公開日 2024/07/17 19:40
キヤノン、新映像エンジンシステム搭載のフルサイズミラーレス「EOS R5 Mark II」
フラグシップモデル譲りの機能を複数採用
キヤノンは、ミラーレス一眼カメラ “EOS Rシステム” から、フルサイズセンサー搭載のプロ/ハイアマチュア向けモデル「EOS R5 Mark II」を8月下旬に発売する。ボディ単体と「RF24 - 105 L IS USM レンズキット」をラインナップし、価格はいずれもオープン、同社直販サイトキヤノンオンラインショップでの取り扱い価格は以下のとおり。
・ボディ:税込654,500円前後
・RF24 - 105 L IS USM レンズキット:税込808,500円前後
2020年発売「EOS R5」の後継機として、本日同時発表となる “EOR Rシステム” フラグシップ「EOS R1」と同等の技術を複数搭載し、大幅な進化を図ったモデル。自然風景やスポーツなどの静止画撮影から、報道や映像制作など動画撮影まで幅広いシーンを1台でカバーできる撮影性能と機動性を兼ね備えるとする。
新開発の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、有効画素数は約4500万画素。静止画撮影時の常用ISO感度は100 - 51200で、カメラ内アップスケーリング機能により最大約1億7900万画素の高精細画像を生成、トリミングすることも可能。同様に、カメラ内でRAWデータからノイズ低減画像を生成する「ニューラルネットワークノイズ低減」機能も内蔵した。
新開発の映像エンジンシステム「Accelerated Capture」を採用。既存の映像エンジン「DIGIC X」に加え、新たに開発した「DIGIC Accelerator」という2つ目の映像エンジンを搭載。DIGIC AcceleratorはAF/AE検出をはじめとする解析処理を専門に受け持つことで大量のデータをセンサーからキャプチャー可能となり、高速撮影や高速AF、さらには動画撮影中の静止画同時撮影なども実現している。
AF性能も向上。EOS R1のクロスAFには非対応なものの、人物、動物、乗り物などAF追尾の対象となる被写体の種類が拡大。サッカーのシュートなど、スポーツの決定的瞬間を検知しピントを合わせる「アクション認識」、事前に登録した任意の人物にフォーカスを合わせ続ける「登録人物優先AF」などをサポートした。
視線を検出してフォーカスを定める「視線入力AF」も、従来機「EOS R3」からさらにブラッシュアップした上で搭載。検出フレームレートを2倍に高めたことをはじめ、検出アルゴリズムの改善、センサーや光源LEDの性能向上などを行い、目の位置がずれた場合や眼鏡を着用している場合の検出精度を高めている。
電子シャッター撮影時において最大30コマ/秒の連写速度を実現した一方、ローリングシャッター歪みは前モデルと比較して約40%程度まで抑制。連写速度は20コマ/秒、15コマ/秒など小刻みに設定することが可能となっている。また、シャッターボタンを押したタイミングから最大約15コマ分さかのぼって記録できるプリ連続撮影機能を備える。
動画撮影においては、フルサイズ画角での8K/60p RAWのカメラ内記録や、4K/60p、フルHD/240p MP4の記録に対応。フルの水平画角そのままを記録できる4K/60p SRAWにも対応する。前述のとおり動画撮影しながら最大約7.5コマ/秒で静止画の同時撮影が可能となっているほか、動画撮影ボタンを押す3 - 5秒前までさかのぼって映像を記録する「プレ記録」機能を搭載した。
カメラ内には5軸手ブレ補正機構を備え、対応するRFレンズの装着時にはカメラ内/レンズ手ブレ補正それぞれ協調制御を行うことで、最高8.5段分の手ブレ補正効果が得られるとする。
本体外装には軽量/高剛性のマグネシウム合金を採用し、前モデルと同等の防塵防滴性を備える。動画撮影中を分かりやすく示すタリーランプ、既存モデル「EOS R6 mark II」と共通の新世代マルチコントローラーの搭載など、操作性も改良を重ね、さらに新型バッテリーパック「LP-E6P」の採用により静止画で約630枚の連続撮影を実現している。
ファインダーは、前モデルと比較して輝度約2倍に向上した約576万ドット/倍率0.76倍の電子ビューファインダーを新搭載。映像出力としてHDMI Type-A端子も備えた。記録メディアはCFExpress/SDカードデュアルスロットを搭載する。
