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公開日 2024/09/25 10:04

ソニーINZONE、第2世代4K液晶ゲーミングモニター「M9 II」。リフレッシュレートや画質など強化

残像感を抑える「バックライトスキャニング」など新搭載
編集部:成藤 正宣
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ソニーは、同社ゲーミングブランド “INZONE(インゾーン)” から、直下型LEDバックライトを採用した27型 4K液晶ゲーミングモニター「M9 II」を、10月25日(金)に発売する。価格はオープンだが、市場では税込132,000円前後での実売が予想される。

「INZONE M9 II」

2022年に発売した「M9」の後継に位置づけられる、美麗なグラフィックが楽しめる1人用ゲームをはじめ、さまざまなジャンルのゲームを楽しむコアゲーマーに焦点をあてた4K液晶モデル。最大リフレッシュレートを144Hzから160Hzに強化し、画質のさらなる向上、スタンドの改良など、さまざまなブラッシュアップを行っている。

画質から使い勝手まで、さまざまな面をブラッシュアップした第2世代の4K液晶ゲーミングモニター

同社テレビ “BRAVIA(ブラビア)” で培った高画質技術を投入しており、バックライトには直下型LED部分駆動を採用。夜景のシーンやエフェクトが眩しく発光するシーンのように、一般的な液晶モニターでは画面全体が白っぽくなったり、逆に暗く潰れてしまうような映像でも、明るい部分と暗い部分をクッキリと描き分けることが可能だとする。

パネル表面はアンチグレア仕上げで、解像度は3,840×2,160、ピーク輝度は750cd/m2、コントラスト比は80,000:1、色域はDCI-P3 95%以上をカバー。上下左右視野角は178度となる。VESAの定めるモニターのHDR表示性能を表す規格、DisplayHDR600認証も取得する。

上から見た厚み

本モデルでは、LED部分駆動を前モデルより “ダイナミックな制御” に変更。これにより、映像の暗い部分は一層引き締まった深い黒で表現することが可能になり、高コントラストで奥行き感のある映像が体験できるという。加えて、コントラストがやや落ちるかわりに、動きの激しい映像における残像感を、画面全体で大幅に低減する「バックライトスキャニング」機能を搭載した。

特に動きの激しいアクションゲームやFPSなどでは、「バックライトスキャニング」機能をオンにすることで残像感を大幅に抑えられる

画質モードも前モデルから拡充。SDR用モードとしてMOBA/RTS、RPG、sRGB、HDR用モードとしてCinema、Game、RPGの計6つを追加しており、表示するコンテンツの臨場感をさらに強調することができるとしている。

新機能として、表示領域を24.5型相当に縮小させる「24.5インチモード」を搭載。プロeスポーツシーンにおいて、画面全体を一目で見渡せる24.5型モニターが主流となっていることを受けたもので、縮小した映像を中心に配置する “センター寄せ”、画面下側に配置する “ボトム寄せ” の2通りの表示を選択できる。

「24.5インチモード」センター寄せ表示に切り替えたところ。モニター設定も変化するため、ゲームプレイ中に切り替えた場合は再起動が推奨される

映像の暗部を見やすく調整するブラックイコライザー、クロスヘア表示、タイマー、フレームレートカウンターといったゲーミングアシスト機能も搭載。映像モードやゲーミングアシストの切り替え、モニター設定は、内蔵メニューはもちろん専用PCソフト「INZONE Hub」からも操作できる。

スタンドは、前モデルユーザーからの意見をフィードバックして構造を刷新。キーボードやマウスと干渉しにくいコンパクトな接地面はそのままに、より安定性の高いデザインへと磨きをかけた。本体色も、ゲーミング製品との統一感を出しやすいブラックに変更している。画面の高さや向きについては、高さは130mm、前後角度は-5度から+25度、左右スイーベル角は180度の範囲で調整できる。

前モデルのコンセプトは受け継ぎつつ、スタンドの形状を刷新

キーボードやマウスに干渉しにくく、かつ前モデルよりも安定性などを高めた

インターフェースは、DisplayPort 2.1を1基、HDMI2.1を2基、USB Type-B(アップストリーム)を1基、USB Type-A(ダウンストリーム)を2基搭載。3.5mmヘッドホン出力、ソフトウェア・アップデート用USB Type-A1も備える。背面には100×100mmのVESAマウントも装備する。標準消費電力は100W。スタンドを含む外形寸法は約615W×528H×211Dmm、質量は約6.4kg。

本体側面

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