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公開日 2022/02/14 17:12
Jabra、聴力強化機能付き新完全ワイヤレス「Jabra Enhance」。日常の“聞こえにくさ”の改善をサポート
アプリから自分自身でセットアップ可能
GNオーディオジャパンは、Jabraブランドより、聴力強化機能を備えた完全ワイヤレス型のスマートイヤホン「Jabra Enhance」を2月25日から発売する。価格は89,000円。
販売場所はAmazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、Jabraオンラインストア、および全国の補聴器専門店、補聴器取り扱い眼鏡店。本日2月14日からは、ビックカメラ店舗およびビックカメラ・ドットコム、Jabraオンラインストアにて先行予約を開始する。
Jabra Enhanceは、補聴器などメディカル事業を手掛けるGNヒアリングジャパンと協業して開発した、聴力強化機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン。聴力強化機能を備えた製品はJabraブランドとしては初となる。
GNグループの技術を結集し、音と聴覚における長年の研究および高度な開発技術に基づいて、音楽再生と通話に加え、日常的な “聞こえにくさ” をサポートする3in1のスマートイヤホンと説明。最先端の独自マイクロプロセッサーと、指向性ビームフォーミングマイクが連携し、高度な聴覚アルゴリズムと組み合わせることで、雑音を抑えて会話の明瞭度を向上させられるとしている。
本体のセットアップには専用アプリ「Jabra Enhance」(iPhoneのみ対応)を使用。通常、補聴器は専門店で設定してもらう必要があるが、本製品はアプリ上から自分自身で行えるため、購入してすぐその日から使い始めることができる。
アプリではフィット感の確認、調整や、個々人の聞こえ方に合わせた「パーソナライズ」設定が可能。パーソナライズ設定は、イヤホンから流れてくる音を聞いてチェックする聴覚テストのようなもので、個々人の聞こえ方に合わせて必要な部分を増幅することができる。
聴力強化のために4つのサウンド処理機能を搭載。いずれも通常の補聴器にも採用される医療グレードの機能で、個々人によって異なる聞こえに合わせて強化し、聞き取りにくい音声をクリアで自然に聞こえやすくするとしている。
まず、人間と同じような聞こえ方を再現するための聴覚フィルターを用いて音声を調整する「ワープコンプレッション」機能。これにより、本来の聞こえ方に近い、より自然な音質が得られるという。
「環境連動ノイズリダクション」では周囲の雑音を抑制。本製品では内蔵マイクに入ってくる音を聞き取りやすくするため、環境音も含めた全ての音を増幅して大きくする。本機能では取り込んだ音のうち、定常ノイズや衝撃音を低減してクリアな音声を保つことができ、騒がしい環境下でも快適に使用できるとしている。
また、音を増幅させることで起きがちなハウリングを抑える「自動デジタルフィードバック抑制」機能も装備。ハウリングは通常の補聴器においても大きな問題で、これを解決するため本機能では、逆位相の信号を用いてキャンセリングすることで抑制することができる。
マイクは左右2基ずつ、合計4基を搭載しており、これらのマイクを用いて前方の音だけを増幅する「両耳連動ビームフォーミング機能」も搭載。正面の狭い範囲から聞こえる音を超指向性ビームで選別することで、正面にいる人の声を鮮明に聞き取ることができるという。
さらに3つのリスニングモードを備えており、状況に合わせてモード選択が可能。アダプティブモードでは周囲の環境や会話に応じて自動調整が可能、フォーカスモードは1対1の会話など正面の身近な音に焦点を合わせられる。サラウンドモードは周囲全体の音をより多く取り込めむことが可能だ。
本体は非常に小型かつ軽量で、人間の耳に関する解剖学的観点から設計し、内部部品を緻密にレイアウトすることで、コンパクトサイズを実現。Jabraの完全ワイヤレスイヤホンの中でも小型の「Elite 75t」と比較して、約半分ほどのサイズとなっている。フェイスプレート側にはJabraロゴがプリントされた操作ボタンを配置する。
同社によれば補聴器などの製品を購入するユーザーが、価格の次に重要視するポイントが「形状や大きさ」とのこと。Jabra Enhanceであれば、装着時も目立ちにくくスタイリッシュなデザインで、日常使いもしやすいとしている。本体色はダークグレーを採用。
ドライバーは音楽再生にも適したパワフルなものを採用するとのこと。またアプリからセットアップした聴覚プロファイルに合わせて、音楽再生時のサウンド調整も可能となる。さらに上述のとおり、4基のマイクを内蔵した4マイクテクノロジーを搭載し、高い通話性能も実現するとしている。なお片耳での使用は不可となる。
