公開日 2011/07/14 17:10
月定額で100万曲が聴き放題!− auの「LISMO unlimited」はどこまで使えるか?
ラインナップの充実度、3G時の再生安定性もチェック
KDDIがauスマートフォン向けに6月14日より提供を開始したクラウド型音楽配信サービス「LISMO unlimited powered by レコチョク(関連ニュース)」。月額定額料1,480円(税込)を支払うと、配信中の音楽をストリーミング再生で何曲でも聴けるというサービスだ。
定額制で聴き放題のクラウド音楽配信といえばNapstarが有名だが、国内では撤退して既に1年ほどが経過している。また、携帯キャリアが提供する同種のサービスとしては、Napstarと提携したドコモの「うた・ホーダイ」などがあったが、いわゆるガラケー向けで、これも同社の撤退と共に終了している。
最近アナウンスされたものでは、ソニーの音楽版「Qriocity」も定額制の聴き放題サービスだ。世界的に存在感を増してきているが、これはまだ日本ではサービスが開始されていない。
つまり日本においては、LISMO unlimitedのような聴き放題型の音楽配信サービスは珍しい存在なのだ。
だがLISMO unlimitedはauのスマホ専用サービスということもあり、まだ一般的な認知度は高いとはいえない。テレビや電車などで小林克也氏の広告も展開されてはいるが、いったいどういうサービスなのか知らないという方も多いのではないだろうか。というわけで今回は、本サービスを使用してみたIS03ユーザーの記者が「LISMO unlimitedで一体何ができるのか」をご紹介しようと思う。
■LISMO unlimitedとは?
まずサービスの概要を簡単に確認しよう。LISMO unlimitedは、同じ“クラウド型サービス”でも、サーバー上の音楽データをネットワーク経由でユーザーが使用する、いわゆる「ロッカー型」とは異なる、「聴き放題型」の音楽配信サービスだ。ユーザーは、KDDIがサーバーに用意した音楽ファイルに、スマホ端末からネットワークを介してアクセスする。楽曲再生は、端末にファイルをダウンロードせず、逐次データを再生する、いわゆるストリーミング形式を採用している。
ネットワーク接続は、Wi-Fiだけでなく、3G回線でも利用できる。ストリーミング形式の場合、楽曲データを端末にダウンロードする必要が無いため、音楽を聴くためにローカルストレージの容量を気にしなくて良いという利点がある。しかし一方で、電波が弱かったり圏外だったりなど、通信環境が悪い場合は、サービスそのものが利用できないといった問題があることも事実だ。
サービスに対応するのはauのスマートフォン限定。配信楽曲のコーデックはMP3で、ビットレートは128kbps。曲目はサービス開始時点で約100万曲を用意しており、月定額でいくらでも聴き放題となる。
月額定額料は、先述の通り1,480円(税込)。決済方法がKDDIのキャリア課金「au かんたん決済」に対応しているのは利点の1つだろう。
■基本操作などの仕様を確認
次に、auスマートフォンの中でLISMO unlimitedに対応する機種を確認したい。対応機器は今後順次拡大させていくとのことだが、現在のところはIS03以降のauスマホ国内端末計8モデル(詳細はこちら)が対応可能となっている。IS06やHTC EVOなどのグローバル端末は対応していない。
サービスの利用には、まずAndroid marketまたはau one Marketで無償提供されている専用アプリ「LISMO unlimited」を端末にインストールする。本サービスのユーザー登録は、auユーザーがKDDIの各サービス使用時に任意で設定する「au one-ID」で行うので、設定していない場合は新規登録が必要となる。
メニューは下部のアイコンから切り替える。一番左のアイコンは「ライブラリ」で、タップすると自分が聴いた曲名やアーティスト名、一度再生して端末のSDカードにキャッシュされた曲の一覧などが表示される。
続いて、本サービスを使用する上で気になるであろう「どういう曲が配信されているか」という点をレポートしたい。
定額制で聴き放題のクラウド音楽配信といえばNapstarが有名だが、国内では撤退して既に1年ほどが経過している。また、携帯キャリアが提供する同種のサービスとしては、Napstarと提携したドコモの「うた・ホーダイ」などがあったが、いわゆるガラケー向けで、これも同社の撤退と共に終了している。
最近アナウンスされたものでは、ソニーの音楽版「Qriocity」も定額制の聴き放題サービスだ。世界的に存在感を増してきているが、これはまだ日本ではサービスが開始されていない。
つまり日本においては、LISMO unlimitedのような聴き放題型の音楽配信サービスは珍しい存在なのだ。
だがLISMO unlimitedはauのスマホ専用サービスということもあり、まだ一般的な認知度は高いとはいえない。テレビや電車などで小林克也氏の広告も展開されてはいるが、いったいどういうサービスなのか知らないという方も多いのではないだろうか。というわけで今回は、本サービスを使用してみたIS03ユーザーの記者が「LISMO unlimitedで一体何ができるのか」をご紹介しようと思う。
■LISMO unlimitedとは?
まずサービスの概要を簡単に確認しよう。LISMO unlimitedは、同じ“クラウド型サービス”でも、サーバー上の音楽データをネットワーク経由でユーザーが使用する、いわゆる「ロッカー型」とは異なる、「聴き放題型」の音楽配信サービスだ。ユーザーは、KDDIがサーバーに用意した音楽ファイルに、スマホ端末からネットワークを介してアクセスする。楽曲再生は、端末にファイルをダウンロードせず、逐次データを再生する、いわゆるストリーミング形式を採用している。
ネットワーク接続は、Wi-Fiだけでなく、3G回線でも利用できる。ストリーミング形式の場合、楽曲データを端末にダウンロードする必要が無いため、音楽を聴くためにローカルストレージの容量を気にしなくて良いという利点がある。しかし一方で、電波が弱かったり圏外だったりなど、通信環境が悪い場合は、サービスそのものが利用できないといった問題があることも事実だ。
サービスに対応するのはauのスマートフォン限定。配信楽曲のコーデックはMP3で、ビットレートは128kbps。曲目はサービス開始時点で約100万曲を用意しており、月定額でいくらでも聴き放題となる。
月額定額料は、先述の通り1,480円(税込)。決済方法がKDDIのキャリア課金「au かんたん決済」に対応しているのは利点の1つだろう。
■基本操作などの仕様を確認
次に、auスマートフォンの中でLISMO unlimitedに対応する機種を確認したい。対応機器は今後順次拡大させていくとのことだが、現在のところはIS03以降のauスマホ国内端末計8モデル(詳細はこちら)が対応可能となっている。IS06やHTC EVOなどのグローバル端末は対応していない。
サービスの利用には、まずAndroid marketまたはau one Marketで無償提供されている専用アプリ「LISMO unlimited」を端末にインストールする。本サービスのユーザー登録は、auユーザーがKDDIの各サービス使用時に任意で設定する「au one-ID」で行うので、設定していない場合は新規登録が必要となる。
メニューは下部のアイコンから切り替える。一番左のアイコンは「ライブラリ」で、タップすると自分が聴いた曲名やアーティスト名、一度再生して端末のSDカードにキャッシュされた曲の一覧などが表示される。
続いて、本サービスを使用する上で気になるであろう「どういう曲が配信されているか」という点をレポートしたい。