクトロニクスのコネクティビティ」は、家の外から自動車へ、そしてさらに広い世界につながることになりそうだ。
IFA2018の出展社については、大手ブランドは昨年に引き続きほぼ顔を揃えることになるだろう。IFA NEXTやShift Automotiveに出展する企業の最新情報については、明らかになり次第、またIFA日本語サイトでもお伝えしたい。