Bluetoothはバージョン5.2を搭載。対応コーデックは非公開となるが、「非常に小さな筐体にテクノロジーを収めるにあたって、そうした中でも最適な音質を実現するものを使用している」と同社は説明する。
対応デバイスは現在iPhoneのみで、iPhone 11以降、およびiOS15以降をサポートする。なおアプリでの設定は本体に保存されるが、iPhone以外の端末では機能しないとのこと。またAndroid端末には現在非対応だが、今後対応も検討しているという。
イヤージェルはシリコン製で3サイズを付属し、快適かつ確実なフィット感を実現。またIP52準拠の防塵防滴性能も備える。バッテリーは1回の充電で最長10時間の連続再生、充電ケースと併用し最長30時間の連続使用が可能となる。なおケースのワイヤレス充電は非対応。
本日メディア向けに、Jabra Enhanceの製品発表がオンラインで開催された。本製品を開発した背景として、聞こえにくいという悩みを持ちつつ、改善のための対策になかなか手が出せないユーザーが非常に多くいるのだと説明する。
調査によると、日本では1,400万人もの人が「聞こえづらいという自覚がある」としているが、そのうち聴覚サポート器具を使用している人は14%ほど。また「聞こえづらい」ことに気づいてから、何らか対策を行うまで、平均して6年間の時間を費やすケースが多く、「聞こえにくさはあっても本格的な補聴器にはまだ抵抗がある」という人は、多くいるのだという。
そうした現状を受け、Jabra Enhanceでは40歳から60歳くらいの年齢層をターゲットに、「本格的な補聴器を使うほどではないものの、日常生活の中で、状況によっては聞こえづらいこともある」といった、軽度から中程度の難聴を感じている方が、その改善に向けて一歩踏み出せるような製品として、GNグループの高度なテクノロジーにより、手軽に聴覚サポート機能を使えるイヤホンに仕上げたとする。
また、自身の健康を自分で管理したいと考える方も多いことから、アプリで自分自身でセットアップすることができる点もメリットだと説明。小型で目立ちにくく、通常の完全ワイヤレスイヤホンと変わらないデザインで、手軽に聴力強化が可能なため、「一日中使用できるオールインワンオーディオデバイス」とアピール。一般的に数十万円ほどかかる補聴器に入る一歩手前の、高機能なスマートイヤホンとして提案するという。
本製品の使用についての問い合わせなど、製品のサポートはJabraサポートデスクにて受け付けるとのこと。なお、軽度難聴の方に向けた製品であり、聴力強化機能によって周りの音を大きく増幅するため、聞こえに問題のない方の使用は非推奨としている。
販売場所はAmazon、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、Jabraオンラインストア、および全国の補聴器専門店、補聴器取り扱い眼鏡店。本日2月14日からは、ビックカメラ店舗およびビックカメラ・ドットコム、Jabraオンラインストアにて先行予約を開始する。
Jabra Enhanceは、補聴器などメディカル事業を手掛けるGNヒアリングジャパンと協業して開発した、聴力強化機能を搭載する完全ワイヤレスイヤホン。聴力強化機能を備えた製品はJabraブランドとしては初となる。
GNグループの技術を結集し、音と聴覚における長年の研究および高度な開発技術に基づいて、音楽再生と通話に加え、日常的な “聞こえにくさ” をサポートする3in1のスマートイヤホンと説明。最先端の独自マイクロプロセッサーと、指向性ビームフォーミングマイクが連携し、高度な聴覚アルゴリズムと組み合わせることで、雑音を抑えて会話の明瞭度を向上させられるとしている。
本体のセットアップには専用アプリ「Jabra Enhance」(iPhoneのみ対応)を使用。通常、補聴器は専門店で設定してもらう必要があるが、本製品はアプリ上から自分自身で行えるため、購入してすぐその日から使い始めることができる。
アプリではフィット感の確認、調整や、個々人の聞こえ方に合わせた「パーソナライズ」設定が可能。パーソナライズ設定は、イヤホンから流れてくる音を聞いてチェックする聴覚テストのようなもので、個々人の聞こえ方に合わせて必要な部分を増幅することができる。
聴力強化のために4つのサウンド処理機能を搭載。いずれも通常の補聴器にも採用される医療グレードの機能で、個々人によって異なる聞こえに合わせて強化し、聞き取りにくい音声をクリアで自然に聞こえやすくするとしている。
まず、人間と同じような聞こえ方を再現するための聴覚フィルターを用いて音声を調整する「ワープコンプレッション」機能。これにより、本来の聞こえ方に近い、より自然な音質が得られるという。
