ソニー、国内ローカル5G事業に参入。集合住宅向け5Gサービス「NURO Wireless 5G」来春提供開始

ソニーワイヤレスコミュニケーションズは、国内ローカル5G事業への参入を発表。集合住宅向けの5Gインターネット接続サービス「NURO Wireless 5G」を、2022年春頃から提供する。

ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するNUROブランドより、新たにサブブランド「NURO 5G」を設立。その第1歩として「NURO Wireless 5G」を提供することで、「人と人を繋ぐだけでなく、人の心を動かすコンテンツを生み出す環境に対して最先端の通信基盤を提供し、新たな価値創出に取り組んでいく」としている。

NURO Wireless 5Gは、日本初の取り組みだというローカル5G商用免許での住宅向け固定インターネット接続サービスで、10月1日よりプレサービスを実施中。ローカル5Gは限られたエリア、利用者向けの独自ネットワークなため、アクセス集中が発生しづらく安定した通信が可能とのこと。

また提供可能エリアに専用アンテナを設置することでサービスエリア化する方式なため、配管などの問題で光回線を通線できない集合住宅でも利用可能。スタンドアローン構成にて4.8-4.9GHz帯の周波数帯で提供し、ミリ波への対応も検討中だという。

現時点では2022年春頃より、北海道／関東（東京、神奈川、埼玉、千葉）／東海（愛知、静岡）／関西（大阪、兵庫、奈良）／九州（福岡）の一部エリアにて提供開始予定。提供エリアは順次拡大予定で、また利用料金は未定。ホームルーターはレンタルで、7日間の無償試用が可能となっている。