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公開日 2024/07/13 18:31
<ポタフェス>FIIOやiFi audioに「本邦初公開」多数/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は今夏発売
iFi audioは価格改定の動きも
イヤホンを始めとするポータブルオーディオ関連ブランドが集うイベント「ポタフェス 2024夏 秋葉原」が開幕。エミライは、FIIOやiFi audioといった同社取り扱いブランドで多数の“本邦初公開”製品を参考出展している。
本邦初公開品が特に多いのがFIIOブランド。ヘッドホンアンプ「K11 R2R」、Bluetoothアンプ「BTR13」、Bluetoothトランスミッター「BT11」、新たなフラグシップイヤホン「FH19」、ヘッドホン「FT1」と、5製品が初出しとなった。
「K11 R2R」は、2023年に発売した「K11」のDACチップを自社開発の「4チャンネルフルバランス分離型24bit R2R DAC」に置き換えたモデル。「正直に言えば、R-2Rラダー回路は従来からある古い技術なので、対応フォーマットなどのスペック面で言えばベースモデルのK11を超えるものではない。しかし、ラダー回路ならではの音が得られるといったことがありバリエーションモデルを用意した」(同社スタッフ)という。グローバルプライスは159.99米ドル(以後、価格はすべて予価・税別)。
Bluetoothアンプ「BTR13」は、これまでのエントリーモデル「BTR3」の後継機。新たにaptX adaptiveに対応するほか、DACに「CS43131」を2基搭載してUSB DACとして最大96kHz/24bitに対応するなど、機能を強化している。また、バランス出力端子も4.4mmを採用している。グローバルプライスは69.99ドル。
「BT11」は小型のBluetoothトランスミッターで、FIIO調べによれば、ドングルタイプのBluetoothトランスミッターとして史上始めてLDACとaptX adaptiveの送信に対応したと製品だとのこと。SoCにはクアルコム社製「QCC5181」を採用し、Bluetooth 5.4に対応している。グローバルプライスは45ドル。
イヤホン「FH19」は、2022年に発売した「FH9」のバージョンアップモデル。ダイナミックドライバーを2基、Knowles製バランスドアーマチュア(BA)ドライバーを6基搭載した構成で、FH9と比べるとダイナミックドライバーが1基増えた形になる。 グローバルプライスは599.99ドル。
「FT1」は、FIIOが自社開発した60mmダイナミックドライバーを搭載した密閉型のオーバーイヤーヘッドホン。応答速度の速い日本製の極細CCAWボイスコイルを採用したとのことで、また、ハウジングには北米産ブラックウォールナットをに使用している。グローバルプライスは149.99ドル。
そのほか、イントラコンカ型イヤホン「FF1」にはトランスペアレント(透明)モデルを追加。こちらはポータブルカセットプレーヤー「CP13」のトランスペアレントモードに合わせることを意識したものだという。
iFi audioからは、ヘッドホンアンプ「ZEN CAN 3」とBluetoothトランスミッター/レシーバー「ZEN Blue 3」が参考出展として登場。「ZEN CAN 3」は、MEMSドライバー専用モードやアナログEQモードを搭載し、xMEMS製MEMSドライバーを搭載した有線イヤホンを公式にサポートする。また、同社フラグシップモデル「iCAN Phantom」と同じクラスA回路を備え、最大2,000mWの出力を実現しているという。グローバルプライスは299ドル。
「ZEN Blue 3」は、aptX LosslessとLDACの両方に対応。4.4mmバランスライン出力に対応し、ノイズとクロストークを大幅に低減するなど、オーディオファン向けの機能強化を図っている。グローバルプライスは299ドル。
なお、iFi audio製品についてエミライのスタッフによると、「日本での価格が本国より結構安くなってしまっている状態で、本国からは価格を合わせてほしいというオーダーが来ている。そのため、日本でも価格改定を行う方向で動いている」とのこと。価格改定の時期はまだ未定だが、購入を考えている製品がある人は今のうちに買っておいたほうがよいかもしれない。
