• ブランド
    特設サイト
公開日 2019/11/28 18:02

ビジネスチャットにビデオ会議を連携して活用できる新ビジネスツール「LINC Biz」サービス開始

シャープ子会社「AIoTクラウド」提供
PHILE WEB ビジネス編集部・竹内純
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
シャープの子会社として独立、10月1日より業務をスタートした株式会社AIoTクラウドは、ビジネスチャットとビデオ会議をオールインワンで実現したビジネスコミュニケーションサービス「LINC Biz(リンクビズ)」の提供を、本日11月28日よりスタートした。

既存のビジネスチャットに対し、ビデオ会議との連携で差別化図る

■ビデオ会議とシームレスに連携

「Slack」「chatwork」「Microsoft Teams」「LINE WORKS」「Talknote」など、ビジネスチャットではすでにさまざまなサービスが提供されている。後発となる「LINC Biz(リンクビズ)」の差別化ポイントは、冒頭でも述べた通り、ビジネスチャット機能に加えて音声・ビデオ会議機能が搭載され、両者をシームレスにストレスなく利用できること。

シャープの子会社として独立した株式会社AIoTクラウド。文字通り、AIoTプラットフォーム事業とクラウドソリューション事業を手掛ける。「LINC Biz」は後者のサービス第1弾

ビジネスチャット機能では、テキストでのメッセージのやり取りはもちろん、資料・静止画・動画などの各種情報を、ドラッグ&ドロップの簡単操作で手軽に共有可能。ダイレクトメッセージ、メッセージ検索、通知などの機能を備え、スマートフォン用のアプリも用意する。

スマートフォン用のアプリも用意

最大の特長であるビジネスチャットと音声・ビデオ会議の連携では、例えば、ビジネスチャットで打ち合わせを行っていて、もっと詳細にビデオ会議で内容を詰めたいという時、ビデオ会議を招集する者が案内メッセージを発信すると、メッセージを受信した参加者は、会議案内メッセージにある「会議に入る」のボタンをクリックするだけで、音声・ビデオ会議に参加することができる。

ビジネスチャット上で共有していた資料は音声・ビデオ会議でも使用可能。ホワイトボード機能を備えており、各自の端末から、ペン機能やテキスト入力機能を使ってメモやアイデアを自由に書き込むことができる。また、取引先などとの打ち合わせで、相手がLINC Bizを導入していなくても一時的に音声・ビデオ会議への参加を可能とするゲスト招待機能も搭載する。

導入企業の要望に合わせ、ビジネスチャットをベースにした拡張機能の提供もできる。例えば、チャットによる複数の現場との情報共有を可能とすれば、販売員やフィールドサポートなど現場スタッフとのコミュニケーションをさらに強化することが可能だ。チャット上で報告書の提出や業務報告の自動集計、さらに社内問い合わせを自動で回答するFAQチャットポッドの構築も行える。

■業務効率化、働き方改革へ貢献

後塵を拝してビジネスチャット市場へ参入したAIoTクラウド。同社代表取締役社長・赤羽良介氏は、「日本全国に5つの拠点を構えて10月1日に立ち上がったが、拠点間で行うメールでの情報交換は、情報は断片的、議論は断続的で、経緯を追うこともできず限界を痛感した。そこで、既存のビジネスチャットツールを導入したのだが、効率を高めるためにはシャープ全社2万人への導入が不可欠。そうなると莫大なコストがかかる。またチャットでの議論がビデオ会議に分断されるなど使い勝手の悪さにも不満があり、自ら開発することを決意した」と経緯を説明した。

株式会社AIoTクラウド 代表取締役社長・赤羽良介氏

開発陣はおよそ10名。およそ1年にわたり、約200名の社員が実際に使用しながら、改良を重ねて完成に至った「LINC Biz」。「メール数の減少、コミュニケーションの活発化、情報共有の浸透などで改善効果を実感している」と業務の効率化、働き方改革への成果をアピールした。

業務コミュニケーションの活発化や迅速な意思決定を目的に、企業では最新のITシステム導入に積極的な姿勢を見せるが、その実情は、チャット導入率23.6%。ビデオ会議導入率32.6%と決して高くはない。米国、英国、ドイツなどではいずれもほぼ5割を超えており、「国内市場にはまだまだ伸びしろがある。300人未満の技術・開発系の中小企業をメインターゲットに、これからのビデオチャット市場の成長分を獲得していきたい」と意気込みを示す。今後、APIの公開等も検討している。

本日11月28日よりよりサービスの提供をスタート。WEBからの申し込みですぐ利用することができる。料金プランは、LINC Biz「フリープラン」(利用料金:1ユーザー ¥0/月、チャンネル数:最大15、ストレージ容量:2GB、同時ビデオ会議数:1※最大3接続)は本日より提供開始。また、1月には「スタンダードプラン」(利用料金:1ユーザー ¥350/月、チャンネル数:制限なし、ストレージ容量:契約数×1GB、同時ビデオ会議数:2以上)の提供開始を予定する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
2 連載:世界のオーディオブランドを知る(3)日本発ブランドの象徴「デノン」の歴史を紐解く
3 ボーズ、ながら聴きTWS「Bose Ultra Open Earbuds」にさらに新色。計7色のカラバリを用意
4 FX-AUDIO-、ヘッドホンアンプ/プリアンプとしても使えるコンパクトDAC「DAC-T3J」。税込7480円
5 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.1】10000円未満のオススメは?
6 日本発、高コスパイヤホン新本命。final「ZE3000SV」は機能充実、そして何より音が良い!
7 BenQ、ノングレアIPSパネル搭載のプログラミング向け31.5型4Kモニター「RD320U」
8 e☆イヤホン、2025年「福耳袋」を12/20から順次販売開始。スタッフセレクト袋や100万円の「超福耳袋」も
9 装着性が向上してさらに進化! “ハイルドライバー” AMT搭載のオープン型ヘッドホン「HEDDphone TWO」を聴く
10 【インタビュー】エソテリックとティアック、進化し続ける2ブランド。世界にアピールする技術力でオーディオを推進
12/18 9:21 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2024年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年夏版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX