• ブランド
    特設サイト
公開日 2022/07/27 18:46

PlayStation VR2の機能公開。“プレイ中の自分の姿を配信”やシースルービューなど【Gadget Gate】

実際のUIが初公開
多根清史
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、ついに次世代VRヘッドセット「PlayStation VR2」のソフトウェア体験につき詳細を明らかにした。これまでハードウェアの仕様や、発売時に20作以上の「主要」タイトルを用意するとは発表されていたが、実際のUI(ユーザーインターフェース)を公開したのは初めてのことだ。

Image:Sony Interactive Entertainment

その中でも注目の1つが、自分のプレイ中の姿を配信できることだ。別売りのPS5用HDカメラをPS5に接続すれば、ボス戦で繰り広げられる動きやリアクションをリアルタイムで共有できるという。一般的に、VRゲームをプレイしている姿は他人に見られたくない印象もあるが、慌てふためきも再生回数増につながるYouTuberにとっては待望の機能かもしれない。

また新機能「シースルービュー」では、ヘッドセットを装着しながらでも自分の周囲を見渡せるという。つまり被っている状態でも、床に落としたPlayStation VR2 Senseコントローラーを探せるというわけだ。こうした事態は、VRヘッドセットのヘビーユーザーにとって「あるある」であり、ストレスを減らす配慮といえる。

Image:Sony Interactive Entertainment

この仕組みは、ヘッドセット正面に埋め込まれたカメラにより実現される。ファンクションボタンを押し込むなどすることで、周囲の映像とPS VRのプレイ画面を切り替えできるとのことだ。

またPS VR2内蔵のカメラと、PS5とPS VR2 Senseコントローラーにより周囲をスキャンし、プレイエリアをカスタマイズできるという。Meta Quest 2で言うところの、「ガーディアン」(動ける範囲のマーキング)に相当し、モノにつまずいたり、家具にすねをぶつけることを防ぐ機能だ。

ゲームプレイ中に、設定したプレイエリアの境界線に近づくと、それが画面に表示されてプレイヤーに警告する。また一度設定したプレイエリアは保存され、同じ場所で遊ぶ場合は設定し直す必要がない…という仕様も、ほぼQuest 2と同じと思われる。

Image:Sony Interactive Entertainment

ちなみにQuest 2のガーディアン設定は、当初はコントローラーで動けるエリアを線引きしていく方法に限られていたが、現在では素手によるハンドトラッキングにも対応している。PS VR2は「コントローラーありき」のようだが、発売後のアップデートで改良されていくのかもしれない。

さらにVR以外の使い道として、「シネマティックモード」も紹介されている。これは仮想空間上の巨大な画面で、PS5のUIやVR非対応の通常のゲームおよびコンテンツを楽しめるという、既存のVRヘッドセットでもお馴染みのモードだ。解像度は1,920×1,080でHDRに対応し、周波数は24/60Hzまたは120Hzになるとのこと。そしてVR対応コンテンツは4,000×2,040となり、HDRと90Hz/120Hzの表示が行える。

なお今回もソニーは、PS VR2の発売時期に触れていない。有名アナリストのMing-Chi氏は2023年初めの発売を予想しているものの、やはりPS5の周辺機器という位置づけだけに、PS5自体の品不足を解消できないうちは、発売時期を決めるのは難しそうだ。

Source: Playstation Blog

テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」のオリジナル記事を読む

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 Amazonブラックフライデー、本セールが29日午前0時スタート!先行セールと何が違う?
2 ついに始まった日本版Qobuz! 運営が語る“音楽好きに愛される”ハイレゾサブスクの魅力とは
3 プロが判定「これは買い」。 JBLの最新TWS「LIVE BEAM 3/BUDS 3」が1万5千円切りに!Amazonブラックフライデー
4 「10万円台」「ハイコスパ」AVアンプ/HDMIプリメインをガチ比較!デノン/マランツの厳選モデルを一斉レビュー
5 「今、売れているオーディオアクセサリー」<売れ筋ランキング10月 番外編>
6 オーディオテクニカの開放型ヘッドホン徹底比較!「ATH-ADX3000」「ATH-ADX5000」の差に迫る
7 独自技術を結集したPolk Audioの最高峰「R700」に迫る徹底レビュー
8 「Sonos Ace」レビュー。美しいデザインに高いノイキャン性能、そして音質…完成度の高さにVGP審査員が唸った
9 大画面の歴史を塗り替える “ビッグサイズ・4K Mini LED液晶レグザ”、「Z990Rシリ ーズ」「Z770Nシリーズ」はプロも認める映像体験
10 選挙がオーディオ店の集客にも影響も本当に良い製品には関係なし<販売店の声・売れ筋ランキング10月>
11/29 10:32 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX