• ブランド
    特設サイト
公開日 2011/01/20 19:39

凸版印刷ら3社がクラウド型電子書籍ストア「BookLive!」を立ち上げ − ID連携でコンテンツ管理の利便性を向上

今年2月上旬にサービススタート
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
凸版印刷(株)とインテル(株)、(株)ビットウェイは、電子書籍市場の早期拡大に向けて協力することで合意。本日都内にて3社共同記者会見を開催した。

会見に出席し握手を交わす一同。左から凸版印刷・大湊氏、ビットウェイ・小林氏、同・淡野氏、インテル・宗像氏、インテルキャピタルジャパン・出川氏

(株)ビットウェイは凸版印刷の子会社で、1997年にPC向け電子書籍サイト「ビットウェイブックス」をスタートして以来、携帯電話向電子書籍事業、海外配信事業などを行ってきた実績を持つ。

今回ビットウェイは凸版印刷、インテル コーポレーションがグローバルに展開する投資部門・インテル キャピタルから第三者割当増資を通じた投資を受ける予定。その調達資金をもとに、(株)BookLive(ブックライブ)を新たに設立し、電子書籍事業を強化。2011年2月上旬に、クラウド型電子書籍ストア「BookLive!」の運営をスタートする。

ビットウェイは凸版印刷とインテルの協力を得て電子書籍事業を拡大する

各社の関わり

■クラウド型電子書籍ストア「BookLive!」のサービス概要

2月上旬の「BookLive!」オープン時には、コミックや小説、実用書などを中心に約3万点のコンテンツを用意する。今後は雑誌や写真集など取り扱い分野を拡充させ、2011年春までには10万点にまで増やす予定であるとのこと。さらに(株)日経BPと協業し、新たな電子雑誌の開発も行う予定。2015年には売上で約600億円を見込んでいる。

最大の特徴は、ID連携を行い、購入したコンテンツをタブレットPCやスマートフォン、ブックリーダーなど様々な端末で閲覧できる点(「しおり」機能も備え、端末が変わっても前回読み終わったところから読み進めることができる)。また、提携する複数の電子書籍販売サイトで購入したコンテンツを「My書庫」というかたちで一元管理できる点だ。

提携先から購入したコンテンツは、様々な端末を使って読むことができる

複数サイトから購入したコンテンツを一元管理することもできる


webブラウザからマイページにアクセスして利用する

「My書庫」のイメージ
さらに、.bookやXMDF、ePUBなど国内の主要電子書籍フォーマットをBookLiveのビューアーで閲覧することができるので、統一されたUIのもと便利に使うことができるのもメリット。必要に応じて新たなフォーマットに対応することも可能とのことで、現在(株)ブックリスタと連携しコンテンツの取り次ぎ事業を行っているが、今後(株)紀伊國屋書店やシャープ(株)などに向けても対応するかたちで協議しているとのことだ。

フォーマットの違うコンテンツをひとつのビューワーで見ることができる

BookLive代表取締役社長に就任予定の淡野氏は、上記のようなメリットを説明。「誌面も、動画などを組み合わせた新しい表現ができる。新しい電子書籍表現を実現するため、インテルマイクロプロセッサーの最新機能を活かした高度な表現手法の開発も進めていきたい」と語った。

BookLive代表取締役社長に就任予定の淡野 正氏

「BookLive!」で販売されるコンテンツのイメージ。会場では東芝やオンキヨーのタブレットデバイスなどを使ってデモ展示が行われた

【新会社の概要】(予定)
・会社名:株式会社BookLive(英文表記:BookLive Co.,Ltd)
・設立日:2011年1月28日
・出資金:32億円
 (資本金16億円、資本準備金16億円/出資比率:ビットウェイ100%子会社)
・代表取締役社長:淡野 正(現ビットウェイ常務取締役)

【「BookLive!」賛同企業】
●出版社
(株)講談社
(株)集英社
(株)小学館
(株)新潮社
(株)日経BP
(株)文藝春秋

●電機メーカー
(株)東芝
日本電機(株)
オンキヨー(株)
ASUS JAPAN Inc.
Dell Japan Inc.
HTC Corporation
LG Electronics JAPAN Inc.
Samsung Electronics Co.,Ltd.

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 レコードプレーヤーは “2強” テクニクス「SL-1500C」&デノン「DP-3000NE」がつばぜり合い<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング10月>
2 評論家も驚く実力派サウンドバーがこの価格? JBL「BAR 1000/800」がAmazonブラックフライデーで激安!
3 【プロレビュー有】老舗デノンの技術が結集! “音が良いサウンドバー”代表選手「DHT-S218」の魅力に迫る!
4 Amazonブラックフライデー、Shanlingの多機能プレーヤー・iBassoのUSB-DAC/アンプも狙い目
5 Hey! Say! JUMP、全曲サブスク解禁。最新アルバム「H+」含む全349曲が聴き放題に
6 独自技術を結集したPolk Audioの最高峰「R700」に迫る徹底レビュー
7 Bang & Olufsen、ANCを強化した完全ワイヤレスイヤホン「Beoplay Eleven」
8 【レビューあり】「ビクター史上、最高傑作」から高コスパ機まで。どれを買うべき?ビクター製イヤホン2024年モデル総まとめ
9 「Sonos Ace」レビュー。美しいデザインに高いノイキャン性能、そして音質…完成度の高さにVGP審査員が唸った
10 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング10月 番外編>
11/28 10:35 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX