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公開日 2018/09/04 10:02
ソニー、新旗艦4K液晶テレビ“BRAVIA MASTER”「Z9F」国内発表。65型約60万円/75型約90万円
10月13日に有機EL機「A9F」同時発売
ソニーは、欧州で発表していた4K液晶テレビの最上位機“BRAVIA”(ブラビア)“MASTERシリーズ”「ZF9」の日本市場投入を発表。「Z9Fシリーズ」として日本で10月13日に発売する。
・KJ-75Z9F(75型)¥OPEN(予想実売価格90万円前後)
・KJ-65Z9F(65型)¥OPEN(予想実売価格60万円前後)
なお同じく“MASTERシリーズ”として展開する有機ELモデル「AF9シリーズ」も、「A9Fシリーズ」として型番を変えて同時に国内発表。そちらは別項でレポートしている。
IFA2018で欧州での価格などが明らかにされていたモデルの国内発売を正式に発表。クリエイターの制作意図を忠実に再現し、スタジオレベルの画質をユーザーに届けられるモデルであるということでMASTERシリーズと命名したという。
国内向けモデルのテレビチューナーは地デジ/BS/110度CSチューナーを2基搭載。12月からスタートするBS/CS 4K放送(新4K衛星放送)用チューナーは搭載していない。ただし新4K衛星放送用の外付けチューナー「DST-SHV1」を同時発表しており、こちらの詳細は別項で紹介している。
新映像プロセッサー「X1 Ultimate」を、同時発表の有機ELモデル「A9F」とともに初搭載。同プロセッサーを液晶モデル用に最適化して搭載している。
また、非IPSパネルでありながらも広視野角を実現する独自の新技術「X-Wide Angle」も搭載し、「(前機種の)Z9Dユーザーがびっくりするくらいの光学特性を実現した」(同社説明員)としている。
「X1 Ultimate」では、2018年モデルが搭載していた「X1 Extreme」から2倍の処理能力を実現。これにより画質を大幅に高めたという。
X1 Ultimateの新機能としてオブジェクト型超解像に対応。これまでの信号分析に加えて、オブジェクトごとに最適な処理を行うためのグルーピングも並行して行って超解像処理をかけられるようになった。これにより、ノイズは抑えながら細部まで精細感が高まり、さらに立体感が向上するという。例えば草原に複数の動物がいるような映像では、背景の草原の精細感の高さと、動物の毛皮のソフトで自然な描写を両立できるとのことだった。
また、ノイズリダクションの精度も向上。細かいノイズまで取り除き、地デジなどの低品質映像もさらに高画質にするという。
さらに、SDR映像をHDRにアップコンバートする「HDRリマスター」も進化。例えばブドウという被写体であれば、これまでは一房全体という単位で認識していたが、今回はブドウの一粒ごとに対象を認識。より細部までコントラストを最適化できるようになり、映像の立体感が向上したという。
なお、“MASTERシリーズ”を冠する基準はX1 Ultimateを搭載するか否かではないとのこと。今後の製品については自社基準を超えた場合にはX1 Ultimate非搭載であってもMASTERシリーズにラインナップしていくという。
高コントラストなパネルを採用しつつ、広視野角も実現する新技術「X-Wide Angle」を投入。表面に特殊なフィルムを採用するとともにバックライトの拡散に関する独自の光学設計によって、斜めから画面を見ても色味が変わらない広視野角を実現したとしたという。なお、表面にフィルムを貼りながらも画質には影響しないように設計しているともしている。
Netflix用に画質を最適化する映像モード「Netflix画質モード」も新搭載。Netflixの技術陣による協力を得て、Netflixの制作陣が意図する画質で作品を視聴できるようにしたという。なお、本モードは作品のジャンルやメタデータなどを見て作品ごとに画質パラメーターを都度変更するのではなく、Netflix全体に対して適用される。
そのほか、Calmanを使ったキャリブレーションにも対応。キャリブレーションプロセスを合理化し、従来より短時間で画質の最適化が可能になったとしている。
なお、バックライトは直下型で部分駆動に引き続き対応。4K X-Reality PROやX-tended Dynamic Range PRO、X-Motion Clarityも従来から引き続き搭載している。
OSにはAndroid 8.0を搭載し、Googleアシスタントbuilt-inにも対応。リモコンにはNetflixやAbema TVなど各種ネット動画サービス専用ボタンも引き続き搭載するほか、DAZNやSpotifyなど各種サービスのアプリも利用できる。