「環境連動ノイズリダクション」では周囲の雑音を抑制。本製品では内蔵マイクに入ってくる音を聞き取りやすくするため、環境音も含めた全ての音を増幅して大きくする。本機能では取り込んだ音のうち、定常ノイズや衝撃音を低減してクリアな音声を保つことができ、騒がしい環境下でも快適に使用できるとしている。
また、音を増幅させることで起きがちなハウリングを抑える「自動デジタルフィードバック抑制」機能も装備。ハウリングは通常の補聴器においても大きな問題で、これを解決するため本機能では、逆位相の信号を用いてキャンセリングすることで抑制することができる。
マイクは左右2基ずつ、合計4基を搭載しており、これらのマイクを用いて前方の音だけを増幅する「両耳連動ビームフォーミング機能」も搭載。正面の狭い範囲から聞こえる音を超指向性ビームで選別することで、正面にいる人の声を鮮明に聞き取ることができるという。
さらに3つのリスニングモードを備えており、状況に合わせてモード選択が可能。アダプティブモードでは周囲の環境や会話に応じて自動調整が可能、フォーカスモードは1対1の会話など正面の身近な音に焦点を合わせられる。サラウンドモードは周囲全体の音をより多く取り込めむことが可能だ。
本体は非常に小型かつ軽量で、人間の耳に関する解剖学的観点から設計し、内部部品を緻密にレイアウトすることで、コンパクトサイズを実現。Jabraの完全ワイヤレスイヤホンの中でも小型の「Elite 75t」と比較して、約半分ほどのサイズとなっている。フェイスプレート側にはJabraロゴがプリントされた操作ボタンを配置する。
同社によれば補聴器などの製品を購入するユーザーが、価格の次に重要視するポイントが「形状や大きさ」とのこと。Jabra Enhanceであれば、装着時も目立ちにくくスタイリッシュなデザインで、日常使いもしやすいとしている。本体色はダークグレーを採用。
ドライバーは音楽再生にも適したパワフルなものを採用するとのこと。またアプリからセットアップした聴覚プロファイルに合わせて、音楽再生時のサウンド調整も可能となる。さらに上述のとおり、4基のマイクを内蔵した4マイクテクノロジーを搭載し、高い通話性能も実現するとしている。なお片耳での使用は不可となる。
Bluetoothはバージョン5.2を搭載。対応コーデックは非公開となるが、「非常に小さな筐体にテクノロジーを収めるにあたって、そうした中でも最適な音質を実現するものを使用している」と同社は説明する。
対応デバイスは現在iPhoneのみで、iPhone 11以降、およびiOS15以降をサポートする。なおアプリでの設定は本体に保存されるが、iPhone以外の端末では機能しないとのこと。またAndroid端末には現在非対応だが、今後対応も検討しているという。
イヤージェルはシリコン製で3サイズを付属し、快適かつ確実なフィット感を実現。またIP52準拠の防塵防滴性能も備える。バッテリーは1回の充電で最長10時間の連続再生、充電ケースと併用し最長30時間の連続使用が可能となる。なおケースのワイヤレス充電は非対応。
本日メディア向けに、Jabra Enhanceの製品発表がオンラインで開催された。本製品を開発した背景として、聞こえにくいという悩みを持ちつつ、改善のための対策になかなか手が出せないユーザーが非常に多くいるのだと説明する。
調査によると、日本では1,400万人もの人が「聞こえづらいという自覚がある」としているが、そのうち聴覚サポート器具を使用している人は14%ほど。また「聞こえづらい」ことに気づいてから、何らか対策を行うまで、平均して6年間の時間を費やすケースが多く、「聞こえにくさはあっても本格的な補聴器にはまだ抵抗がある」という人は、多くいるのだという。
そうした現状を受け、Jabra Enhanceでは40歳から60歳くらいの年齢層をターゲットに、「本格的な補聴器を使うほどではないものの、日常生活の中で、状況によっては聞こえづらいこともある」といった、軽度から中程度の難聴を感じている方が、その改善に向けて一歩踏み出せるような製品として、GNグループの高度なテクノロジーにより、手軽に聴覚サポート機能を使えるイヤホンに仕上げたとする。
また、自身の健康を自分で管理したいと考える方も多いことから、アプリで自分自身でセットアップすることができる点もメリットだと説明。小型で目立ちにくく、通常の完全ワイヤレスイヤホンと変わらないデザインで、手軽に聴力強化が可能なため、「一日中使用できるオールインワンオーディオデバイス」とアピール。一般的に数十万円ほどかかる補聴器に入る一歩手前の、高機能なスマートイヤホンとして提案するという。
本製品の使用についての問い合わせなど、製品のサポートはJabraサポートデスクにて受け付けるとのこと。なお、軽度難聴の方に向けた製品であり、聴力強化機能によって周りの音を大きく増幅するため、聞こえに問題のない方の使用は非推奨としている。