別売アクセサリーとして、遮光性の高い大型アイカップ、レインカバーなどをラインナップし、様々な環境での撮影をサポート。また、縦位置撮影もサポートするバッテリーグリップ、冷却性能を高めるクーリングファンも用意し、長時間撮影のニーズに対応する。
・ボディ:税込654,500円前後
・RF24 - 105 L IS USM レンズキット:税込808,500円前後
2020年発売「EOS R5」の後継機として、本日同時発表となる “EOR Rシステム” フラグシップ「EOS R1」と同等の技術を複数搭載し、大幅な進化を図ったモデル。自然風景やスポーツなどの静止画撮影から、報道や映像制作など動画撮影まで幅広いシーンを1台でカバーできる撮影性能と機動性を兼ね備えるとする。
新開発の裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、有効画素数は約4500万画素。静止画撮影時の常用ISO感度は100 - 51200で、カメラ内アップスケーリング機能により最大約1億7900万画素の高精細画像を生成、トリミングすることも可能。同様に、カメラ内でRAWデータからノイズ低減画像を生成する「ニューラルネットワークノイズ低減」機能も内蔵した。
新開発の映像エンジンシステム「Accelerated Capture」を採用。既存の映像エンジン「DIGIC X」に加え、新たに開発した「DIGIC Accelerator」という2つ目の映像エンジンを搭載。DIGIC AcceleratorはAF/AE検出をはじめとする解析処理を専門に受け持つことで大量のデータをセンサーからキャプチャー可能となり、高速撮影や高速AF、さらには動画撮影中の静止画同時撮影なども実現している。
AF性能も向上。EOS R1のクロスAFには非対応なものの、人物、動物、乗り物などAF追尾の対象となる被写体の種類が拡大。サッカーのシュートなど、スポーツの決定的瞬間を検知しピントを合わせる「アクション認識」、事前に登録した任意の人物にフォーカスを合わせ続ける「登録人物優先AF」などをサポートした。
視線を検出してフォーカスを定める「視線入力AF」も、従来機「EOS R3」からさらにブラッシュアップした上で搭載。検出フレームレートを2倍に高めたことをはじめ、検出アルゴリズムの改善、センサーや光源LEDの性能向上などを行い、目の位置がずれた場合や眼鏡を着用している場合の検出精度を高めている。
電子シャッター撮影時において最大30コマ/秒の連写速度を実現した一方、ローリングシャッター歪みは前モデルと比較して約40%程度まで抑制。連写速度は20コマ/秒、15コマ/秒など小刻みに設定することが可能となっている。また、シャッターボタンを押したタイミングから最大約15コマ分さかのぼって記録できるプリ連続撮影機能を備える。
動画撮影においては、フルサイズ画角での8K/60p RAWのカメラ内記録や、4K/60p、フルHD/240p MP4の記録に対応。フルの水平画角そのままを記録できる4K/60p SRAWにも対応する。前述のとおり動画撮影しながら最大約7.5コマ/秒で静止画の同時撮影が可能となっているほか、動画撮影ボタンを押す3 - 5秒前までさかのぼって映像を記録する「プレ記録」機能を搭載した。
カメラ内には5軸手ブレ補正機構を備え、対応するRFレンズの装着時にはカメラ内/レンズ手ブレ補正それぞれ協調制御を行うことで、最高8.5段分の手ブレ補正効果が得られるとする。
本体外装には軽量/高剛性のマグネシウム合金を採用し、前モデルと同等の防塵防滴性を備える。動画撮影中を分かりやすく示すタリーランプ、既存モデル「EOS R6 mark II」と共通の新世代マルチコントローラーの搭載など、操作性も改良を重ね、さらに新型バッテリーパック「LP-E6P」の採用により静止画で約630枚の連続撮影を実現している。
ファインダーは、前モデルと比較して輝度約2倍に向上した約576万ドット/倍率0.76倍の電子ビューファインダーを新搭載。映像出力としてHDMI Type-A端子も備えた。記録メディアはCFExpress/SDカードデュアルスロットを搭載する。
別売アクセサリーとして、遮光性の高い大型アイカップ、レインカバーなどをラインナップし、様々な環境での撮影をサポート。また、縦位置撮影もサポートするバッテリーグリップ、冷却性能を高めるクーリングファンも用意し、長時間撮影のニーズに対応する。