そのほか、Noble Audioの完全ワイヤレスイヤホン「FoKus TRIUMPH」も参考展示。4月に開催された「春のヘッドフォン祭」でお披露目された際には「今春発売予定」という予定だったが、昨今の社会情勢などの影響で発売時期がズレ込んでいるとのこと。「ようやく目処がたち、今夏には発売できそう」とのことだった。
FIIOから一挙5モデルが本邦初公開
本邦初公開品が特に多いのがFIIOブランド。ヘッドホンアンプ「K11 R2R」、Bluetoothアンプ「BTR13」、Bluetoothトランスミッター「BT11」、新たなフラグシップイヤホン「FH19」、ヘッドホン「FT1」と、5製品が初出しとなった。
「K11 R2R」は、2023年に発売した「K11」のDACチップを自社開発の「4チャンネルフルバランス分離型24bit R2R DAC」に置き換えたモデル。「正直に言えば、R-2Rラダー回路は従来からある古い技術なので、対応フォーマットなどのスペック面で言えばベースモデルのK11を超えるものではない。しかし、ラダー回路ならではの音が得られるといったことがありバリエーションモデルを用意した」(同社スタッフ)という。グローバルプライスは159.99米ドル(以後、価格はすべて予価・税別)。
Bluetoothアンプ「BTR13」は、これまでのエントリーモデル「BTR3」の後継機。新たにaptX adaptiveに対応するほか、DACに「CS43131」を2基搭載してUSB DACとして最大96kHz/24bitに対応するなど、機能を強化している。また、バランス出力端子も4.4mmを採用している。グローバルプライスは69.99ドル。
「BT11」は小型のBluetoothトランスミッターで、FIIO調べによれば、ドングルタイプのBluetoothトランスミッターとして史上始めてLDACとaptX adaptiveの送信に対応したと製品だとのこと。SoCにはクアルコム社製「QCC5181」を採用し、Bluetooth 5.4に対応している。グローバルプライスは45ドル。
イヤホン「FH19」は、2022年に発売した「FH9」のバージョンアップモデル。ダイナミックドライバーを2基、Knowles製バランスドアーマチュア(BA)ドライバーを6基搭載した構成で、FH9と比べるとダイナミックドライバーが1基増えた形になる。 グローバルプライスは599.99ドル。
「FT1」は、FIIOが自社開発した60mmダイナミックドライバーを搭載した密閉型のオーバーイヤーヘッドホン。応答速度の速い日本製の極細CCAWボイスコイルを採用したとのことで、また、ハウジングには北米産ブラックウォールナットをに使用している。グローバルプライスは149.99ドル。
そのほか、イントラコンカ型イヤホン「FF1」にはトランスペアレント(透明)モデルを追加。こちらはポータブルカセットプレーヤー「CP13」のトランスペアレントモードに合わせることを意識したものだという。
iFi audioからZENシリーズの新ヘッドホンアンプと新Bluetoothトランスミッター/レシーバー
iFi audioからは、ヘッドホンアンプ「ZEN CAN 3」とBluetoothトランスミッター/レシーバー「ZEN Blue 3」が参考出展として登場。「ZEN CAN 3」は、MEMSドライバー専用モードやアナログEQモードを搭載し、xMEMS製MEMSドライバーを搭載した有線イヤホンを公式にサポートする。また、同社フラグシップモデル「iCAN Phantom」と同じクラスA回路を備え、最大2,000mWの出力を実現しているという。グローバルプライスは299ドル。
「ZEN Blue 3」は、aptX LosslessとLDACの両方に対応。4.4mmバランスライン出力に対応し、ノイズとクロストークを大幅に低減するなど、オーディオファン向けの機能強化を図っている。グローバルプライスは299ドル。
iFi audio製品は価格改定の予定も…/Noble Audio「FoKus TRIUMPH」は「今夏に発売できそう」
なお、iFi audio製品についてエミライのスタッフによると、「日本での価格が本国より結構安くなってしまっている状態で、本国からは価格を合わせてほしいというオーダーが来ている。そのため、日本でも価格改定を行う方向で動いている」とのこと。価格改定の時期はまだ未定だが、購入を考えている製品がある人は今のうちに買っておいたほうがよいかもしれない。
そのほか、Noble Audioの完全ワイヤレスイヤホン「FoKus TRIUMPH」も参考展示。4月に開催された「春のヘッドフォン祭」でお披露目された際には「今春発売予定」という予定だったが、昨今の社会情勢などの影響で発売時期がズレ込んでいるとのこと。「ようやく目処がたち、今夏には発売できそう」とのことだった。