また、ネットワーク機能関連の基本性能を大幅に向上。ネット動画アプリの起動時間を最大1/4に短縮することに成功している。
そのほか、デザイン面ではベゼル前面に同社製デジタルカメラ“α”高級機などで使用されるプロット加工を施している。
・KJ-75Z9F(75型)¥OPEN(予想実売価格90万円前後)
・KJ-65Z9F(65型)¥OPEN(予想実売価格60万円前後)
なお同じく“MASTERシリーズ”として展開する有機ELモデル「AF9シリーズ」も、「A9Fシリーズ」として型番を変えて同時に国内発表。そちらは別項でレポートしている。
IFA2018で欧州での価格などが明らかにされていたモデルの国内発売を正式に発表。クリエイターの制作意図を忠実に再現し、スタジオレベルの画質をユーザーに届けられるモデルであるということでMASTERシリーズと命名したという。
国内向けモデルのテレビチューナーは地デジ/BS/110度CSチューナーを2基搭載。12月からスタートするBS/CS 4K放送(新4K衛星放送)用チューナーは搭載していない。ただし新4K衛星放送用の外付けチューナー「DST-SHV1」を同時発表しており、こちらの詳細は別項で紹介している。
新映像プロセッサー「X1 Ultimate」を、同時発表の有機ELモデル「A9F」とともに初搭載。同プロセッサーを液晶モデル用に最適化して搭載している。
また、非IPSパネルでありながらも広視野角を実現する独自の新技術「X-Wide Angle」も搭載し、「(前機種の)Z9Dユーザーがびっくりするくらいの光学特性を実現した」(同社説明員)としている。
「X1 Ultimate」では、2018年モデルが搭載していた「X1 Extreme」から2倍の処理能力を実現。これにより画質を大幅に高めたという。
X1 Ultimateの新機能としてオブジェクト型超解像に対応。これまでの信号分析に加えて、オブジェクトごとに最適な処理を行うためのグルーピングも並行して行って超解像処理をかけられるようになった。これにより、ノイズは抑えながら細部まで精細感が高まり、さらに立体感が向上するという。例えば草原に複数の動物がいるような映像では、背景の草原の精細感の高さと、動物の毛皮のソフトで自然な描写を両立できるとのことだった。
また、ノイズリダクションの精度も向上。細かいノイズまで取り除き、地デジなどの低品質映像もさらに高画質にするという。
さらに、SDR映像をHDRにアップコンバートする「HDRリマスター」も進化。例えばブドウという被写体であれば、これまでは一房全体という単位で認識していたが、今回はブドウの一粒ごとに対象を認識。より細部までコントラストを最適化できるようになり、映像の立体感が向上したという。
なお、“MASTERシリーズ”を冠する基準はX1 Ultimateを搭載するか否かではないとのこと。今後の製品については自社基準を超えた場合にはX1 Ultimate非搭載であってもMASTERシリーズにラインナップしていくという。
高コントラストなパネルを採用しつつ、広視野角も実現する新技術「X-Wide Angle」を投入。表面に特殊なフィルムを採用するとともにバックライトの拡散に関する独自の光学設計によって、斜めから画面を見ても色味が変わらない広視野角を実現したとしたという。なお、表面にフィルムを貼りながらも画質には影響しないように設計しているともしている。
Netflix用に画質を最適化する映像モード「Netflix画質モード」も新搭載。Netflixの技術陣による協力を得て、Netflixの制作陣が意図する画質で作品を視聴できるようにしたという。なお、本モードは作品のジャンルやメタデータなどを見て作品ごとに画質パラメーターを都度変更するのではなく、Netflix全体に対して適用される。
そのほか、Calmanを使ったキャリブレーションにも対応。キャリブレーションプロセスを合理化し、従来より短時間で画質の最適化が可能になったとしている。
なお、バックライトは直下型で部分駆動に引き続き対応。4K X-Reality PROやX-tended Dynamic Range PRO、X-Motion Clarityも従来から引き続き搭載している。
OSにはAndroid 8.0を搭載し、Googleアシスタントbuilt-inにも対応。リモコンにはNetflixやAbema TVなど各種ネット動画サービス専用ボタンも引き続き搭載するほか、DAZNやSpotifyなど各種サービスのアプリも利用できる。
また、ネットワーク機能関連の基本性能を大幅に向上。ネット動画アプリの起動時間を最大1/4に短縮することに成功している。
そのほか、デザイン面ではベゼル前面に同社製デジタルカメラ“α”高級機などで使用されるプロット加工を施している。