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公開日 2020/02/12 13:00

ソニー、「声専用センタースピーカー」搭載のテレビ用“お手元スピーカー”「SRS-LSR200」

聞き取りやすさ/使い勝手を向上
編集部:成藤 正宣
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ソニーは、テレビ向けワイヤレススピーカー“お手元スピーカー”の新モデル「SRS-LSR200」を、2月22日より発売する。オープン価格だが、税込22,000円前後での実売が予想される。

「SRS-LSR200」

2015年発売の「SRS-LSR100」で好評価を得た音質/使い勝手に、一層の磨きをかけたという後継モデル。主に聴力の低下でテレビの音量を大きくしがちになる60歳以上の使用を想定しており、小音量でも手元ではっきりとテレビの音声を聞き取ることができる。本体天面のボタンから音量や選局の操作ができる赤外線テレビリモコンとしての機能も内蔵する。

従来モデルの「SRS-LSR100」(左)から、音質と使いやすさをさらに向上させた

赤外線リモコン機能も内蔵している

音質面では、従来モデルからスピーカーユニットを増強しており、左右に2ユニット/2パッシブラジエーター、センターに1ユニットを配置。特に、センターユニットは人の声の周波数帯域を専門に受け持たせており、後述する「『はっきり声』機能」をオンにすることで人の声をくっきりと際立たせる。

中央に声専用ユニットを配置。スピーカーとして基本的なボックス構造も取り入れ、それぞれのユニットの干渉も低減している

3基のスピーカーユニットはいずれも40mm口径で、リスナーの耳にまっすぐ向くよう上方に10度傾けられている。また、両側面に向けて配置されたパッシブラジエーターは低音を増幅し、男性の声の帯域を補強する役目を担う。

“お手元スピーカー”ならではの機能として、DSPにより人の声をより聞き取りやすく強調する「『はっきり声』機能」を搭載する。モード1/モード2/オフの3段切り替えが可能で、モード1ではセンタースピーカーが起動、モード2ではさらに加齢とともに大幅に聞き取りづらくなる4kHz付近の強調を行う。オフの状態では左右のスピーカーユニットとパッシブラジエーターだけで再生され、音楽再生に適した状態となる。

左右に低音増幅用パッシブラジエーターを搭載。男性の声に多く含まれる周波数帯を補強する

『はっきり声』機能では独自のDSPにより、主要な会話とBGM/環境音とがくっきりと区別されるように補正される。さらに、左右のスピーカーの音をセンタースピーカーの音から若干遅延させることで、より広い音場も実現したという。

通信面では、感度に優れたアンテナのダイバーシティアンテナを新たに採用することで接続性を向上。送信機兼充電台から離し、キッチンまで持ち込む場合などでも音切れしにくくなったとしている。また、リモコン機能用の赤外線発光部もLED3個を使用する「ズバとびっ!」を採用し、感度を向上させている。

ボタンやダイヤルの形状は、高齢者はもちろん視覚障がいのあるユーザーでも使いやすいよう、ユニバーサルデザインに基づき従来モデルから再設計している。全盲の社員からの意見も取り入れつつ、触れるだけでボタン/ダイヤルと分かり、かつ操作しやすい凹凸加減になるよう調整したという。電池残量もLEDランプの色とアラーム音の2通りで通知される。

送信機兼充電台も、従来モデルからデザインを見直して設置しやすく改良。ケーブル端子付近には色分けされた数字アイコンを印字しており、どの端子にどのケーブルを差し込めばよいかひと目で分かるようにしている。取扱説明書も、従来のものより表記を約1.25倍に拡大し、図に従うだけで設置/接続ができる構成としている。

送信機兼充電台のケーブル端子には色分けされたアイコンを大きく印字。対応するケーブルにもアイコン付きシールが貼られており、どのケーブルをどこに挿せばよいかひと目で分かるようにしている

充電端子はUSB Type-Cを採用し、約3時間の充電で最長約13時間の連続再生が可能。スピーカー本体には3.5mmヘッドホン端子も搭載し、IPX2準拠の防滴性能も備える。外形寸法は182W×77H×87Dmm、質量は約630g。

スピーカー本体側にもUSB Type-Cを搭載し、ケーブルから給電が可能

なお、本日2月12日から4月13日までの間、本製品を含めた同社スピーカーのキャッシュバックキャンペーンも実施される。対象製品は本製品「SRS-LSR200」、従来モデル「SRS-LSR100」に加え、ウェアラブルスピーカー「SRS-WS1」、ネックバンド型集音器「SMR-10」で、キャッシュバック金額は以下の通り。

●SMR-10:8,000円
●SRS-WS1:5,000円
●SRS-LSR200/LSR100:1,000円

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